かこにっき
2001.10.1〜15
下にまいります まんなかへんに降りる


2001.10.1(MON)
最高気温:23.0℃ 最低気温:20.4℃ 最高湿度:69% 最低湿度:59% 天候:ずっと雨
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
ニッパイハード+うさぎフード:計4g、からむきエン麦1g、ふりふり野菜2g、小松菜2くき+ムーシュ:かぼちゃの種1粒、梨ひとかけ
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、妖怪根付の箱
わたしごはん:シチューめし、カルディのパニーニ定食チョコケーキさば寿司、 など
早起きして、妹がねりぺちを健康診断に連れて行くのにつき合う。
以下は妹・もじのレポートである。
(雨が降ってしまったので、ムーシュの通院は延期。)

実録・さわられたねりぺち

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うちのスナネズミ、ねり子とぺち子(本名:コーネリアとペチュニア)が生まれたのは去年の7月20日。
一年を経過し、そろそろねずみを連れて外出しても大丈夫なころあいに涼しくなってきたので、2匹を連れて健康診断に行くことにしました。
お医者はしずみんがネットで見つけていいかんじだったシートン動物病院
駅でしずみんと待ち合わせて、レッツゴウ。

病院はこぢんまりとして、明るく清潔なテラス風の開放的な作り。
先客に犬が2頭いました。片方はまだ赤ちゃんのダックス。もう片方は困ったようなお顔の柴犬ちゃん。どちらも可愛い。犬もいい…(ホワーン)
雨の平日だったせいか、すいていて、問診表に記入して、コーヒーをいただいているとすぐに順番がまわってきました。

院長先生はパッと見こわもてで、指毛がちなおじさんです。
スナネズミを連れてくる人は少ないようで、最初ねり子は男の子かと思われていた様子(ノーマル茶の子は女子でもあの辺がタマのように黒いので)。
ねり子は昨日、のどにゴハンをつかえさせてオエッとしていたので、そのことについて軽く問診をしたあと、いよいよ触診。

ここで特筆すべきは、先生の捕定の上手さです。さすが本職、片手でねずみをまったく動けないようにキメておられる。
その上でおなかを揉んだり、おしっこをしぼったりする。
ねり子はといえば、そんなことされたのは生まれて初めてなので非常にショックを受けている様子で、涙目になっています。
か、かわいそうだけど、メチャメチャ可愛い…。
「うそーっ! うそーぅっ! 信じらんないぃぃぃ!」といいたげ。
そんな表情は初めて見たので私もショック。あとから思い出すと可愛いんですが、なにしろそのときはメチャメチャ心配そうな顔をしていたらしく、先生に
「これは痛くはしてないんだよ、強く持ってないんだから」
とさとされました。
「小動物は毎日様子を見るだけじゃなく、ちゃんとさわって異常がないかどうか確かめないと。腫瘍ができてた場合、早期発見できるかどうかが大事なんだから。
さわりかたも、たくさんさわってるうちに、どれくらいの強さまでならやっていいかわかるはずなんだ」 とのこと。ちょっと叱られてしまいました。
ねずみは小さいから、うっかり強くさわって壊してしまってはイカンとビクビクめに扱ってきた私でしたが、獣医さんから「もっといっぱいさわれ」とのお達しが下るとは驚きだ。
これに意を得て、もっとさわりまくろうと思います。もちろん、かげんを見ながら。
いざというとき薬を飲ませたり、薬を塗ったりするのに捕定できないと困るしね。

その後ぺち子も同様に触診を受け、プラケースに戻されたあとはぐったりと丸くなっていました。
肉体的というより精神的ショックが大きかったもよう。しばらくしたらチョロチョロしだしたので大丈夫。
特に異常は見つからず(よかった…)、飼い主の心構えを教わった一日でした。ちなみにお代は2匹合わせて\2,730でした。
帰宅したねりぺちは、とりあえず巣に戻って寝ることにしたようです。
おつかれさま。元気で長生きしてね。
つきあってくれたしずみんにもありがとう。

私はといえば、雨の中重い買い物をして帰ったのと、ねり子の件で安心したせいか、帰宅後熱が出て寝込む。
フ〜。

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昼に、仙川の『カルディコーヒーファーム』でごはんをたべる。
ここのデリツィアは、以前も書いたがとてもスバラシイ。
私はパニーニ定食、妹はデリ盛り合わせ定食をあつらえる。
パニーニは、生ハム+バジルやキドニービーンズの煮込みなど、6種類からチョイス。きのことゴーダチーズのものを頼む。あと、好きなお総菜が選べるので、牛肉とインゲンのサラダを盛ってもらう。
パニーニはアツアツ。チーズがとろりで、はふはふだ。
妹のデリ定食は、豊富なお総菜の中から3種を盛り合わせ、パンが付いたもの。
けっこう盛りが良くて、食後にケーキまで食べたので満腹だ。
おなかがいっぱいになってからゆっくり店内で食材の買い物ができるので、無駄買いをしなくて済む。
先日夢に出てきたレシピの『木の実のハチミツ漬け』を仕込むべく、ヘーゼルナッツやはちみつを買い込む。


ハヤシもあるでよ もまれたわ… 梨はおいしいかい、
ムーシュ?

※画像クリックで大きいネズミ





2001.10.2(TUE)
最高気温:26.0℃ 最低気温:20.6℃ 最高湿度:69% 最低湿度:40% 天候:暑いくらい晴れ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
ニッパイハード+ニッパイラビットダイエット:計4g、モルト1g、ふりふり野菜2g、小松菜2くき+ムーシュ:かぼちゃの種1粒
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱
わたしごはん:シチューの残り、さば寿司、れんこんと豚肉の山椒炒め、ねぎと里芋と油揚げのみそ汁、あさり茶漬け、梅干し など
ムーシュ、はじめての病院

ムーシュを獣医さんにつれてゆく。
最初、うちから一番近い駅前のペットクリニックに電話してみた。

 「あの、スナネズミの健康診断はできますでしょうか?」
 「あー、ジャービルは、すばしこいですよね…。どの程度わかるか…」

あまりエキゾチックペットは診ない病院らしいので、あきらめる。
2軒目は、ハムスターを診療してくれる病院リストに載っていた『永山動物病院』

 「あの、スナネズミを診ていただきたいんですけど…」
 「はい、お越しください」

早速連れて行こうと思ったが、午後の診療は夕方の4:30から。
買い物などを済ませてから出かける。
以前旅先のホームセンターで買っておいた大きめのクーラーバッグに移動用プラケースを入れる。
敷き材はたっぷりめのポプラチップに、牧草。
のどがかわかないように、小松菜を入れ、砂を多めに入れたトイレ、ごはん鉢、隠れられるように素焼きの土管も入れる。
移動用にしては、うちのプラケは大きめかも知れないが、少しでも移動中に過ごしやすくして欲しいのだ。
ふたのところに、温湿度計を貼り付けておく。

病院はうちから徒歩・バスで合計30分ぐらいの場所。なのだが、バスの路線が複雑な上に、昨日の疲れで頭がぼんやりしていたので、2回もバスを乗り間違えてしまう。
夕闇の中、知らない街を走るバス。不安な私とムーシュ。

なんとか病院に到着したのは、6時をまわったころだった。
小ぢんまりとして、きれいな病院である。
初診の用紙に住所と名前を記入し、診察室に入る。
若い男の先生に、健康診断をお願いしたいこと、びびりなので保定が難しいこと、最近やせ気味なことなどを話す。
シートン動物病院さんと違って、ここの先生は「無理に触診しない」主義らしい。
特に神経質な子だと、移動後のストレスもあるため、さわることのストレスを考えるとデメリットも大きい、とのこと。腫瘍などの目立つものを除けば、触診でわかることは少ないらしい。
食事内容や食欲、家族構成、室温管理、巣材のこと、おしっこのことなど、詳しく聞かれてカルテに記入していく。
ムーシュの場合、このぐらいの範囲での体重減少であればさほど心配は要らない、とのこと。
割と水をよく飲み、おしっこの量も多いことを話すと、「糖尿病などの腎臓の不具合の場合、よく水を飲んでおしっこを出し、それがやせる原因になる場合もある」とのことで、尿検査をすることになった。
小さな目薬ビンをもらい、これに1ccぐらい尿をとって、次回持ってきて欲しいとのことだ。
腎臓のための抗生薬も出された。
余談だが、ハムスターに多いのが、給水器遊びでの水の飲み過ぎだとか。
ボール式の給水器がおもしろくて口で転がして遊んでいるうちに、水を飲みすぎてたぽんたぽんになってしまうそうだ。

先生が薬の準備をしてくれている間、助手の若い女性が「見せてもらっていいですか?」とのぞきこんできた。 スナネズミは初めての来院らしく、みんな興味深げだ。
事務室の方から「スナネズミ」「スナネズミ」と聞こえる。
助手の方と、スナネズミについていろいろ話をする。
「目が大きくって、かわいいですね〜」と言ってもらえて、飼い主としてはうれしい限りである。
本日の診療費は、\1,830也。

帰りもバスを1本乗り間違え、よろよろとうちにたどり着く。
月がきれいに照っていた。

もらった薬を早速飲ませる。スプーンにたらして差し出したが、イヤイヤして飲んでくれない。
薬の容器のスポイトの先を目の前に出すと、ちょいちょい、と飲んだ。ほっとする。
明日は、検尿のことを考えねばならない。
ムーシュはくたびれて、ぐっすり眠った。
私も、ねずみを運ぶ緊張感でぐったりである…。

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暮らしの手帖社から出ている『誠実な食品』というムックがある。
きちんと作ったいろいろな加工食品について載っている本なのだが、この中に、食品添加物について書かれたエッセイがあって、これがなんというか、非常にホラーなのだ。
筆者は、加工食品のメーカーに勤めていた。ある時、スーパーから「セールに出せる安いミートボール」を依頼されて開発する。
くず肉や、骨に高圧水をふきかけてこそいだペースト、大豆加工品、20種類以上の添加物などを駆使して、安く、見栄えがして味は子ども受けする、常温保存可能の味付けミートボールが完成する。
ケチャップやソースはコストがかかって使えないので、酸味料や甘味料などでニセソースに仕立てるのだ。
ミートボールは好評で、この会社が新しいビルを建てることができるほどに売れる。

ある日のこと。筆者が、ふたりの息子と愛娘とともに、食卓につく。今日は愛娘の誕生日だ。
食卓には、妻が作ったごちそうが並んでいる。
野菜とともに彩りよく盛りつけられたミートボールを一口ほおばって、筆者は凍り付く。

 「…入っている…!」

添加物のプロとも言える加工品開発担当者の舌は、100種類以上の食品添加物を判別できる。
その舌が、警告を出している。
妻に聞くと、これよ、とパッケージを持ってくる。まさに、自分が開発したミートボール。
既製品をそのまま食卓に出すことはしない妻がきれいに盛りつけて出したため、ひと目ではそれとわからなかったのだ。
「この子が、赤色102号を、食べた。リン酸塩を、食べた。ソルビトールも食べた…。ああ、なんで私は自分の子どもの口にも入ると、考えなかったんだろう…。」
筆者は翌日、会社を辞める。

へたなホラーより、ずっと怖いのである。


おくすりいやなの… もうげんきだよ ぴょこたんの
瞬間

※画像クリックで大きいネズミ





2001.10.3(WED)
最高気温:25.5℃ 最低気温:21.2℃ 最高湿度:64% 最低湿度:55% 天候:サワヤカに晴れ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
ニッパイハード+マルカンハムリスフード:計4g、インコのエサ1g、ふりふり野菜2g、小松菜2くき+ムーシュ:かぼちゃの種1粒、梨ひとかけ
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、牧草たっぷり
わたしごはん:ソフト麺ナポリタンさば水煮缶めし入りお好み焼き冷や奴 など
かわいい魔法

ねずみは、「かわいいねえ、かわいいねえ」と言い続けると、どんどんかわいくなる。
これは、本当のことである。
ねずみに限らず、全ての生き物には、愛情と賞賛というミネラルが必要である。
「うさぎは、寂しいと死んでしまう」という迷信も、そんなところから来ているのかもしれない。
よく観察することによって、ちょっとした体調の変化にすぐ気づくことができるし、巣材や食事に神経が行き届くから健康でかわいくなるのはあたりまえだし、しょっちゅう見るわけだから情も移る…というのが論理的な理由なのだろうけど、それだけじゃないような気がする。

昨日から、ムーシュの水槽だけ居間に運び、常に目の届くところにいられるようにした。
ことあるごとに声をかける。

 「ムーシュ、かわいいねえ」
 「ムーシュ、昨日はえらかったねえ」
 「ムーシュ、巣作りが上手だねえ」
 「ムーシュのおくちはかわいい!」
 「ムーシュはおりこうだねえ」

すぐに、ムーシュが「ムーシュ」ということばに反応するようになった。
水槽の近くに寄ると、ムーシュがこちらをじっと見る。
こちらの動きに合わせて動く。目で追う。
指を入れると、目を細めてふんふんと、嗅ぐ。
そうとそうっとひたいを撫でると、緊張を解いて気持ちよさそうにする。
なでられるのに飽きると空気が変わるので、私もすぐにわかる。
目元がだいぶ優しくなり、落ち着いてきた。
おだやかな顔で草を噛んでいる。
もっともっと幸せにしてやりたい、と思う。

今日はねずみそうじをした。
新しいポプラチップがとどいたのでたっぷり入れ、牧草も惜しみなくふるまう。
今までの巣材がほどよくなじんだころの、大混乱。
数時間は忙しくはたらくねずみたちなのである。
ねずみそうじの日の夜は、くたびれきったねずみたちがごろごろ広場で適当に寝るという愉快な様が見られて、楽しい。

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が、「すなちゃっと」というものをこしらえている。
人工知能のねり子と楽しくおしゃべりするというもので、ここのCGIを使って作る。
何か話しかけると、その単語に反応して、入っている辞書の中からねり子が答えてくれるのだ。
中には全然人の話を聞いてないな〜、と思えるものがあったり、意外と話がつながっていくこともあったりして、実におもしろい。
ほどよい「聞いてない感」が、いかにもねずみらしいのだ。
私も、むぎ版の辞書を制作中である。
乞う、ご期待。


おだやかな瞳 ちらかっているわ… ぐっすりももちゃん

※画像クリックで大きいネズミ





2001.10.4(THU)
最高気温:26.0℃ 最低気温:21.8℃ 最高湿度:65% 最低湿度:57% 天候:いまひとつ、くもり
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
ニッパイハード+WILDフルーツボール:計4g、こりこりコーン1g、ふりふり野菜2g、小松菜2くき+ムーシュ:かぼちゃの種1粒
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱
わたしごはん:焼きそば、小松菜と油揚げとわかめのみそ汁、ハーゲンダッツのメープルウォールナッツ&チョコマカデミアさんまと豚肉だんごの白菜鍋豚とさつまいもの文蔵煮 など
うれしはずかし、体重測定。

 もも…98g
 さくら…80g

じわじわと減っている。うふふ。
特に食事を減らしているというわけではなく、他の子たちと同じブレンドの、同じ量の食事である。
お鼻の薄ハゲもなおってきて、グレーのきれいな毛がみっしり生えそろいつつある。
今までの食事に、問題があったのであろう。
飼い主が出張から帰ったら、指摘しなければ。

飼い主は、割とラフに、常にざらっとえさを入れておく人である。
以前、さくらとももに「パスタポーン」をおやつに、とあげたら、一度に全部(15〜16粒もあっただろうか)を入れていて、びっくりした。
ひまわりの種も、一時期は食べ残しがあるほどにあげていたようだ。
うちでは、ああいったおやつはたま〜に、しかも一度に2個ぐらいを限度にしかあげていないものである。
先日獣医さんに行ったときに、
「ひまわりの種はどのくらいあげていますか?」
と聞かれた。
「1粒ぐらいです。」
「1日にですか?」
「いえ、週に…」
「えーーっ!」
という会話があった。うちの食事は、平均的ねずみ飼いからするとストイックかもしれない。
しかし、この状態で皆健康で毛づやもよく、1日でちょうど食べきるぐらいの量なので、ちょうどいいと思っている。
えさをラフに量らずに与え、減っていたら足す…というやり方は、私も子どもの頃ハムスターを飼っていたときにやっていたが、よろしくない方法だ。
1日にどのくらい、何を食べたかチェックできないし、目分量だとどうしてもいいかげんになってくる。
実際、以前全てのえさを量ってみたところ、自分が思っていた量と実際の重量にずいぶん開きがあることに驚いた。
それから、うちの給餌は常にデジタル秤とにらめっこである。
えさ替えの時には、前日の残りは全て捨てる。
巣材に虫がわいたり、雑菌が繁殖するのを防ぐ意味もある。
ねずみのえさは、ヒトのものよりずいぶん減りが遅いので、ねずみは一度開封したごはんを結構長い間食べさせられることになる。
ペットフードというのは、普通の食品と違って、買う人と食べる者が、違う。
古くなっていたり、味が変化していたり…ということに、気づきにくいものである。
愛ねずみには、できるだけ新鮮なごはんを、新しいうちに食べてもらいたいものである。

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『山男の歌』というのがある。
「むっすめっさんっ よっくきぃ〜っけよっ
やっまおっとこっにゃ ほっぅれっえるっなよっ〜♪」
という、軽快な歌である。ダークダックスが歌っていたような。
私は子どもの頃(いや、20歳ぐらいまでだな…)、この歌の「山男」というのは、「雪男」とか「イェティ」とかいうような、山に住む妖怪だと思っていた。
しかも、
「山男の好物は 山の便りとよ 飯ごうのめしだよ」
を、「三合のめし」と取り違えていた。
「一度にめしを三合も食う、けむくじゃらの山妖怪」…。
あな、おそろしや。


ダンディ・ジャービル
への道
さくらとももの
御用邸
メルヒェン父

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2001.10.5(FRI)
最高気温:24.9℃ 最低気温:21.5℃ 最高湿度:69% 最低湿度:62% 天候:くもりときどきはれ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
バンビハード+イースターラビットフード:計4g、かりかりビーンズ1g、ふりふり野菜2g、小松菜2くき+ムーシュ:かぼちゃの種1粒
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱
わたしごはん:なべうどん鳴門金時トリュフ、モモ缶、鉄火味噌、豚とサツマイモの文蔵煮、さんまの塩焼き豚汁 など
日本海尿しぶき

サファリタービンの床には、細いスリットが開いている。
中でうんちをしたときや細かいゴミが入ったときに、そのスリットから外に落ちる仕組みなのである。
うちのねずみたちの場合、中でするのはうんちだけではない。
尿もする。
タービンに慣れないうちにちびたちが始めたこの悪習は、なぜか他の大人ねずみにまで広まり、今では一度遊びに来たねりぺちまでがするようになってしまった。
わるいことは、すぐに覚えるのだ。
尿を積載したままタービンは回り、スリットから遠心力によってとびちる尿しぶき。
水槽の壁に残る、尿の跡。毎日ティッシュでふきとる三太夫(私)。
せまい方の壁にタービンを付けていたのを、広い方に変えたところ、タービンから壁が遠くなった分、壁への付着は少なくなったが、それでもついている。
しかも、よく考えてみると、ふたは網。壁だけではなく、尿しぶきは上空…水槽外へも及んでいるものと見られている。(NP通信発)
とりあえず、居間に置いてあるムーシュの水槽にだけは、ボール紙で尿よけを貼り付けた。
ふうぅ…。

ムーシュ用に、新しい給水器を導入した。これである。
ふたつの吸盤がついた固定器具に、本体の給水器を差し込むカタチになっている。
吸盤式なので、水槽やプラケース飼いにはありがたい。
いままでは、網ぶたにリングをつけ、給水器をつるしていた。
このやり方だと、飲み口の高さの調節が難しいのと、ふたを開け閉めするときにボトルが揺れ、水槽内に少し水がこぼれる、などのデメリットがあった。
早速新しいものを試してみる。
吸盤ははずれると真っ先にかじりの対象となるのでドキドキしていたが、ふたつついている吸盤はしっかりと壁面にくっつき、安定感がある。
また、かじられないように覆ったカバーはブリキ製で、しっかりしている。
回し車と違って給水器自体は水を入れてもさほど重くないし、揺れることもないので、大丈夫そうである。 本体はするりと固定器具からはずれるので、水の取り替えも楽だ。
これなら高さの調節も楽なので、ちびねずみがいるときには重宝するだろう。
飲み口の位置も、つり下げ式より簡単に変えられる。
追々、他の水槽にも導入しようと思っている。

■あたらしい給水器
ハム柄。 吸盤がふたつ。 ぺた。 しっかり
くっついてます
本体を差し込む。

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すごくおいしいモモ缶が届いた。ずっと前に出していた懸賞が当たったのだ。
宮澤食品の白桃缶>である。
山形の大沼デパートが販売しているこのモモ缶は、ひと味もふた味も違う。
通常、モモ缶のモモは、熟していない加工用のものを、苛性ソーダなどの薬剤を使って皮をむき(というか、溶かし)、添加物入りのシロップと共に缶に詰める、
宮澤食品のモモは、熟したおいしい白桃を蒸し、ていねいにひとつずつ、実を傷つけないように皮をむいて、砂糖・レモン汁・水だけのシロップといっしょに缶に詰める。
白く、つるんとしたモモを口に入れてはむはむと食べると、ふわぁっとモモの香りが口蓋に広がる。
旬の、熟した生のモモを食べたときの香りだ。
まさに、ごちそう、「あこがれのモモ缶」は、こうあるべきだ。 最近は\100ぐらいで手に入るモモ缶だが、宮澤食品のモモ缶ひと缶\600は、決して高くない。


今日の
むぎとろハウス
「オイラが写るんだ」
「いやいや、おとうちゃんが。」
ムーシュむちゅー

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2001.10.6(SAT)
最高気温:26.4℃ 最低気温:26.4℃ 最高湿度:70% 最低湿度:62% 天候:はれときどきくもり
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
バンビハード+無印良品ハムフード:計4g、モルト1g、ふりふり野菜2g、小松菜2くき+ムーシュ:かぼちゃの種1粒、梨ひとかけ
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱
わたしごはん:鉄火味噌さんまのみりん干し、豚汁、ナスのトマトスパゲティわかめとレタスのごまサラダ など
「話を聞けっ!」

『すなちゃっと』を設置、仮運用中である。
キーワードとそれに対応する辞書があり、こちらが話しかけると、その文中にあるキーワードに反応して自動応答がされるしくみ。
答えてくれるのは、「自動むぎ」である。
キーワードが無限に入っているわけではないし、いくつか不具合があるらしく、関係ないキーワードの回答が出てしまうこともある。
会話をしていても、ぜんぜんこっちの話を聞いていなかったり、真剣に話してもはぐらかされたり、ちっとも気持ちが通じなくてうんざりすることもある。
そう、とても、ねずみ的なのだ。
このチャットを試してみて本気でむかつく人は、ねずみを飼うのに向いていない気がする。
まあ、おためしあれ。

ムーシュ愛護月間なのである。
ムーシュだけ、いろいろひいきする。
梨のかけらをあげたり、欠かさずかぼちゃの種をあげたり、ほめたたえたり。
ムーシュは、よく見られていることを、知っている。
水槽を居間に移してから、こちらによく見える姿勢で眠るようになった。
「女は見られて美しくなるのよ」
てな具合である。オスだが。
ムーシュがその愛くるしい姿態を惜しげなくさらしてくれて、我々をメロメロにする。
あー、かわいい。あー、かわいい。

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聞き違いシリーズ、その2。
『悲しい色やね』という歌がある。
上田正樹の歌である。
歌詞の中に、

 Hold Me Tight 大阪ベイブルース♪

とある。
「ベイブルース…港のブルース」。
私はここを、「ベイブ・ルース」だとずっと勘違いしていた。
なぜに、大リーガー。大阪なのに、来日してたのか。
太平洋に消えゆく、愛のホームラン。
そういうわけで、私の中ではこの歌は、野球ソングなのです。
六甲おろしなみのね。


みてみて、
うまくなったでしょ
もっさりしてるけど、
やせたの。
ムーシュ、だら〜。

※画像クリックで大きいネズミ





2001.10.7(SUN)
最高気温:26.7℃ 最低気温:22.3℃ 最高湿度:63% 最低湿度:58% 天候:くもり
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
バンビハード+ハイペットラビットランチ「フスマ」:計4g、ロールドオーツ1g、ふりふり野菜2g、小松菜2くき+ムーシュ:かぼちゃの種1粒
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、笹の葉
わたしごはん:Johanのミニクロワッサン、カツカレー、きゅうりサラダ など
もちょっと、いるの…。

さくらとももの飼い主が出張から戻ってきたが、もう少し体をしぼるために、うちに延泊することになった。
ダイエットプランの続行。
といっても、うちの他の子らと同じ食生活なだけだが。
お肉がいい感じに落ちてきたら、きちんとしたふたりの体格がわかってきた。
さくらは、だいたい今が適正体重。
ももは、もともと体格が大きめだが、あと5gくらいは落とした方が良さそうだ。

新宿タカシマヤの東急ハンズで、注射器のシリンジと針を購入する。どちらも、\100〜\200程度。
何に使うのかというと、ムーシュの尿採りである。
いや、刺すのではない。プラケースなどにねずみを入れ、うろたえてしっこをもらしたやつを、注射器でちゅーと吸うのだ。
もんさんに教わったやり方。明日、試してみる。
獣医さんには、
「ほんのちょっとの尿でも採れれば、最低限の検査はできます。でも、1ccあれば、全ての検査ができます」 と言われた。
たかが1cc。されど、1cc、である。
ねずみの1回の尿量は、0.1cc程度らしい。けっこうじゃーじゃーしているように見えたが、その程度であったか。
これをねずみの尿のたびに採り続け、その都度冷蔵庫にしまう。
で、半日以内に獣医さんの所にもっていく。うわあ、けっこう大変だな…。
ムーシュ、がんばってじゃあじゃあしておくれね。

そんなムーシュ、今日はなんにもない、水槽の隅の土管の上で丸くなってうとうとしていた。
姿丸見えでたいへんにかわいいが、どうしてそんな足場のわるいところで、君。
でも、コドモって突然せまいところに押し込まって寝ちゃうこと、あるよね。

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友人に誘われ、新宿へ。
あちこちのデパ地下巡りなどをする。
三越のJohanで、ミニクロワッサンを衝動買い。
焼きたてのちびクロワッサンにシロップを塗ったもので、際限もなく食べられてしまって、こわい。
甘パンの恐怖。
一時期ほど行列はできなくなったが、やはりおいしい…。


見栄を切るおむぎ 愛、それは〜♪ なぜに。

※画像クリックで大きいネズミ



屋上、ペットショップとビアホールでございます いちばん上にのぼる
ひみつの半地下人 いちばん下まで降りる


2001.10.8(MON)
最高気温:24.0℃ 最低気温:19.8℃ 最高湿度:64% 最低湿度:60% 天候:雨のちくもり
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
バンビハード+ひかりモット:計4g、からむきエン麦1g、ふりふり野菜2g、小松菜1くき、スパゲティ2分の1本、梨ひとかけ+ムーシュ:かぼちゃの種1粒、スパゲティ2分の1本
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、牧草
わたしごはん:卵カレー、チーズ丸パン、カレースパゲティ、キャベツの中華風温サラダ など
さむいのへいちゃら

ゆうべはけっこう冷え込んだので、寝る前にねずみたちの水槽に牧草をたっぷり差入れしておいた。
朝起きてみると、皆ほわほわと鳥の巣をこしらえて、ほとんど埋もれるようにしてねむっていた。
ところが、さくらとももだけは、噛みきった草を全てふみしめて平らにならし、平地で身を寄せ合って寝ていた。
巣を作るのがキライなのか…?とも思ったが、ふと思いついた。
彼女らの飼い主は、割と最近うちの近所に越してきたのだが、その前には長野に住んでいた。
さくらとももは、はじめての冬を寒い寒い長野で過ごしたのである。
おまけにストイックな飼い主は、あまり暖房をきつくしない。
彼女らはつまり、寒さに慣れているのではないだろうか?
そのせいもあって、秋冬に備えて脂肪を蓄えていたのかも知れない。
このくらいの寒さは、へいちゃらなのだろうか。

ムーシュの採尿作戦決行中なのである。
目標集尿量は、1cc。
たかが1cc、されど1ccである。
買ってきた注射器のシリンジのメモリは、最大1cc。つまり、この注射器1本分採らないと、1ccにならないわけである。
うわー、思ったより、大量だ。
しかも、ねずみの1回の尿量は、わずか0.1cc弱だ。
染みこんだりトイレの壁面についたり蒸発するロスもあり、注射器で吸い取れるのは0.05cc程度。
今、4回吸尿したが、まだ1.5cc程度である。うう…。
私の尿も混ぜたろか。
ちなみに、採尿法。
いつも砂を入れてあるガラスのトイレを空にして、少しだけななめに水槽内に置く。
ムーシュが入って、尿やふんをする。
それを見張っていて、ちょちょっとしたら、すかさずトイレを取り出し、注射器でしずくを吸う。
注射器は、針の先にセロテープを貼って、冷蔵庫へ。

■ムーシュ・尿採り大作戦
ムーシュさんの
尿待ちで〜す。
まだまだ! テープで漏れ防止

※画像クリックで大きいネズミ

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怪奇漫画、恐怖漫画、と呼ばれるジャンルのものがある。
中学生の頃むやみに凝り、読みあさった。
少女漫画系のものでなく、むしろ、表紙が呪われそうに黒くて赤いシリーズが好きだった。
下記は、私的・トラウマになるほど怖かった恐怖漫画、ベスト3。

(1)血まみれカラスの呪い(さがみゆき
(2)地獄の子守歌(日野日出志
(3)ちいさくなあれ(いけうち誠一)

特に、3番目の「ちいさくなあれ」(「ちいちゃくなあれ」「ちっちゃくなあれ」かも知れず)は、最強。
主人公の少年が、ある時人間を小さくしてしまう術を身につける。
好きな女の子を小さくして殺してしまったり、両親を殺して食べたり…という、いやないやな話。
「主人公が自分の手記を出版社に投稿して、それを漫画化したものです」という、よりイヤな設定になっている。
幸い、絶版になっているらしく、webでも情報がろくに手に入らない。
ああ、よかった…。


つむじさま ムーシュの生活 おしりとおしりをあわせて、
しりあわせ。

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2001.10.9(TUE)
最高気温:23.2℃ 最低気温:20.0℃ 最高湿度:66% 最低湿度:61% 天候:くもり
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
バンビハード+イースターラビフード:計4g、ハトのエサ1g、ふりふり野菜2g、小松菜1くき、+ムーシュ:かぼちゃの種1粒
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、牧草
わたしごはん:わかめのみそ汁、カレースパゲティ、つけ麺(荻窪・丸長)、くるみプリン、究極らーめん など
ひとまず安心

朝4時までかかってムーシュの尿を1cc採ることができたので、午前中に「永山動物病院」へ。
とった尿は、半日以内に持っていかないといけないのだ。
注射器のまま、針の先にセロテープを貼り、蓄冷材といっしょにもっていく。
細い、1cc用の注射器なので、めいっぱい吸った状態だとすごく長くなる。
中身が出てしまわないように、注意して持っていく。
今回は尿検査のみなので、ムーシュは連れて行かないのだ。
尿を渡したら帰るものだと思っていたが、その場で調べてくれたので、少し待たされた。
先生の話によると、少し石(結石)がでているが、通常のうさぎにでているぐらいの量で、問題ない、とのこと。
ムーシュの体重も少しずつ増えているので、もう一週間くらい薬を飲んで様子をみて、来週また尿検査をしましょう、ということであった。
ひとまず、糖尿やわるい病気も見つからず、安心する。
しかし、また採尿…。慣れたことだし、がんばるか。

体重をはかる。


 まめ:86g
 むぎ:77g
 ムーシュ:75g
 ちびは:90g
 とろ:56g
 さくら:80g
 もも:95g


ムーシュはじわじわと体重を盛り返している。
やはり、ホメタタエ効果の現れだろうか。
さくらとももも、いい具合の体重である。

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妹の友達のお誘いで、荻窪に食事に出る。
荻窪の駅ビルの地下には、市場的な食品売り場があってとても楽しい。
計り売りの豆屋、貝類専門店、種類の豊富な魚屋、自家製ローストポークがうまそうな肉屋など。
ついつい、練り物の店でイカ天やちくわを衝動買い。
練り物って、魅力的だ。特に、専門店だと、ついついいろいろ買ってしまう。
おでんをこしらえるときにこういう店に行くと、いつもあれもこれも、と買いすぎて練り物だらけのおでん鍋になる。
しかも、でんぷん入りの練り物はふくれるので、ふたを開けたときにすごいことになってしまうのだ。
おでんって、毎年だしの作り方を忘れるのだが、どんな配合にしても練り物を入れるとおでんの味になるのが不思議だ。
練り物からも、おいしいだしが出るからなのだな。


飲み過ぎないんだよ! どくだみ寮 スパゲティは
マンマの味よ

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2001.10.10(WED)
最高気温:22.4℃ 最低気温:18.5 最高湿度:68% 最低湿度:62% 天候:雨
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
バンビハード+マルカンハムリスフード:計4g、からむきエン麦1g、もりもり野菜2g、小松菜1くき、+ムーシュ:かぼちゃの種1粒
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、ワラ
わたしごはん:<../photo/0110/ger014.jpg>つけ麺(荻窪・丸長持ち帰り)、<../photo/0110/ger015.jpg>根菜と練り物の煮物、コートドールのチョコレート、マイタケカルボナーラ など
ムーシュ・メス疑惑

ムーシュが、女の子かも知れない。
突然アンタ、何を言い出すんだ、とお思いだろうが、私こそ晴天の霹靂なのである。
ここ数日、ことさらにムーシュをじっくり眺めていて、思ったのだ。

そもそも、ムーシュが男の子だということの根拠は、もとの飼い主さんから里子にいただくときに
「あ、この子は男の子ですね」
と言われたことぐらいではなかったろうか。
その時はムーシュはまだとってもチビだったし、まめやむぎといっしょに暮らして、まだあまりビビリでなかった頃は、まめだっておたまさんが目立たなかったのである。
その後、ムーシュは成長につれてびびりの度が増し、きっちり保定して確認するということがなかった。
しかし、昨今ちょろつくところを子細に観察すると、まめやちびはほどおたまさんがぐぐっとつき出していないように思えるのである。
人間の思いこみというものは、恐ろしい。ムーシュは早い時期からずっとひとり住まいだったので、「もしかしてメスでは?」などと疑う機会がなかったのだ。

スナネズミのおたまさんは、元来ハムスターのオスなどに比べると、ちんまりしている。
特にちびのうちは、雌雄の判別がつきづらい。
ただ、ノーマル茶の毛色の子は、目・爪・そして局部が黒いので、色の薄い子よりは判別が付きやすいとも言える。
ただ、黒いところが目立つので、それを「たま」だと勘違いして、女の子でも「オス」と思う人もいる。
先日など、ねり子は獣医さんに「この子は男の子だね」と言われていた。
今さらムーシュが女の子だったところでどうということもないのだが…。
さて、どうなんでしょう。

ムーシュは、今腎臓のための薬を飲んでいる。目薬の小さなポリボトルに入った白い液体で、沈殿するので毎回よく振ってから与える。
朝・晩の2回、3適ずつ飲ませるのだ。
最初は、飲んでくれるだろうか…と心配した。
ムーシュは珍しいものがキライだし、なんたってびびりだ。
初回は、木のスプーンに薬をのせて差し出してみた。
ムーシュはやにわにスプーンの柄をかじって薬をこぼし、巣にこもってしまった。
失敗だ。
ためしに、ちょいとなめてみた。おお、甘い。
今度は、薬のボトルからそのまま飲ませてみることにした。
ちょっと動揺する様子も見られたが、とがったものが突き出しているとついついかじってしまうのが、ねずみのサガである。
ちょい、と口に入った薬が甘いのを知って、それ以来は自分からちょびちょびなめてくれるようになったので、とても楽である。
よかったよかった。苦い薬を処方されているうちは、たいへんだろうなあ…。

今日、ふと見るとまめ・ちびはの愛車「突撃美隠図(とつげきびーんず)」の吸盤がやられていた。
車が落ちて、それを私が見つけるまでのわずかのスキを、やつらは逃さない。

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昨日荻窪で食べたつけ麺の店で、持ち帰りセットを買ってきたので、今日同居人と半分こして食べた。
新聞紙に無造作に包まれた中華麺は極太、「10分ゆでてね」とのお店のおばさんのコトバ通りゆでると、さらに太くなる。これを水洗いし、ぬめりをとって絞めてから再度お湯で少し温め、ごま油をまぶす。
ポリボトル入りのたれはおそらく鶏ガラスープを濃厚に煮詰めたものがベースで、それにしょうゆ・酢・かつお節の粉を加え、とどめに黒こしょうをたんまり入れてあるもの。
鶏肉のカケラやメンマ、ねぎも入ってどろどろと煮えている。
これをあたため、つけながら食べるのだ。
辛い、すごく、辛い。ピリピリホッホー。
こしょうでここまで辛いということは、相当の量をぶち込んでいるはず。
私は、これによく似た食べ物を知っている。
それは、ヨコイのスパゲティである。


しゃきっと
とろちゃん
にこにこ うふうふうふー

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2001.10.11(THU)
最高気温:25.3℃ 最低気温:20.6% 最高湿度:75% 最低湿度:65% 天候:はれ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
バンビハード+キクスイグリーンペレット:計4g、からつきエン麦1g、もりもり野菜2g、小松菜1くき、かぼちゃの種1粒
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、妖怪根付の箱
わたしごはん:根菜と練り物の煮物、ハーゲンダッツのメイプルウォールナッツアイス、7/11のもちもちナッツパン、立ち食いたぬきそば、いかのごま油和え、小アジの南蛮漬け、ねぎと豆腐と揚げのみそ汁、フライドポテト など
さくらとももが、大暴れ!

先ほどから、さくらとももが暴れている。
特に、ももが給水器にタックルをかまして、壁にぶつけてごんごんやっている。
水が漏れ、鼻面をぬらして大奮闘。うるさいよう!
とりあえずつかまえて鼻をふき、給水器は網ぶたのまんなかへんに吊して壁に当たらないようにしている。
さくらは、回し車で暴走中。いつもより激しく、がらがらごごごご、と回している。
ももがうるさくしたので、それで興奮してしまったかんじ。
紙箱を与えても、興奮さめやらず。
このふたりは、うちに来たときから落ち着きがなくて、よくおおさわぎしている。
カルシウムが足らないのだろうか?
しかし、カルシウムは与えすぎると結石の原因になるというし、悩んでしまう。

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CGIにとりくんでいる。
少しずつ、やり方がわかってきた。
NiftyへのCGIの設置は他とちょっと違って慣れないとわけがわからないが、なんとかうまくいきつつある。
もう少し自在に操れるようになると、楽しいのだが。

今使っているのは、チャットとアクセス解析。
アクセス解析をすると、読者がどんなキーワード検索で「すなにっき」にたどり着いてきたかがわかったりして、参考になる。
「スナネズミ」「ペットショップ」「インコのエサ」…ふむふむ、なるほどね。
「スーダングラス」「大豆ミール」「キャロブ」「ブロック崩し」…ほうほう。
「うんこ」「組み体操」「祝い」………お役に立てたでしょうか……?



どうしたのかな もっさもさよ。 ムーシュは
おちついている

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2001.10.12(FRI)
最高気温:25.2℃ 最低気温:22.0℃ 最高湿度:72% 最低湿度:69% 天候:はれ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
バンビハード+ハイペットミニラビフード:計4g、こりこりコーン1g、もりもり野菜2g、小松菜1くき+むぎ・とろ・ムーシュ:かぼちゃの種1粒
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、妖怪根付の箱
わたしごはん:みそ汁ぶっかけごはん、納豆、野沢菜漬け、豆腐と魚介の鍋、ジャーマンポテトサラダ、小アジの南蛮漬け、いかと里芋の煮物、モモ缶 など
天高く、スナ肥ゆる秋。

ムーシュが、少しずつではあるが肥えつつある。
ちょっとしたストレスですぐにやせてしまう子なので、注意が必要だ。
最近は、注意深く世話をして、さみしくないようによく声をかけているせいか、ムーシュはおだやかでごきげんがいい。
よいことである。

むぎととろにも、少しお肉をつけるべく、ムーシュと同様にかぼちゃの種をおやつにあげる。
このひとたちは運動量が多いせいか、太るということがない。
むぎなど、ももねがびしっと締まってたくましい。ランナーか、スケーターのような脚。
あの脚でペレットを蹴るのだ。
とろは以前より少し要領が良くなり、むぎにおやつをとられることがなくなった。
少しずつ、ねずみとしての狡猾さを身につけて自衛していってほしいものである。

比べて、のほほん度120%なのが、まめちびたちのどくだみ荘。

ふくふくと肥えたふたりのモッサリ〜ノが、にこにこしながら身を寄せ合って、いちゃいちゃと過ごしている。
ああ、愛くるしい毛玉たちよ!
むさくるしいのも、ねずみだからゆるされるのだ。
毛は、いい。毛は。

さくらとももは、昨日よりは落ち着いているが、やはり始終うろうろしている。
発情期なのかも知れない。
気が紛れるように紙箱を入れると、乱暴にかじりはじめる。

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遊びに行くと、いろんな種類のお茶を出してくれる友人がいる。
以前は紅茶やコーヒーが多かった。何種類のも熱い紅茶が、ウェッジウッドのティーカップに入って出てくる。
飲み終える頃には、別の種類のお茶が違うカップに入って出てくる。
最近は、中国茶に凝っているようで、これまたいろんな種類のお茶が小さなカップで次々と出てくる。
ここがお茶屋でないのがふしぎだ、と思うぐらいである。
彼女に教わったのだが、何も高価なお茶を買わなくても、無印良品の「凍頂烏龍」と「文山包種」は、\350という低価格にもかかわらず、かなりおいしい、とのこと。
試してみたが、確かにおいしい。
っていうか、私ぐらいの貧乏舌だと、すごく高価なお茶飲んだところで味の違いはよくわからないので、十分なのである。
店によっては、凍頂烏龍などは目の玉が飛び出るぐらい高い。
お茶なんて、日常的にがぶがぶと楽しめるぐらいが、気持ち的にもちょうどよいというものである。


つやつやなの。 あばれくたびれて、
ねた。
モッサリ〜ノの
巣。

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2001.10.13(SAT)
最高気温:24.7℃ 最低気温:21.3℃ 最高湿度:74% 最低湿度:63% 天候:はれ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
バンビハード+ダイソーハムフード:計4g、殻付きエン麦1g、もりもり野菜2g、スーパーレモン
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱
わたしごはん:なべおじや冷やし中華、ジャーマンポテトサラダ、小アジの南蛮漬け など
のひょ。

ねずみがのひょのひょしているのを見るのは、たのしい。
むぎが、寝床で「のひょ」。
さくらとももが、重なって「のひょ」「のひょ」。
くちもと。鼻。細い目。
私も、のひょ。

ちびはが太っている。
ももと、どっこいである。
体格もいいにはいいのだが、顔が小さくて胴が太い、
旬のサンマ。ころんと座ってにこにこしているさまはかわいらしいが、ちょっと太りすぎの感もあり。
こういうとき、複数飼いだとえさの調整が難しい。
まめがことさらにやせてきたというわけではないが、ちびはが必要以上に食べていることは確かだろう。
全体量を減らし、まめだけに少しひいき、という作戦をとろうかと思う。
しかし、ヒトにとっても食べ物がおいしい季節である。
食べちゃうよねえ…。

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天気がいいのに、ねぼう。半日をむだにする。
明日は駅前でお祭りがあるので、遊びに行こうと思う。


むっひょっひょっ とろちゃんのゴハンに、
なにか?
「もひょ〜ん」
「のひょ〜ん」

※画像クリックで大きいネズミ





2001.10.14(SUN)
最高気温:24.5℃ 最低気温:20.6℃ 最高湿度:68% 最低湿度:62% 天候:秋晴れ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
バンビハード+ひかりモット:計4g、かりかりビーンズ1g、ふりふり野菜2g、スーパーレモン、小松菜1くき
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱
わたしごはん:おむすびセットいわしとサーモンのほっかむり寿司馬さんの焼き餃子いかめしカフェコムサのぶどうティーとグレーツムース野菜の鶏スープ煮十穀米ごまポテトサラダもやしナムルゲソのしょうゆ炒め など
ねずみは菜っぱが好きなの〜♪

今日の小松菜は、いつものとちょっと違った。
葉が厚く、ばりっとして色が濃い。
いつものは、有機栽培・無農薬のものを、駅前の自然食品店で購入している。
今日のは、毎週届く有機野菜ボックスに入っていたものである。
いつものでもねずみはおいしそうに食べるが、今日のはまたかくべつに嬉しそうであった。
全員すぐに飛びつき、笑いながら食べていた。
ことに、さくらとももは、これ以上かわいいお顔はない!という表情で、菜っぱを両手でつかみ、にこにこ・にこにこと食べきっていた。
ねずみのしあわせは、私の幸せ。フフフ〜ン♪ハハハ〜ン♪

ムーシュはタービンが好きだ。
あたらしもの嫌いだった過去を思うと、えらい進歩である。
しかも最近は、「ゆっくり回し」と「爆走」とを使い分けている。
「ゆっくり回し」は、「とことこっ・とことこっ」と、足下の感触を確かめるような具合で走る。
早歩き、というかんじ。
しかも、そのあとタービンのふちに手をかけて首をかしげ、こちらをじっとみて
「どう?いまのかんじ。」
というふうに、こっちをじっと見る。
むがーっ!かわいいっちゅうねん。
「かわいいよ、ムーシュ。いい具合だよ」
と声をかけると、安心したように「爆走」をはじめる。
それこそ、タービンの天井に届かんとする勢いで、ごうごうと走る。
目は、笑っている。かっこいいムーシュ。かわいいムーシュ。
かわいすぎて、眼底が痛い…。

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駅前でイベントがあり、妹とぶらぶらする。
ポカスカジャンの尻出しコントを楽しみ、デパートの北海道フェアで駅弁など食い、満足な1日であった。

以前も掻いたが、「Soapy Cats」さんのところの手作りせっけんは、よい。
特に気に入っているのは、「ヘーゼルナッツ」というせっけんである。
ヘーゼルナッツ(はしばみの実)の油を主原料にして作られており、しっとり・すべすべに洗い上がる。
朝顔を洗い、泡を水で流している、そのはしからつるつるしているのがわかる。
そして、しばらくするともちもちになってくる。
割と丈夫で雑な私の顔なので、いいせっけんとそうでもないせっけんの違いがわかりにくいのだが、これはかなり使用感の違いに驚いたせっけんである。
惜しいのは、このヘーゼルナッツソープが定番品ではないため、いつでも手に入るというわけではないところである。
気に入ったベーシックな日用品というのは、手に入りやすい方がよい。



とろちゃんの
かくれぐい
むひょっ!
うまっ!
だらだら
むーしゅ

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2001.10.15(MON)
最高気温:23.1℃ 最低気温:19.7℃ 最高湿度:68% 最低湿度:63% 天候:はれ
ねずみごはん(共通・1匹あたり):
バンビハード+ニッパイラビットダイエットプレミアム:計4g、モルト1g、ふりふり野菜2g、小松菜1くき
本日のおもちゃ:テレックス芯、木製巣箱、チモシー牧草
わたしごはん:のこりものーズ、太肉坦々麺 など
尿採り作戦M-02敢行中。

1週間経過したので、明日またムーシュの尿を獣医さんに持って行かねばならない。
今夜9時過ぎから、また尿採取をしている。
前回ので慣れたので手はずはととのっているのだが、敵もさるものひっかくもの。
尿の上にうんちをしてみたり、巣材をどんどんトイレに運び込んでみたりして、私の作戦をジャマするのだ。
ムーシュにしてみれば、

 (1)尿をした
 (2)ふりかえったら、便器が消えていた
 (3)しばらくしたら、また便器がそこにあった
 (4)が、中身は忽然と消え、ニオイもなくなっていた

というのは、やっぱりなんだか、やなかんじの事に違いない。
じっと、水槽の前で尿待ちをする私。
巣の中で、なんだかいやなきもちでうずくまっているムーシュ。
戦いは今、始まったばかりである。

Amazon.comでスナネズミに関する本を購入した。
5冊ほど頼んだのだが、アメリカテロがらみで発送が混乱しているとかで、3冊だけ先に来たのである。
中身は私がもっとも苦手とする言語・英語なので解読には時間がかかりそうだが、とりあえず写真は以上にかわいい。
ページをめくるたびに目尻が下がり、ついには一回転してしまった。
掲示板の情報によると、ジャービスカレンダーも手に入るらしい。
これは、手に入れねばならぬ…。

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中学生の頃に本屋で立ち読みして以来、トラウマになるほど怖かったまんがのひとつに、さがみゆき『血まみれカラスの呪い』という本がある。
先日手に入れ、今日読み返してみた。
なんと、全然怖くないではないか。
どこの部分が怖かったかすら、思い出せない。
むしろ、社会派漫画であった。どうしたことか。
ヒトは大人になると、いろいろな感覚が鈍くなる。
子どもの頃食べられなかったものが大人になっておいしく食べられるようになるのも、味覚が鈍るせいである。
「怖い」という感覚も、そうなのかもしれない。
それに、現代社会にはもっともっと怖い出来事がぎしぎしうなっている。
十数年前の怖さなんて、もはや何の刺激にもならないのだ。
なんだか残念なような、そら恐ろしいような。


にんじんは
いいわねい…
どうなってんだ ネボケテ〜ラ

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