たべたりだしたりこなしたり
| TOP | inawara.com | わたしの食事PJ | 水底亭厨房 | はるのSF書評 |

« 2004年9月 | TOP | 2004年11月 »

10月01日金曜日 栗ごはん (はる食日記)

10月1日(金)
晴れ。水底外出。自宅で仕事。洗濯する。夜、プールに行く。
昼、ピーナツ味噌汁とごはんを食べる。
夜、水底が用意した。水底、コロッケを買ってくる。昨日から生のトマトと煮込んでいた牛テール肉がいい具合になる。ビーフシチューである。 牛肉がとろとろに煮込まれた。トマトと日本酒と塩なのに、ワインを入れたようなコクがある。不思議だ。遅ればせながら栗ごはんを炊く。 大根のさらだと茹でいんげん添え。

購入:コロッケ。

食:14時、ごはん、ピーナツ味噌汁。
食:22時、栗ごはん、ピーナツ味噌汁、ビーフシチュー、コロッケ、大根サラダ、茹でいんげん、鉄火味噌、キムチ。

1001-1 1001-2 1001-3 1001-4

| カテゴリ:はる食日記 | 栗ごはん | 2004年10月 1日

10月02日土曜日 現代の求道者 (はる食日記)

10月2日(土)
晴れ。本日も晴れて気持ちがよい。少し暑いぐらい。洗濯する。自宅で仕事。
大リーグ・マリナーズのイチロー選手が259本目のヒットを放ち、メジャーリーグ最多安打となる。努力とか、自分の能力を自分で活かすとか、 そういう本当は大切なことを体現する現代の求道者というところか。
昼、水底がパスタを茹でる。昨日のビーフシチューでビーフトマトパスタ。美味。いただき物の手作りパンを添えて食べる。
夜は、私が豚汁をこしらえる。豚のスペアリブがあったので、じっくりと煮込む。まず、豚肉とごぼう、人参、玉葱、大根、干し椎茸、 油揚げに生姜少々をしっかりと長い時間をかけて煮込む。その後、里芋、さつま芋、じゃが芋を煮込み、最後に葱と豆腐を煮込んで味噌を入れる。 お好みで一味唐辛子や柚子胡椒を入れて食べる。骨からだしがでてとてもおいしい。水底曰く、豚汁はごぼうが決めてという。なるほど、 ごぼうの香りと豚の香りがよい具合になるのだ。

購入:納豆、ヨーグルト、りんごジュース、みかんジュース、ゼリー

いただきもの:パン各種。

食:15時、トマトビーフパスタ、パン。
食:23時、栗ごはん、豚汁、納豆、ししとう炒め、キムチ。

1002-1 1002-2 1002-3 1002-4

| カテゴリ:はる食日記 | 現代の求道者 | 2004年10月 2日

10月03日日曜日 一晩寝かせた豚汁もまた美味 (はる食日記)

10月3日(日)
雨。そこそこに強い雨が降り続ける。
昼、昨日の残りを食べる。一晩寝かせた豚汁もまた美味。どんな作り方をしても、豚汁は豚汁の香りがするし、カレーはカレーの香りがする。 不思議なことである。
夜はごはんを炊き、味噌汁を仕立てる。味噌汁は、いりこ、大根、油揚げ、小松菜。竹輪の磯辺揚げとピーマンの天ぷらをちょっとだけこしらえる。 久しぶりにきんぴらごぼうをつくる。味付けは日本酒と醤油だけ。ごぼうや人参の香りがよい季節となった。これからもっとおいしくなる。

食:15時、栗ごはん、豚汁、キムチ、鉄火味噌、納豆。
食:23時、ごはん、味噌汁、きんぴらごぼう、磯辺揚げ、ピーマンフライ、鉄火味噌、キムチ。

1003-1 1003-2 1003-3 1003-4

| カテゴリ:はる食日記 | 一晩寝かせた豚汁もまた美味 | 2004年10月 3日

10月04日月曜日 秋刀魚の缶詰 (はる食日記)

10月4日(月)
雨。昨日からずっと雨で寒い。新宿に所用で向かう。帰宅後、プールに行く。
朝、コーヒーとパン。夕方、かけうどんを新宿で食べる。
夜、水底が、葱と揚げ玉の味噌汁をこしらえる。秋刀魚の缶詰をあける。ごはんを食べる。

食:11時、パン、コーヒー。
食:18時、かけうどん。
食:24時、ごはん、味噌汁、秋刀魚缶詰、きんぴらごぼう、鉄火味噌、納豆、キムチ。


1004-1 1004-2 1004-3

| カテゴリ:はる食日記 | 秋刀魚の缶詰 | 2004年10月 4日

10月05日火曜日 自家製のトマトケチャップ (はる食日記)

10月5日(火)
雨。大雨。寒い1日となる。プールに行くのもやめる。ずっと自宅にて仕事。水底、ピザトーストをこしらえる。ソーセージとピーマン、 自家製トマトソースにモッツァレラチーズである。当然それだけではたりないので、夕方うどんを茹でることとなる。いりこでだしをとり、ごま、 生姜、揚げ玉、柚子胡椒を添える。葱がない!困る。
夜、水底の自家製トマトケチャップを使ってオムレツをこしらえる。オムレツのひとつにはバジルを刻んで加える。水底は、 紫さつま芋とさつま芋の大学芋をこしらえる。なすと里芋、わかめ、ごぼうの味噌汁は私。自家製のトマトケチャップがことのほかおいしい。

食:14時、ピザトースト。
食:18時、うどん。
食:23時、ごはん、味噌汁、オムレツ、大学芋、キムチ、納豆、鉄火味噌。

1005-1 1005-2 1005-3 1005-4 1005-5

| カテゴリ:はる食日記 | 自家製のトマトケチャップ | 2004年10月 5日

10月06日水曜日 トマトがおいしいなあ ()

10月6日(水)
晴れ。久々の快晴。洗濯をして新橋の事務所へ。会議、会議、会議。プールに行けずじまい。朝、ごはんと味噌汁の残り、 それにふりかけといえば熊本名物いりこたっぷりの「御飯の友」でひや御飯を食べて出る。
夜、水底がポテトサラダをこさえる。自家製トマトソースでシンプルなスパゲッティだ。バジルと削ったチーズをかけていただく。 トマトがおいしいなあ。

購入:せんべい、とんかつソース、葱

食:10時、ごはん、味噌汁、ふりかけ。
食:22時、トマトスパゲッティ、ポテトサラダ。

1006-1 1006-2

| | トマトがおいしいなあ | 2004年10月 6日

10月06日水曜日 トマトがおいしいなあ (はる食日記)

10月6日(水)
晴れ。久々の快晴。洗濯をして新橋の事務所へ。会議、会議、会議。プールに行けずじまい。朝、ごはんと味噌汁の残り、 それにふりかけといえば熊本名物いりこたっぷりの「御飯の友」でひや御飯を食べて出る。
夜、水底がポテトサラダをこさえる。自家製トマトソースでシンプルなスパゲッティだ。バジルと削ったチーズをかけていただく。 トマトがおいしいなあ。

購入:せんべい、とんかつソース、葱

食:10時、ごはん、味噌汁、ふりかけ。
食:22時、トマトスパゲッティ、ポテトサラダ。

1006-1 1006-2

| カテゴリ:はる食日記 | トマトがおいしいなあ | 2004年10月 6日

10月07日木曜日 ごはんに力を入れる (はる食日記)

10月7日(木)
晴れ。洗濯する。プールに行く。昼、うどんを茹でる。油揚げを焼いて刻む。葱を刻み、生姜も刻む、ごまもする。醤油をかけてうどんをたぐる。
夜、ごはんに力を入れる。ごはんを炊き、豆腐とわかめの味噌汁をしたて、枝豆を茹でる。白菜、海老、干し椎茸、舞茸、生姜、にんにく、卵で、 中華風あんかけ炒めをこしらえる。隠し味はナンプラー。塩、胡椒だけのシンプルな味付けがおいしいのだ。

宅配:紅玉、蓮根、キャベツ、小松菜、白菜、枝豆、舞茸、豆腐、油揚げ、酢。

食:14時、うどん。
食:23時、ごはん、味噌汁、冷奴、海老と卵の野菜あんかけ炒め、枝豆、鉄火味噌、キムチ。


1007-1 1007-2 1007-3

| カテゴリ:はる食日記 | ごはんに力を入れる | 2004年10月 7日

10月08日金曜日 味付けごはんの日 (はる食日記)

10月8日(金)
雨。大雨。台風の接近に伴い、暴風雨となる。
昼、インスタントラーメンを久しぶりにつくる。フリーズドライ麺である。 冷凍庫にあった人参と玉葱と挽肉を炒め合わせた何かの料理の残り物と小松菜を入れる。そして、飯を焼く。キャベツ、人参、ベーコン、卵、そして、 醤油で味付けの焼きめしである。
夜、汁をこしらえる。大根、里芋、人参、ごぼう、干し椎茸、鶏肉、竹輪に薄口醤油と塩とみりん。葱を散らし、一味を散らしていただく。なぜか。 それは寿司だからである。ばらずしだ。混ぜずしだ。ちらし寿司だあ。干し椎茸、鶏肉、人参、ごぼうがたっぷり入った山の寿司だ。 寿司は水底がつくる。あわせて、秋刀魚の刺身と蓮根の酢の物をこしらえてくれた。ごはんをもりもり食べる。錦糸卵をふりながら、 海苔に巻いたりしてみたりしながら、食べる食べる。
味付けごはんの日となった。

購入:竹輪、水、チーズ、秋刀魚、ポテトチップス、ごぼう

食:15時、焼きめし、ラーメン。
食:22時、ちらし寿司、けんちん汁、秋刀魚の刺身、蓮根の酢の物、冷奴。


1008-1 1008-2 1008-3 1008-4 1008-5 1008-6

| カテゴリ:はる食日記 | 味付けごはんの日 | 2004年10月 8日

10月09日土曜日 白菜の季節 (はる食日記)

10月9日(土)
暴風雨。台風到来。朝、台風を警戒して雨戸を閉める。いつもは閉めないのだが、風が不安だからだ。
昼、昨日の残りを食べる。一晩おいたちらし寿司とけんちん汁はおいしい。
夜、菜焼きをこしらえる。竹輪があったので、竹輪と一緒に白菜焼き。今期初である。白菜の季節がはじまったなあ。今年は不作だ。心配だ。 私の白菜。
水底、台風となると猛然とごはんを炊き、おにぎりを握る。非常食である。でも、食べる。

食:12時、ちらし寿司、蓮根の酢の物、けんちん汁。
食:22時、おにぎり、菜焼き、けんちん汁。

1009-1 1009-2 1009-3

| カテゴリ:はる食日記 | 白菜の季節 | 2004年10月 9日

10月10日日曜日 台風一過なのに晴れない (はる食日記)

10月10日(日)
雨。台風一過なのに晴れない。部屋の大掃除をする。
昼、水底が、キャベツ、玉葱、ベーコン、自家製トマトケチャップのスパゲッティイタリアンをこしらえる。
夜は、糠秋刀魚焼き。一昨日購入した秋刀魚を塩を混ぜた米ぬかにまぶしてあったのだ。魚の下処理は水底のお得意とするところ。 すっかりまかせてばかりである。私にとっては面倒なことでも、水底は平気なのである。魚食いの人だ。
糠のうまみと油を入れた糠秋刀魚は水気も良い加減に抜け、実に美しくおいしい。
大根おろしを添える。
ごはんを炊き、味噌汁は、大根、ごぼう、小松菜、わかめ。
さらに、豚のほほ肉があったので、すりおろしにんにく、日本酒、醤油の漬けだれに軽く揉み込んでから、キャベツと炒める。これも美味。 ちょっとごちそうになる。
部屋の大掃除で疲れたので、今日はたくさん食べた。

食:12時、スパゲッティイタリアン。
食:24時、ごはん、糠秋刀魚焼き、味噌汁、豚ほほ肉とキャベツの炒め、納豆、キムチ、鉄火味噌、梅干し。

1010-1 1010-2 1010-3

| カテゴリ:はる食日記 | 台風一過なのに晴れない | 2004年10月10日

10月11日月曜日 学校給食の試食 (はる食日記)

10月11日(月)
雨。所用で新潟日帰り出張。水底がおにぎりをこしらえてくれる。梅と鉄火味噌。
昼は、学校給食の試食。ビビンバ、わかめとえのきの澄まし汁、牛乳。久しぶりに牛乳を飲む。
夜、カレーをこしらえる。鶏手羽元を炒め、にんにく、生姜、玉葱を炒め入れ、人参、じゃが芋、かぼちゃ、ごぼう、蓮根、ししとうを入れる。 細かく1センチぐらいの四角に切って入れる。かぼちゃとじゃが芋は少し大きめで後から入れるのがこつ。おいしい。秋のカレーだ。

購入:みかんジュース、豆乳、キムチ、納豆、鶏手羽元、 チョコレート

食:7時、おにぎり。
食:12時、ビビンバ、すまし汁、牛乳。
食:23時、カレーライス、キャベツのコールスロー。


1011-1 1011-2

| カテゴリ:はる食日記 | 学校給食の試食 | 2004年10月11日

10月12日火曜日 かぼちゃとさつま芋をふかす (はる食日記)

10月12日(火)
雨。秋雨前線の影響で雨。雨、雨、雨。日本の南に熱帯低気圧がある。新橋の事務所に行く。カレーを食べて行く。
夜、水底がかぼちゃとさつま芋をふかす。これをおかずに、カレーを食べる。

食:12時、カレーライス。
食:22時、カレーライス、かぼちゃ、さつま芋、キムチ、納豆、ヨーグルト。

1012-1 1012-2 1012-3

| カテゴリ:はる食日記 | かぼちゃとさつま芋をふかす | 2004年10月12日

10月13日水曜日 台風23号TOKAGE (はる食日記)

10月13日(水)
曇り。台風23号誕生。お名前はTOKAGE(とかげ)である。その北部には熱帯低気圧。次々と台風や熱帯低気圧や温帯低気圧が生まれる。 まだまだ海水温度が高いのであろう。
午後、水底が大量のスパゲッティをゆでる。カレースパゲッティだ。
夜、鍋にする。骨付き豚スペアリブ、干し椎茸、白菜をくつくつ煮て、最後にビーフンを加える。ピエンローから鶏肉を引いたものだ。
水底は、金時豆を茹でていた。これも食べる。ごはんを食べる。骨付き肉はおいしいなあ。

食:15時、カレー、スパゲッティ、キャベツサラダ、かぼちゃ、さつま芋、ごはん。
食:22時半、ごはん、骨付き肉と白菜の鍋偏炉風。


1013-1 1013-2 1013-3 1013-4

| カテゴリ:はる食日記 | 台風23号TOKAGE | 2004年10月13日

10月14日木曜日 偏炉風鍋 (はる食日記)

10月14日(木)
曇り。肌寒い。下北沢で打ち合せ後、有楽町に行き、会合。昼、サンドイッチ。夜、飲み会。 帰宅して夜中に水底が偏炉風鍋に豆腐などを加えたものにごはんを入れて食べる。

いただきもの:黒豆、小なすの辛子漬け、金山寺納豆。

宅配:バランゴンバナナ、メークイン、里芋、大根、ごぼう、長葱、白菜、豚バラブロック、 鶏手羽元、豆腐、油揚げ、納豆、麦味噌、ぶどうジュース

食:14時、サンドイッチ、コーヒー。
食:19時、ビール、ピザ、その他諸々。
食:24時、偏炉の残り入れごはん。

1014-1 1014-2

| カテゴリ:はる食日記 | 偏炉風鍋 | 2004年10月14日

10月15日金曜日 ラーメン寿司セット (はる食日記)

10月15日(金)
佐渡に出張。東京は晴れたが強風、佐渡は晴れ。昨夜水底がおにぎりをこしらえておいてくれる。朝、新幹線でおにぎりを食べる。昼、 両津港でラーメン寿司セット、夜は、刺身定食に餃子。夜中、残っていた水底おにぎりを食べる。

食:7時、おにぎり。
食:12時、ラーメン、寿司セット。
食:19時、刺身定食、餃子。
食:24時、おにぎり。

1015-1

| カテゴリ:はる食日記 | ラーメン寿司セット | 2004年10月15日

10月16日土曜日 牡蠣フライ定食 (はる食日記)

10月16日(土)
佐渡は晴れ。朝、カップうどん。半生のカップうどんを買ってみた。なんと、うどんに油がまぶってある。しかも、 きつねうどんの油揚げの香りがつけてある。なんとなんと。そして、正直言おう、讃岐うどんの足下にもおよばないのだ。
昼、道の駅で牡蠣フライ定食。夜、お弁当、会合後、飲み会。飲み会で出た秋刀魚の煮付けが実においしかった。 九州のチャンポンの麺なしのような野菜炒めもなかなかの美味。

食:8時、カップうどん。
食:12時、牡蠣フライ定食。
食:18時、お弁当(フライもの中心)
食:22時、ビール、秋刀魚の煮付け、野菜炒めなど。


1016-1 1016-2

| カテゴリ:はる食日記 | 牡蠣フライ定食 | 2004年10月16日

10月17日日曜日 広島風お好み焼き (はる食日記)

10月17日(日)
晴れ。佐渡から東京へ。朝、両津港でそばをたべる。昼、帰宅後、水底が作ったカレーチャーハンの残りを食べる。むかごを収穫する。 東京は久しぶりの快晴だそうだ。
夜は、お好み焼き。広島風お好み焼きである。豚バラ肉、キャベツ、もやし、いりこ粉、焼きそば麺、揚げ玉、卵、それに葱なのだ。焼くのだ、 食うのだ。広島風お好み焼きってどうしてこんなにおいしいのだろう。

購入:もやし、焼きそば麺、納豆、キャベツ。

食:8時半、立ち食いそば。
食:15時、カレーチャーハン。
食:20時、広島風お好み焼き、ごはん。


1017-1

| カテゴリ:はる食日記 | 広島風お好み焼き | 2004年10月17日

10月18日月曜日 今年はごぼうが実にうまい (はる食日記)

10月18日(月)
雨。午前中は持つと思ったのだが、早々と雨が降り始め、肌寒い。プールに行く。
昼、水底がごぼうと舞茸のペペロンチーノ風スパゲッティをこしらえる。
今年はごぼうが実にうまい。柔らかく、香りもよい。台風や長雨などで葉物は質も悪く、スーパーなどでは値段が上がっているが、ごぼう、蓮根、 里芋などは美味い。今年はごぼうをたくさん食べるような予感がする。
夜は私。ごぼうと葱のマヨネーズサラダ、豆腐を揚げる(タフゴレン)、油揚げとにんにくと白菜で菜焼きにする。味噌汁には、水底の豆乳の残り、 おからを入れ、油揚げ、葱のどろどろ味噌汁にする。いただきものの黒豆を食べる。小なすの辛子漬けもいただく。辛いが美味い。

食:14時、ごぼう舞茸スパゲッティ。
食:22時、ごはん、おから味噌汁、ごぼうサラダ、菜焼き、タフゴレン、納豆、キムチ、小なすの辛子漬け、黒豆。


1018-1 1018-2 1018-3

| カテゴリ:はる食日記 | 今年はごぼうが実にうまい | 2004年10月18日

10月19日火曜日 きれいな卵焼き (はる食日記)

10月19日(火)
雨。新橋の事務所に行く。台風が近づいている。例のTOKAGEである。台風23号。どうやら上陸しそうだ。
起きて味噌汁を温め、ごはんにぶっかけて食べて出る。
帰宅すると水底がごはんをこしらえていた。きれいな卵焼きをつくっている。そして、先日水底が購入した冷凍ラーメンをとりだし、調理した。

購入:ヨーグルト、もやし

食:10時、味噌汁かけごはん。
食:21時、ごはん、ラーメン、卵焼き、キムチ、納豆、小なすの辛子漬け、黒豆。


1019-1 1019-2 1019-3

| カテゴリ:はる食日記 | きれいな卵焼き | 2004年10月19日

10月20日水曜日 台風日本上陸 (はる食日記)

10月20日(水)
雨。台風日本上陸。また、朝になってから雨戸を閉める。台風体制をとる。
昼、水底がいただきものの手作りパンをトーストし、それにマーガリンやジャムをぬって食べる。先日購入した葡萄ジュースをいただく。外は雨。
夕方、半生うどんを茹でていただく。水底は卵をのせる。私は、生姜と葱と醤油、ごまだけ。
台風が本格的になる前にと、水底ごはんを炊き、おにぎりを用意する。具は、ふりかけまぶし、梅干し、鉄火味噌である。 米と海苔の香りが部屋中にただよりたまらない。
夜、大根、ごぼう、葱、油揚げ、おからの味噌汁をしたて、おにぎりを食べる。おにぎりってどうしてたくさん食べられるのだろう。3合握って、 2合以上食べた計算になる。

食:11時、パン、チーズ、ジャム、コーヒー、葡萄ジュース。
食:18時、うどん。
食:24時、おにぎり、味噌汁、黒豆、小なすの辛子漬け、キムチ。


1020-1 1020-2 1020-3 1020-4

| カテゴリ:はる食日記 | 台風日本上陸 | 2004年10月20日

10月21日木曜日 台風は夜に霧散 (はる食日記)

10月21日(木)
曇り一時晴れ。すっきりしない天気。台風は夜に霧散したらしい。結局強い風も、雨もないままであった。19日の夜が一番ひどかったようだ。
昼、カレーチャーハンを作る。ベーコン、キャベツ、玉葱、にんにくを炒めてごはんを炒め合わせ、カレー粉と塩、醤油で味付けしたもの。 味噌汁は昨日の残り。
夜、水底が日本短角牛小間切れをつかい、里芋、ごぼう、こんにゃく、葱の芋煮をこしらえる。醤油仕立てである。久々のわが家で牛肉。 里芋がうまい。
山形のあたりでは秋に芋煮会をやるそうだが、牛肉味噌仕立てと、豚肉醤油仕立てがあるという。地域によって味付けと肉の種類が異なるそうだ。 でも、牛ならば味噌で豚ならば醤油というのは決まっているらしい。豚肉に味噌だと豚汁になるのか…。

宅配:りんご、人参、さつま芋、かぶ、蓮根、長葱、白菜、舞茸、豚スペアリブ、牛小間切れ、 鶏もも肉、さつま揚げ、豆腐、油揚げ、こんにゃく。

食:13時、カレーチャーハン、味噌汁、おにぎり、キムチ。
食:23時、ごはん、芋煮汁、冷奴、納豆、キムチ、小なすの辛子漬け、黒豆。

1021-1 1021-2 1021-3

| カテゴリ:はる食日記 | 台風は夜に霧散 | 2004年10月21日

10月22日金曜日 梅干しがおいしかった (はる食日記)

10月22日(金)
晴れ。本日より水底外出のためしばらく不在。夕方髪を切り、プールに行く。
昼、水底が外出する前に、ラーメンをこしらえる。水底調達の冷凍ラーメン。牛筋肉が入っている。 キャベツをゆでてたっぷりのせていただくことにした。もちろん、ごはんも。
夜はひとり。ゆえに、ありものを食べる。梅干しがおいしかった。

食:16時、牛筋ラーメン、ごはん、黒豆、キムチ。
食:24時、ごはん、梅干し、芋煮汁、黒豆、キムチ。

1022-1 1022-2

| カテゴリ:はる食日記 | 梅干しがおいしかった | 2004年10月22日

10月23日土曜日 新潟県中越地震発生 (はる食日記)

10月23日(土)
晴れ。肌寒い。新宿に所用。夜、プールに行く。夕方新潟県中越地震発生。1回目、2回目の地震は電車に乗っていたが、 3回目の地震は9階建てのビルの7階にいて、めまいをおこしたかと錯覚した。横を見ると揺れていたので、地震かと一安心。 しばらくして帰宅中のカーラジオで地震の大きさを知る。新幹線が脱線するとは、しかも、最近よく使っている「とき」号である。 この新幹線事故でひとりも怪我や死者がなかったのは奇跡である。よかった。
夕方、新宿で讃岐うどんチェーンに入る。
夜、お鍋一杯の味噌汁をこしらえる。具とだしは、さつま揚げ、油揚げ、豆腐、ごぼう、人参、大根、里芋、じゃが芋、白菜、いりこである。
これで、食いつなぐのだ。水底がいないので、手抜きだ。

食:17時、うどん、さつま芋天。
食:22時、ごはん、味噌汁、キムチ、小なすの辛子漬け、納豆。


1023-1 1023-2  1023-3

| カテゴリ:はる食日記 | 新潟県中越地震発生 | 2004年10月23日

10月24日日曜日 アメリカのための安全 (はる食日記)

10月24日(日)
曇り時々晴れ。夜は寒かった。終日自宅で書類整理。新潟の地震情報を聞きながら。ところで、このどさくさに、食品安全委員会の答申を経て、 外務省とアメリカ商務省が協議を行い、早いうちに20カ月未満の牛肉の輸入再開を早い内にはかるという。なんということだ! だれもが、 それがアメリカ大統領選挙直前に向け、ブッシュ政権を勝たせるためのアメリカの圧力であることを知っている。しょせん、日本政府の言う安全は、 国民のための安全ではなく、アメリカのための安全でしかないのだ。食品安全委員会という名前が泣く。なさけない。 日本の生産者も全頭検査を続けると言っているではないか。その押しつけた努力を無にする気か? 怒り心頭。
ごはんは昨日と同じ。写真に撮るとわかるのだが、私は左利きだ。だから、膳の並べ方はごはんが左に来る。ときどき、 ちゃんとごはんを右側に揃えたりすると何となく変な感じになる。
夜はちょっと豪華に…冷凍してあった目刺しを焼き、さつま揚げを焼き、もずくを解凍して、ぽん酢につける。納豆も食べる。最近、 納豆はそのまま食べるか、味噌汁の具を食べてしまったあと、残り汁に入れて食べている。どうも味噌汁に入れた納豆が食べやすくて、 おいしい感じがする。
夜中、カップ麺を食べる。水底外出中のジャンクフードである。

食:13時、ごはん、味噌汁、キムチ。
食:20時、ごはん、味噌汁、キムチ、目刺し、さつま揚げ、もずく酢、納豆。
食:26時、カップ麺。

1024-1 1024-2 1024-3 1024-4

| カテゴリ:はる食日記 | アメリカのための安全 | 2004年10月24日

10月25日月曜日 立ち食いそば (はる食日記)

10月25日(月)
晴れ。秦野で会議。朝から出かける。夜帰宅。水底も夜帰宅。
朝、立ち食いそばを食べる。
昼は、定食を食べる。写真を取り損ねた。ハンバーグと、鯖のみりん漬け焼き。
会議後、少し飲む。ビールぐらい。

食:9時、かき揚げ立ち食いそば。
食:12時、定食(ハンバーグ、鯖のみりん漬け焼き、サラダ、煮物、味噌汁)
食:18時、ビール、焼きうどん、焼鳥。焼きビーフン。
食:22時、鍋、ごはん。

1025-1 1025-2

| カテゴリ:はる食日記 | 立ち食いそば | 2004年10月25日

10月26日火曜日 ごまと山椒の鶏の唐揚げ (はる食日記)

10月26日(火)
やや晴れ。プールに行く。自宅で仕事。買い物にも行く。
昼はうどんすき。昨日の残り鍋にうどんと白菜、油揚げを入れたものを水底がつくる。これと飯を食うのだ。
夜は、水底がこしらえる鶏の唐揚げ。某フライドチキンチェーンのコマーシャルに流され、水底がごまと山椒をまぶした鶏の唐揚げができあがる。 蓮根のマヨネーズサラダ、かぶと葱の味噌汁で飯を食う。肉の揚げたのはうまいねえ。

食:14時、ごはん、うどん鍋、キムチ。
食:22時、ごはん、鶏から揚げ、キャベツの千切り、蓮根マヨネーズサラダ、味噌汁、キムチ、納豆。


1026-1 1026-2 1026-3 1026-4

| カテゴリ:はる食日記 | ごまと山椒の鶏の唐揚げ | 2004年10月26日

10月27日水曜日 冷え込む (はる食日記)

10月27日(水)
晴れ。朝は寒かった。夜も冷え込む。部屋の掃除、片づけ、模様替え。冬に備えて。
イラクで日本人が拉致される。この日本人、なんと観光目的で入ったらしい。24歳で1月にニュージーランドにワーキングホリデーで行き、その後、 どこをどう行ったんだかイラクに登場。
私も25歳の時、仕事を辞めて、海外を放浪した。わずか数カ月であったが、ヨーロッパからトルコ、パキスタン、東南アジアを回った。 湾岸戦争の前で、トルコではイラクから徒歩で亡命してきた人に出会った。パキスタンでは政変が起こり、カラチで爆弾テロが発生、 市内は騒然としていて、私も予定を少し繰り上げて出国した。もちろん、トラブルにもあった。一人旅である。 いわゆる自分探しみたいなものかも知れない。第二次反抗期や通過儀礼の代わりである。しかし、危険だと言われれば、 そこを避けるぐらいの最低限の感覚は持っていたつもりだ。彼は、なぜ、イラクに単身で気楽に入国するなんていうことができたのだろうか?
昼はラーメンにする。九州棒ラーメンをつかい、いりこ、海老、わかめ、葱、にんにくを加えてだしを濃くしていただく。
夜、汁をこしらえる。干し椎茸、豚スペアリブ、じゃが芋、ごぼう、人参、白菜、玉葱、生姜を入れた、豚汁。これとごはんだ!

購入:納豆、キムチ。

食:13時、ごはん、ラーメン、納豆、キムチ。
食:22時、ごはん、豚汁、納豆、キムチ、なすの辛子漬け。


1027-1 1027-2 1027-3

| カテゴリ:はる食日記 | 冷え込む | 2004年10月27日

10月28日木曜日 ごはんと汁とキムチと納豆を食べる (はる食日記)

10月28日(木)
晴れ。昼に新橋の事務所、夕方から市ヶ谷で会議、その後、赤坂で飲み会。
汁と飯を食べて出る。
夜は、赤坂の料理屋。ビールと焼酎を飲む。
まずは、宮城の牡蠣が出る。つるりといただく。菜っぱと油揚げのだし煮はあっさり。刺身、魚と山芋のあんかけ銀杏添え、じゃが芋のかつおまぶし、 短角牛のたたき、しめ鯖、短角牛の切り落とし串焼き、ごはん、なめこ味噌汁、漬物にフルーツ。
この店はコースになっているので、ごはんは最後である。料理と器をひとつずつ楽しんで欲しいということだ。ごはんを最初に出して欲しかったが、 それはできないという。料理が一品ずつ実においしいのに、そこのところが残念。
帰宅して、深夜、ごはんと汁とキムチと納豆を食べる。うまい。ああ、手の込んだ料理をたくさんいただいたが、 わが家のこの単純至極なもののうまいことよ。
知人より野菜、ジャムなどをいただく。今年は野菜が不作で大変なところありがたい限り。

いただきもの:柿、林檎、マーマレード、大根、ごぼう、長芋、ちんげん菜、人参、葱、 じゃが芋、イタリアントマト。

宅配:バランゴンバナナ、大根、生姜、ごぼう、長葱、かぼちゃ、まいたけ、卵、豚ほほ肉、 豚挽肉、シャモ骨付きぶつ切り、豆腐、油揚げ、菜等、こんにゃく、こいくち醤油、みかんジュース。

食:12時、汁、飯。
食:18時、生牡蠣、菜っぱと油揚げのだし煮、刺身、魚と山芋のあんかけ銀杏添え、じゃが芋のかつおまぶし、短角牛のたたき、しめ鯖、 短角牛の切り落とし串焼き、ごはん、なめこ味噌汁、漬物、フルーツ、ビール、焼酎。
食:25時、ごはん、豚汁、キムチ、納豆。


1028-1 1028-2 1028-3 1028-4 1028-5

| カテゴリ:はる食日記 | ごはんと汁とキムチと納豆を食べる | 2004年10月28日

10月29日金曜日 鯖寿司が届く (はる食日記)

10月29日(金)
晴れ。プールに行く。水底は昨夜かぶ菜のペペロンチーノを食べたそうだが、ほぼ同じものを昼、私がつくることになる。かぶ菜、にんにく、唐辛子、 塩のみのペペロンチーノ。いらんことはしない。麺を茹で、オリーブオイルを熱し、にんにくと唐辛子の香りをつけ、かぶ菜を炒め、麺を炒め、 塩をふるだけである。山盛りこしらえ、がつがつ食べる。
夜、カレーをこしらえる。鶏のもも肉、イタリアントマト、大根、人参、玉葱、にんにく、生姜、じゃが芋入り。付け合わせは、 ごぼうをささがきにして、茹でてマヨネーズであえる。豆腐を揚げる。
水底に、鯖寿司が届く。鯖寿司が腹にたまり、カレーが思う存分食べられなかった。

届きもの:鯖寿司

食:13時、かぶ菜のペペロンチーノ。
食:22時、カレー、タフゴレン、ごぼうサラダ、鯖寿司、キムチ、なすの辛子漬け、ヨーグルト。

1029-1 1029-2 1029-3 1029-4

| カテゴリ:はる食日記 | 鯖寿司が届く | 2004年10月29日

10月30日土曜日 水俣の自慢料理 (はる食日記)

10月30日(土)
1030-1曇りのち晴れ。東京から水俣へ。本日より、私だけ熊本県水俣市に出張。午前中に水俣に着くには、 スカイマークの1便に乗らなければならない。5時前には家を出る。羽田空港に着き、きつねそばを食べて一息つく。ああ、 わが家のカレーを食べたかった。
昼、水俣に着き、さっそく、イベントの水俣の自慢料理を食べる。まずは、ノンホモパスチャライズのビン牛乳・湯野牧場の水俣エコ牛乳である。 自家搾乳、ノンホモ低温殺菌を200ccビンで水俣市内に宅配しているのである。500ccでも120円、200ccだと60円である。 値段はともかく、私もあちこちの牛乳工場や酪農家を知っているが、なかなかここまでやっているところは少ない。味は文句ない。 ほのかな甘みのあるさらりとした飲みやすい本物の牛乳である。水俣の人は、望めば毎日、この牛乳を宅配で飲めるのである。 最初にがつんとやられる。
到着したのは、午前11時半頃だが、すでに料理には長蛇の列ができていて、皿を持って並ばねばならない。 みんな首を伸ばしてテーブルに並ぶ料理に目を皿のようにして見つめている。その顔は真剣そのものである。料理を出したり、 並べるスタッフの動きはすばやいが、それ以上に並ぶ人たちの熱気が伝わってくる。
私も列に並び、手の届くものを皿に乗せていく。
1030-2湯豆腐、干し竹の子のきんぴら、がねあげ(さつま芋の短冊揚げ)、おからのひじき和え、酢ごぼう、 アロエベラの刺身、といものサラダ、なすの甘辛煮、煮しめ、漬物、鶏ごぼうおこわ、天ぷら(つけ揚げ)、いきなり団子、しただご、 さつま芋のかりんとう…などなど。
テーブルには、乳児を連れた若い夫婦や老夫婦、他市町村の視察職員など年齢も性別も組み合わせも様々な人たちが座って、わいわい食べている。
「あの煮しめがおいしかった」と、聞きつけてテーブルに皿を持っていく人あり、といものサラダを食べながら「これ何だろう」 と首をひねる青年あり、団子やまんじゅうのおいしい店や場所の情報を交換する人もいた。
食べ終わると、皿を返し、汁もの、生ごみ、もえるごみと分けて捨てるのだが、生ごみ類はほとんど出ていない。バイキング形式だったのだが、皆、 自分が食べる分を大皿から取り、取ったものは1030-3どれもおいしかったのだろう。残食がほとんどないというのは、作り手にも、 食べ手にも喜びを与えた料理の証拠である。
私はモニターということもあって最後まで残っていたのだが、予定時間より早く、すべての料理はなくなってしまった。 きっとスタッフは腹を空かせたことだろう。実は最後の方で大きなパエリアパンで焼いた海鮮のパエリアが登場したのである。
水俣の海でとれたイカやアサリがたっぷり入っていて、これがまた、うまかった。

そ の後、竹籠細工職人の若いIさんを訪ねる。竹籠細工職人を目指し、全国を歩いて師匠となる人を捜し、 水俣で師匠に出会って修行し独立した職人である。今は、古い民家を借りて仕事を続けている。作品は写真に撮ってあって、 アルバムを見せていただく。おや、これはわが家にある。人吉の実家で 以前、飾ってあった古い竹籠をもらってきて、 今はわが家の玉葱置きになっているものとそっくりだ。ご飯じょけというのか。聞くと、ふきんを敷いてご飯を入れ、 日陰の木にひっかけておくもので、冷蔵庫や保温ジャーのなかった時代に、ご飯を保存し、猫などにも食べられないようにする道具だという。 なるほど。その新品の写真である。わが家にある物も作られてから40年は経っているだろう。この写真に写る新品は、 これから先何十年も使われるのであろう。Iさんがいる限り、もし、竹がほつれたりしても、修繕して使い続けることができるだろう。 今のプラスチックの道具では、そうはいかない。黙っていても、日光の紫外線で劣化し、数年で使い物にならなくなる。捨てるときは、埋め立てるか、 設備の整った焼却炉でダイオキシンなどが出ないように焼かなければならない。一方、こちらは竹である。もし、 運命のいたずらでその使命をまっとうしても、燃料になり、肥料になる。炭にすることもできる。いったい、 Iさんがどのようないきさつで竹籠職人を目指したのかは聞きそびれたが、なんと智恵の満ちた道具を生み出す人だろう。

 水俣の東部地区を散策する。稲刈りはとうに終わり、ひこばえが切り株から青く生えている。田んぼのそばの作業小屋には、 稲わらの隣に案山子がふたり立てかけてあった。今年作ったものであろう、まだ服は白いままである。一仕事ご苦労様であった。小屋の壁には、 鍬や代かきにつかうトンボのような道具が並べられていた。古いものから新しい物まである。米作りは、変わることなく毎年行われているのである。

たまたま近くで棟上げ式があると聞き、他の参加者とともにその家をお邪魔した。よく晴れた水俣の夕方の空に、神主の声が響き、男たちと、 その小さな孫が屋根に上り、餅を巻き、リボンを付けた五円玉やお菓子がまかれる。近所のおばあさんや子どもが歓声を上げながらそれを拾う。 投げる方も、拾う方も、とても楽しそうである。祭りだ。
私が最後に棟上げ式を見たのは、30年も前だろうか。
近隣とともに祝い事を行うことが、少なく なっていることを気づかされた。

案内をしていただいた水俣市のYさんが、「一番好きな屋敷畑」だという畑は、いつもの年なら実に多くの野菜が育っているころであるが、 今年は何度も襲った台風のために、何度か植え直しただろう大根などの苗が広く植わっていた。これから天候がひどくならなければ、 大根の冬になることであろう。年によって、台風などの状況によって、何を、どう植えるか、それを考えて毎年姿を変えるのが、 屋敷畑の美しさでもある。このマルチが敷かれた苗ばかりの畑も、そう思うと美しく見えてくる。

1030-4夜は、石飛地区のAさんのところにやっかいになる。お茶の加工場で、囲炉裏があり、 夜な夜な水俣をはじめ、熊本県内、九州内、いや、日本国内、世界各地から人が集まる世界のへそのような場所である。ここには、 主のAさんとその息子、娘に加え、しばらく前から滞在している女性、水俣の人々の写真を撮るために住み込んでいるカメラマンがいて、 我々をもてなしてくれた。すでに囲炉裏には薪がくべられ火が燃されていて、その上には羽釜がかけられ飯が炊かれつつあった。 近くの銀杏が入った翡翠ご飯である。部屋の中が薪の香りに満ちている。時折煙いが、心が落ち着くにおいでもある。
最初に出てきたのが、長芋の天ぷら。すりおろした長芋をまとめて軽く下味をつけ、揚げたもので、アクセントにあおさがちょっとのっていて、 何もつけなくてもあおさの香りでおいしくいただける。テーブルには、かぼちゃのサラダ、干し竹の子のサラダ、人参と大根のなます、 干し芋がらの煮浸し、干し大根の炒め煮、ごぼうのサラダ、きんぴらなどがのっている。茹でた里芋と親芋が出てくる。
囲炉裏の火にフライパンをかけて、細かく刻んで塩と胡椒をした鶏肉を炒り炒めにする。これがまた美味い。
そして、名物のおでん。卵、干し竹の子、里芋、厚揚げ、こんにゃく、大根、竹輪、天ぷら、いわしの燻製(かまぼこ)などがぎっしり入っている。 これもまた囲炉裏で温める。
あとは、焼酎と紅茶。
小屋のすぐ前にあるお茶畑は無農薬。肥料もほとんどやらない。「肥料がたりないから、木がなんとかしようとがんばっている」お茶である。 緑茶だけでなく、ここには自家製の紅茶もある。これがなんともいえず甘くておいしいのだ。
ここでは、焼酎を紅茶で割って飲むのが通である。囲炉裏の煙と紅茶の香りがからみあい、良い感じに酔わせてくれる。
一段落したら、五右衛門風呂に入る。小屋の外に五右衛門風呂があるのだ。以前、台風で水俣のインフラが止まったときも、ここの五右衛門風呂に、 小川から水を入れて薪でわかして入ったものである。外には満月あけの明るい月。絶景、極楽である。

食:6時半、立ち食いそば。
食:12時、牛乳、パエリア、がね揚げ、煮しめ、きんぴら、じゃが芋、天ぷら、湯豆腐、おから、五目豆、よもぎ団子、いきなり団子、しただご。
食:19時、ひすい飯、おでん、長芋の天ぷら、鶏の炭火焼き、かぼちゃのサラダ、干し竹の子のサラダ、人参と大根のなます、干し芋がらの煮浸し、 干し大根の炒め煮、ごぼうのサラダ、きんぴら、里芋、焼酎、紅茶などなど。

1030-5 1030-6

| カテゴリ:はる食日記 | 水俣の自慢料理 | 2004年10月30日

10月31日日曜日 おいしい久木野家庭料理大集合 (はる食日記)

10月31日(日)
雨のち晴れ。水俣。昨日は少し冷え込んだ。起きるとすでに同行の参加者によって火はおこされていた。 味噌汁と目刺しや漬物をAさんに用意していただき、昨日の残りご飯やおかず、おでんなどでご飯をいただく。当たり前だがお茶がおいしい。

1031-1

1031-2 午前中は、おいしい久木野家庭料理大集合に参加。今回で3回目となる催しで、 今回は食の文化祭の一企画として開かれた。久木野地区の各家庭から料理を1品(以上)もちより、ずらりと並べて、見て、話して、 最後に試食をするという楽しい文化祭である。会場となった久木野の愛林館には、雨の中、 濡れないように体の前に包みを抱えて女性たちが次々と入ってくる。まわりの料理を見回し、少し照れくさい様 子で受付をすませ、 用意されたシートに、料理名やレシピ、一言コメントなどを書いていく。スタッフが、1作品ずつきれいに写真をとっていく。 そうしてラップにくるみ、みんなが揃うのをじっと待つのだ。お皿もそれぞれ、飾り付けもそれぞれであるが、ずらりと並んでみると、 これがなんともいえず色とりどりで、壮観である。なにより、見て回る人たちの目が輝く。私の目も輝く。 しばらくはみんなで料理を眺める。どれを食べようか、というだけではない。料理情報の交換会でもある。
「これなんね」「レモングラスのお茶よ」「レモンとはちがうとね」「ハーブの一種で冬を越すのが大変だけど、すぐに株が増えて育つの。 レモンと同じように酸っぱくて香りがあって、お茶やお風呂にもいいのよ」
「この団子は私が作ったとです」「おいしそう」「あっちのが、上手かとよ」「いえいえ。どっちも食べます」
「これは、ゴーヤの酢漬け、こっちは、みそ漬け、あれは梅しそ漬け。いろいろでくっとですよ」
シートに書いてあるコメントもなかなか楽しい。みんなに一番受けていたのは、行きつけのイタリアンレストランのレシピでつくった納豆ピザ。 「チーズを忘れました。すんません」とあったが、後で食べたところチーズがなくてもおいしかった。
「私が小さい頃、おやつに。母がつくってくれた」というねったぼ。
「子どもの頃よく母がつくってくれたおやつです」といううしの舌だんご。
「ゲートボールに行くときに作って食べてもらいます」というむらさき芋のコロッケ。
「下払いの時とか仕事のときのおやつ。ゲートボールの時も」というかぼちゃ団子。
もちろん煮しめも何種類と出ている。自家製のこんにゃく、地魚の南蛮漬け、赤飯におこわ、巻きずし、チャーハンもある。パエリアもある。 伝統料理も、最新料理も、創作料理もある。
試食である。作った人、見に来た人、食べに来た人が一斉に、お目当ての料理に群がる。もちろん、試食である。たくさんとってはだめよ、 みんなに少しずつと言ってはいても、同じ傾向の料理を食べ比べてみたり、つまんでみたりしているとあっという間にお腹が一杯になる。
それでも、モニターである我々は、「次もあります」という声に、少しだけ抑制したのだ。たぶん。
ところが、「次」の予定であったところから連絡が入る。「もう料理がなくなった」かの地でも作った人、 食べに来た人たちの目の色が変わったのであろう。

 そこで、ちょっと予定を変更し、葛渡地区の国道3号線添いにある水俣市東部地区の手作り農産物直売所「かっさい市場」 を訪ねることとした。ちょうオープン1周年を祝う収穫祭が行われており、焼き芋や毛芋、だご汁や新米のおにぎり、カレーの販売、新米すくい取り、 新茶の試飲、稲わら細工教室などが行われ、踊りや演奏なども行われていた。そんなに大きくない直売所だが、たくさんの人が訪れている。直売所は、 新米、地場産のレモンや唐辛子、大根、かぼちゃ、冬瓜、瓜、花、それに、水俣のいりこやあおさなどが売られていて、 まだ昼というのにほとんど売り切れている。
私が水俣に行くようになって話には聞くが、いまだ出会っていないのが「川がね」である。今が旬ということで、楽しみにしていたのだが、 ここでもまた「旬の味川がね、いよいよ登場」の張り紙だけを残してすべて売り切れていた。また来いということか。

午後は時間があいたので、参加者とともに、水俣市の物産館「まつぼっくり」を訪ね、その後、湯の鶴温泉に行くこととした。 しばし温泉を楽しんだ上で、湯の鶴のある水俣出水線をぶらぶらと歩く。
竹細工をしている方がいた。柏木さんという。なかなかの高齢である。座りっぷりも堂に入ったもので、広いとは言えない作業場で、 長い竹を器用に加工していく。「これまで作ったものはみんな売り物で手元に残っていないから、 作ったことのある竹細工をひとつずつでも作り直しておいておきたいんだが」「Iさんが水俣に来たので、この前は誘われて一緒に竹を切りに行った」 いろんな話をしていただく。話す間も手が動いている。職人である。
もうひとり、今度は藁細工をしていた方を見かけた。こちらも柏木さんという。元大工さんで、大工も藁細工も独学で学んだという。藁細工は、 羽釜を置く台や、馬のくつ、牛のくつという、馬や牛を山に登らせるときにはかせたもの、 海で作業するのに地下足袋の上からつけるわらじのようなものなどが飾られている。
彼らの技が消えていかないことを願うばかりである。

1031-3夜は、水俣市内のイタリア料理店で会食。アンチョビをオリーブオイルに漬けて、それを熱し、 生の野菜を温めて食べる。地物野菜のマリネ。納豆を漬物やトマト、長芋、きゅうり、生卵とセルクルでまとめ崩して混ぜていただくもの。 カルパッチョ。切り干し大根と豆を炒めたもの。切り干し大根とベーコンとしそのパスタ。鶏と葱のソテーにバルサミコをかけたもの。 いりこと小豆の玄米リゾット。いずれも地物野菜や魚、保存食などをうまく利用し、それをイタリア料理の技法でうまくまとめている。 同行したイタリア人(スローフード協会の副会長である)も喜んでいた。ここの主人は、 彼が行くレストランのシェフのところで修行したのである。そういう出会いも多いのが水俣のよさだ。

宿泊は、Aさんのところに戻る。もちろん、泊まるだけではない。焼酎とみかんと紅茶とおでんと和菓子と…焼き卵。 卵にちょっとだけ傷を付け、濡れ新聞紙にくるんで囲炉裏の灰の中に埋めておくのだ。新聞紙がちょうど乾いた頃。中は半熟のおいしい卵が完成する。

食:8時、ひすいご飯、味噌汁、目刺し、おでん、漬物など。
食:11時半、試食。稲荷寿司、赤飯、かぼちゃ団子、いきなり団子、漬物各種、煮しめ、そのほか。
食:18時、オイルフォンデュ、地物野菜のマリネ、納豆のセルクル、カルパッチョ、切り干し大根と豆のソテー、パスタ、鶏と葱のバルサミコ、 いりこと小豆の玄米リゾット、ワイン。

1031-4 1031-5 1031-6

| カテゴリ:はる食日記 | おいしい久木野家庭料理大集合 | 2004年10月31日

Copyright 丸目はる & 水底沈 E-mail:monita@inawara.com
(スパムメール防止のため、@を全角にしています。メール送信の際は半角英数の@に戻してください)