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2004年3月 5日金曜日 日本人は海老を食べ過ぎ (はる食日記)

3月5日(金)
晴れのち深夜雨。プールに行く。九州の棒ラーメンをつくる。いりこ、干し椎茸、薄口醤油、豚挽肉でスープをとり、わんたん、棒ラーメン、小松菜、 キャベツを茹で、葱と海苔をかけて食べる。棒ラーメンのスープも使うが、自分で補助的にだしをとるとおいしいのだ。夜は、 海老フライと玉葱フライにする。冷凍のインドネシアの環境保全型粗放的養殖海老エコ・シュリンプと玉葱に衣を付けて揚げる。 キャベツの千切りをたっぷり。水底が、トルコ風の米入りロールキャベツをこしらえる。これも食べる。味噌汁は、長葱と油揚げでシンプルに。 玉葱フライは甘くてうまい。
エコ・シュリンプについては、1991年、それを企画し、輸入する民衆交易会社ATJ(オルター・トレード・ジャパン)社の社長らとともに、 取材兼内容確認のためにインドネシアのスラバヤまで行ったので詳しいのだ。もちろん、その後、生産者や加工場などが少しずつ変わったり、 規格が変わったりしているが、そのコンセプトは変わっていない。そもそも、日本人は海老を食べ過ぎており、もちろん、 すでに天然の海老は資源として漁獲できる状態にない。そのため、80年代より養殖がさかんになったが、高密度養殖のため病気が出てしまい、台湾、 タイ、インド、中国、ベトナム、フィリピン、インドネシアなど、様々なところで養殖されては、見捨てられている。海老は汽水で成長するため、 高密度養殖は、沿岸、すなわちマングローブ林のあるところを切り開いて行われ、取り返しのつかない自然破壊を行っている。また、高密度のため、 病気が発生しやすく、合成抗菌剤などの多用もある。それもこれも、日本人が海老をむやみに欲するためである。エコ・シュリンプは、 その代替提案として、自然と共生し、かつ、薬剤などに頼らない持続可能な生産体制をつくろうというしくみである。食べなければいいのでは? という論もあろう。しかし、実際に最悪の状況がある中で、代替方法に転換するのもひとつのやり方である。私は、ほどほどにしか食べない、 食べるときはできるだけエコ・シュリンプという方針だ。おいしいし、産地のことを思い出すしね。

購入:いりこ、牛乳、納豆、キムチ、グラニュー糖、コーン缶、柿の種。

食:14時、わんたんラーメン、ご飯。
食:22時、ご飯、海老フライ、玉葱フライ、トルコ風ロールキャベツ、味噌汁、納豆。

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[はる食日記 |2004年3月 5日 ]

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