たべたりだしたりこなしたり
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09月07日火曜日 1999年9月1週 (はる食日記)

9月1日(水) 晴
風が強い。仕事は休みにする。今週も来週も週末がないので、休みにしておく。
年始よりはじめていたパソコン付属ゲームフリーセルが目標の1000回となる。853勝、147敗、勝率8割5分、連勝記録42、連敗記録4。 これにてクリア。
映画を見に行く。インド映画だ。マサラムービーといい、とにかくヒーローは必ず正義であり、マイケルジャクソンのように踊り、歌い、 ジャッキーチェンのように戦い、スティングのように知恵が回るのだった。3時間を超す大おばか娯楽映画である。 インドのメジャー映画のほとんどが大おばか娯楽映画だという。とにかく、何も残らない。かけらも残らない。踊るしかない。そこがいいのだ。
鶏とショウガのスープと残りご飯で雑炊をつくる。モヤシ、モロヘイヤ、竹輪を入れる。
夜は、ハンバーグ。食パンを牛乳でひたし、スパイスを入れた肉と一緒に混ぜる。玉ねぎを炒めておき、一緒にまぜる。よく叩いて形を整え、 フライパンで両面を焼いたあと、オーブンに入れ、200度15分ほど焼く。ピーマン、ジャガイモ、人参のつけ合わせ。
鶏スープに醤油、みりん、ごま油をいれて中華風に。
7月頃からチキンカツ、ハンバーグが食べたいと思っていた。ようやく念願かなう。年に1、2度はこういう料理が食べたくなる。
夜中、梨を食べる。

食:13時、鶏スープ雑炊、つくねの残り、カボチャの煮た残り。
食:21時、菓子パン(コンビニ)
食:23時、ご飯、ハンバーグ、鶏スープ。


 

9月2日(木) 曇時々晴夜一時雨
涼しいほどではないが過ごしやすくなる。働く。
昼は、水底が冷やし中華に合わせた料理をつくる。椎茸と自家製シシトウを使い、エビをすり身にして詰め、揚げた手のかかる料理が添えられる。
夜は私が担当。しかし、ご飯とナスの揚げびたしは水底がつくる。私は、ジャガイモ、人参、干し椎茸、カボチャ、レンコン、油揚げ、 竹輪で煮物をつくる。モヤシ、大根葉、カボチャ、大根で味噌汁をつくる。野菜をがつがつ食べる。

宅配:鶏のぶつ切り、豆腐、油揚げ、納豆、リンゴ、梨、ゴーヤ、ナス、玉ねぎ、ねぎ、大根、 レンコン、キャベツ、人参、菜っぱ。

食:15時、ご飯の残り、冷やし中華、ナスゴマ酢だれ、イワシ酢じめ、冷や奴、 椎茸とシシトウのエビ詰め揚げ。
食:22時、ご飯、野菜の煮物、味噌汁、海苔の佃煮、ナスの揚げびたし、ナスゴマ酢だれ。


 

9月3日(金) 晴
メガネのレンズを換える。ここ1年ばかりは、ほとんどメガネで過ごし、コンタクトレンズを使わないようになった。
昼、玉ねぎとキャベツ、塩豚、それに梅酢漬けの紅しょうがでチャーハンをつくる。
夜は、うなぎの蒲焼きを購入し、それと干し椎茸のだしで葱、竹輪、大根葉の吸い物をつくる。水底が、 明日親戚に持っていくためのチャプチェを作っていた。具は、牛肉、レンコン、人参、葱、それと、韓国春雨。

購入:なたね油、オリーブ油、スパゲッティ、トマト缶、カレールー、水(保存用)、カンパン (保存用)、うなぎの蒲焼き

食:12時、チャーハン、野菜の煮物、ナスのゴマ酢だれ、イワシ酢じめ。
食:21時、ごはん、うなぎの蒲焼き、野菜の煮物、チャプチェ、吸い物。

 


 

9月4日(土) 晴
講演のため福岡へ。水底は親戚の家へ行くため東京駅へ、私は羽田。空港の売店でパンやおにぎりを食べる。昼は、 関係者と打ち合わせをしながらスパゲッティ。講演を終え、ホテルの座敷で会食。その後、解散し、私はホテルの従業員にラーメン屋の場所を聞き、 ひとりでラーメンを食べにいく。夜中、バナナを食べる。
福岡は、午前中晴れていたが、午後、講演中からひどく雨が降ってきたらしい。夜にはやむ。暑くもなく、寒くもないが、蝉の声は関東より夏らしい。

食:8時、パン、おにぎり、ヨーグルト(外食、私のみ)
食:12時、スパゲッティ(外食、私)
食:19時、鶏のたたき、刺身、アサリの酒蒸し、枝豆、焼きそば、フライドポテト、豚の冷しゃぶなど(外食、私)
食:21時、ラーメン(外食、私)
食:24時、バナナ

 


 

9月5日(日) 晴
午前中、福岡のスーパーや百貨店の食品街を歩く。みやげものを買う。インドネシアで売っているような長いささげ豆や青唐辛子、赤ナス、長ナス、 それにインスタントラーメンなど。朝は、うどんを食べ、昼にはもう一度ラーメンを食べる。
福岡の博多駅から天神周辺は、現在試験的にエリア内のバス昇降を100円均一にしている。便利である。会社や商店街が多いところで、 歩けなくもないが地下鉄2駅くらいの距離がある。地下鉄は高いし、バスも200円近いとちょっと乗り降りすることもできないが、 100円ならば3つのバス停でも乗ってしまえる。とても優れた試みで、私も早速利用させてもらった。
帰宅後、自宅で本を読み、水底の帰りを待つ。水底が遅くなったので、車で迎えに行く。疲れていて面倒になったので牛丼屋に入る。 米が中粒米と短粒米のブレンド。
水底もおみやげを買って帰る。サンマ。保温調理鍋のシャトルシェフが水底にくっついてきた。もらったらしい。ありがたや。

購入:赤ナス、長ナス、唐辛子、ささげ豆、インスタントラーメン、すだち酢、もち菓子、丸天、 納豆、サンマ、お菓子。

もらい物:お菓子、お茶。


食:8時、丸天うどん、いなり(外食、私)
食:12時、ラーメン、ご飯(外食、私)
食:17時、食パン(私)
食:24時、牛丼(外食、ふたりで)

 


 

9月6日(月) 晴のち一時雨
まだ蒸し暑い。それでもずいぶんと過ごしやすくなった。打ち合わせのためふたりで外出。昼をまたいだので、そばを食べる。 夜帰宅して3日以来のまっとうな食事をつくる。大麦入りご飯を炊き、ナスのごま酢だれをつくる水底。サンマを焼き、 油揚げとごじるの素と葱の味噌汁をつくる私。味噌汁に豆腐を入れるはずだったのが、パックを空けると糸を引いている。におってみたが、 悪くはなさそうだ。そこで、小麦粉をはたいて揚げてみた。じっくりと芯まで揚げる。食べてみると、ちょっとすっぱい。 ちょうどインドネシアのタフゴレンの味である。水底が喜んで、インドネシアのサンバルソースをつけて食べていた。私もいくつか食べる。 腹はこわさなかった。よかった。

食:14時、そば(外食)
食:20時、もち菓子
食:22時、ご飯、味噌汁、サンマの塩焼き大根おろし添え、チャプチェの残り、タフゴレン、ナスのごま酢。

 


 

9月7日(火) 晴のち曇り一時雨
蒸し暑い。最近、夜になってからちょっとだけ雨が降る。理由は不明。昔の夕立であろうか?子どもの頃、夕立が多かったような気がするが、 山に住んでいたので、昔と今が違うのかどうかも分からない。
夕方、買い物に出る。某大手トマトジュースメーカーから、シーズンパックのトマトジュースが出ていた。濃縮果汁還元ではなく、ストレートである。 なかでも無塩のものを選んで買う。年に1度この時期だけ出ているジュースだ。ひっそりと出ているので気づかないが、濃縮果汁と違い、 ストレートはさらりとしてうまい。
昼、キャベツと丸天で焼きそばをつくり、食べる。夜は、水底が大きなナスの中に鶏と玉ねぎ、トマトをソースにしたようなものを詰め、焼く。 エスニックなスパイス使い。カボチャ、ネギ、キャベツ、ごじるの素の味噌汁をつくる。甘い。菜っぱをジャコと油揚げで炒める。 醤油と日本酒の味付け。ご飯は大麦入り。
夜、青リンゴとバナナ、ヨーグルトと洋なしジュースでヨーグルトドリンクをつくり飲む。

購入:ストレート無塩トマトジュース、アジ、ネギ、サツマイモ、鶏のひき肉、シラス、ヨーグルト、 国産コーンクリーム缶、マカロニ、ゆでうどん。

食:12時、焼きそば、ご飯。
食:21時、ごはん、ナスのトマト鶏づめ焼き、味噌汁、菜っぱの炒め煮、海苔の佃煮。

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09月14日火曜日 1999年9月2週 (はる食日記)

9月8日(水) 晴のち曇り
蒸し暑い。寝苦しかった。自衛隊か米軍かは分からないが、戦闘機が空を飛び回っている。東京西部には自衛隊、米軍の基地が多くあり、 毎日ヘリは飛んでいるが、戦闘機が飛び回るのはめずらしい。
昨日購入したゆでうどんと丸天でうどん。水底が、干し椎茸と煮干しでだしをつくる。夜は、このだしを使い、鶏肉、人参、ジャガイモ、 玉ねぎを煮込む。少し甘めにして、鶏肉じゃがかうま煮といったところ。また、昨日購入したアジを開き塩をして軽く干したものを焼いて食う。 古いご飯があったので、葱と大根とごじるの素の味噌汁に入れて煮る。雑炊になってしまった。

食:16時、丸天うどん、ご飯の残り、菜っぱの炒め煮残り、焼きナス。
食:23時、ご飯、雑炊風味噌汁、アジの干物、鶏と野菜の煮物、海苔の佃煮、納豆。

 


 

9月9日(木) 晴
暑いが、風が乾いて心地よい。部屋のあちこちを開ける。
会議で外出。やはり暑い。水底は、友人宅へ。ふぐの肝を発酵させた珍味を食するためらしい。
キャベツとネギ、ワカメ入りのインスタントラーメンにご飯を食べて外出。夜は懇親会。帰宅後、水底が作っていたご飯を食べる。 ワカメと油揚げと大根の味噌汁、イワシの梅干し煮、アジのなめろうやイワシの刺身である。

購入:イワシ、アジ、ショウガ。

宅配:ブドウ、リンゴ、梨、生落花生、サツマイモ、ニラ、大葉、モロヘイヤ、ゴボウ、ミョウガ、ナス、ジャガイモ、卵、納豆、豆腐、油揚げ、 バナナ、ツルムラサキ、冷凍梅、パイン果汁入り冷菓。


食:11時、ラーメン、ご飯(私のみ)。
食:18時~、焼酎、サンマの刺身他つまみ(外食、私)
食:23時、ご飯、味噌汁、イワシ刺し、イワシの煮付け、アジのなめろう、煮物の残り。


 


 

9月10日(金) 晴
暑い。早朝外出し、会議へ。昼を外食し、別の会議へ。午前中の会議は、前日の続きだが、司会の事務局長が来ないので代理で司会。 酒を過ごされたようである。農業生産者は、野外での仕事をしており、基礎体力や代謝がよい。一方、都市で室内労働をしていると、基礎体力が落ち、 代謝も悪くなっていく。しかも、ストレスもたまる。一緒に酒を飲むと、時にこのようなことになるのかも知れない。 食の安全性や農業と環境のあり方、あるいは、ゆとりのある生き方をめぐる活動をしている人が、 それとはまったく逆の食生活や仕事の仕方をしている場合がある。私もそうだった。自己矛盾を抱えながら働いていたものだ。 この自己矛盾はやむを得ないところもある。世の中を変えようと思えば、世の中以上に動きまわらなければならなくなる。少数派の宿命である。 自己矛盾は悪ではない。ただ、私は、自己矛盾よりも、できるだけ自分の身体の要求に従ってみたいと思っている。そして、 自分の身体からくる要求と、自分の社会的存在からくる要求との間に折り合いをつけながらも、優先するのは身体的要求にしようと思っている。
わがままとも言うが…。
玉ねぎ、ニラ、紅しょうが、水底がもらってきたチャーシューの煮物を具にしたチャーハンをこしらえる。 水底が昨日から酢で洗っているイワシを食べる。塩をしていないので、ただの酢じめである。水底が昨日から漬け込んでいたアジの南蛮漬けを食べる。 芋を茹でてポテトサラダで食べる。生落花生を40分ほど茹で、歯で殻を割りながら食べる。昨日の味噌汁にニラとミョウガを加えて食べる。 チャーハンは残りご飯で、粟入りの黄色い白ご飯もちゃんと食べる。満足する。
食事に関しては王様だ。

食:9時、おにぎり、ヨーグルト(外食、私のみ)
食:12時、てんぷら定食(外食、私のみ)
食:15時、ラーメン、ご飯(水底)
食:21時、ご飯、チャーハン、イワシ、アジの南蛮漬け、ポテトサラダ、ゆで落花生、味噌汁。

 


 

9月11日(土) 晴
掃除。今日と明日は掃除の日。ふだん職住一緒であり、水底も私も紙をさせるので家中めちゃくちゃである。洗濯だけはしているのだが、掃除、 片づけが追いつかない。そこで、久しぶりに大掃除。本や書類を片づけるのにうんざりする。
昼は、油揚げとナスと大葉入りの冷やし中華。夜は、玉ねぎとニンニクを炒めてご飯を加えた鶏なしチキンライス。オムライスもちょっとつくる。 それに、ニンニク、ショウガ、ニラ、ネギ、豚ひき肉、ドウチ、テンメンジャン、豆板醤、花椒などでつくる麻婆豆腐。今回は、 唐辛子を加えてさらに辛くしてみました。最後に水溶き片栗粉でとろみをつけてご飯のおかず。
水底親戚からアジの干物がたくさん届く。冷凍。

もらい物:アジの干物たくさん。

購入:豚ひき肉、鶏もも肉、豆アジ、大豆モヤシ、葱、ニラ、牛乳、シュレッドチーズ、国産コーン缶、ラーメン、缶ジュース。


食:12時、バナナ、冷やし中華、ご飯。
食:21時、ごはん、ケチャップライス、麻婆豆腐、ナスの揚げびたし。

ケチャップライス。 肉はなくとも、赤色は健在

私作、料理の鉄人まねっこ麻婆豆腐

 


 

9月12日(日) 晴
掃除。冷蔵庫を動かしてみたりする。台所の景色が変わる。虫が湧いた粉類や穀類、豆類は処分する。せっかくなので、裏庭の土と混ぜてみる。 腐るか、発酵するか、虫が湧くか、楽しみである。虫といえば、水底が飼っているカブトムシの卵がかえり、知らぬ間に結構大きくなっていた。 これで3代目である。そろそろ近親交配の問題が出てきそうだ。せっかく裏山にカブトムシが飛んでいるのである。 来年こそは外の血を入れたいと願っている。
昼は、納豆とネギのお好み焼き。夜は、マカロニグラタン。水底に頼む。味噌汁は、油揚げとゴボウ、サツマイモ、豆モヤシ、長いいんげん。
夜中、ビールとトマトジュース。

食:14時、ご飯、納豆ネギお好み焼き、麻婆豆腐、豆アジの南蛮漬け。
食:21時、ご飯、マカロニグラタン、味噌汁、麻婆豆腐、アジの南蛮漬け、ツルムラサキのおひたし。
食:24時、ビール、トマトジュース。

水底作、マカロニが大好きグラタン


 

9月13日(月) 晴のち一時雨
8時前に地震。目が覚める。震度3だが、それほどでもなかった。少し揺れが長く続いたぐらいである。午後、会議のため外出。 水底妹が午後遊びに来る。トマトジュースとナスのスパゲッティをふたりで食べたらしい。帰宅後、仕事。
ヒューゴー・ガーンスバックの『ラルフ124C41+』を読む。近代SFの基礎である。1911年当時、レーダー、テレビ、通信ネットワーク、 クレジット社会、リニアカーなどを予見していたこの作品は、その古さによって今も読む価値を持つ。1910年の社会で、 これらのことを予見できる才覚は、まさに彼のみに与えられていた。そして、SFがその役割を、外挿すなわち、 今の社会に新しい技術や価値観を導入して将来を予想することが可能な文学形態まで押し上げた作品である。そして、この作品に書かれた、 今はもう古い技術や、100億人という人口が、2600年代に達成されると予想されていることに、20世紀の恐ろしさを感じる。 この1世紀でいかに人類は変わってしまったか。いかに、社会は変わってしまったか。そのスピードときたら。私は、 1990年にアジアを歩いてみた。そして、地球が狭くなったとか、高度情報化社会といった言葉が、単なる言葉に過ぎないことを肌身で知った。 しかし、9年後の今、それさえもおぼつかない。あまりにも地球的規模のできごとが多すぎる。そのほとんどすべてを人類が引き起こしたのである。 あまりにも早く変わりすぎる私たちである。漠然とした60億人の不安がここに生じている。もはやその速度についていくことができないのである。 私もまた。と、同時に、ついていきたいとも思わない。もちろん、社会は動くのであるから、対応せざるを得ないが、 自分の時間の進め方はちょっとちがった風にしたい。できることならば。
夜、水底がゴボウの炊き込みご飯をこしらえる。ワカメたっぷりの鶏とごま中華スープは絶品。

購入:生クリーム。

食:12時、立ち食いそば(外食、私のみ)
食:15時、トマトナススパ、ご飯(水底)
食:15時、サンドイッチ(外食、私のみ)
食:21時、炊き込みご飯、ナスとジャガイモの炒め物、豆モヤシのナムル、ワカメ鶏ごま中華スープ、ツルムラサキのおひたし、アジの南蛮漬け、 海苔の佃煮、白ご飯の残り。

 


 

9月14日(火) 晴
暑い。関東地方、34度を超えたらしい。午後から暖かい強風。台風の影響らしい。自宅で仕事。午前中、水底の友人が来る。 手作りのロースハムと食パンをいただく。嬉しい。水底はスコーンを焼いていた。
夕方買い物に出る。カブトムシの幼虫用マット。おがくずなどを利用して、カブトムシの生活空間兼エサとなるものである。 この時期を過ぎるとどの店も取り扱わなくなるので半年分を購入するのだ。
朝は、炊き込みご飯などですます。午後、水底がスコーンにつかった卵白の残りの卵黄を使って黄金チャーハンをつくる。 ハムと玉ねぎのチャーハンに卵を入れ、かき回してふわふわとかつ粒をぱらぱらにしたもの。ふつうのチャーハンのように卵を分離させない、 失敗と成功の区別がつきにくいチャーハンである。夕方、小腹が空いたので、葱とピーマン、竹輪入りのインスタントラーメンをひとつつくり、 ふたりで分ける。その後外出し、くだんの買い物となる。夜は、ハヤシライス。九州で、 こちらでは近年みかけないバーモントハヤシルーがあったので、それ購入しておいたもの。玉ねぎ、牛肉、トマト缶を利用。 ポテトサラダやナスのゴマ葱入り三杯酢、サツマイモと竹輪の甘辛炒めなどを添える。

もらい物:ロースハム、食パン。

購入:ナス、小松菜、牛肉、豚バラかたまり、塩漬けワカメ、豆腐、油揚げ、マーガリン。


食:9時半、炊き込みご飯、ワカメ鶏ごま中華スープ、ナスとジャガイモの炒め物。
食:11時、お茶とスコーン(水底)
食:13時、黄金チャーハン。
食:17時、インスタントラーメン。
食:22時、ハヤシライス、ポテトサラダ、ナスのゴマ葱入り三杯酢、サツマイモと竹輪のおかず。

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09月21日火曜日 1999年9月3週 (はる食日記)

9月15日(水) 曇り
朝からずっと強風。風が吹いたり、ぴたりと止まったり。そして暑い。
私の大学時代の友人Nの実家から梨が届く。毎年ありがたい。とても大きな二十世紀である。最近は、 おいしい二十世紀がほとんど出回っていないのでとても嬉しい。
仕事をする。夕食は私がつくる。粟入りのご飯を炊き、油揚げと葱と呉汁の素の味噌汁をつくる。ニンニクとジャガイモ、小松菜、 豚肉を炒めて日本酒と酢、醤油で味をつけ、水溶き片栗粉であんかけにした。美味。

もらい物:梨5kg。

食:15時、ハヤシライス、ポテトサラダ、ナスのゴマ葱入り三杯酢、サツマイモと竹輪のおかず。
食:22時、ごはん、味噌汁、アジの干物、小松菜と豚肉とジャガイモの中華あんかけ、納豆、海苔の佃煮、ハヤシのソース。

 


 

9月16日(木) 曇りのち雨
徹夜で働き、そのまま会議へ。会議場所の半蔵門に到着した午前9時。会議室には、予定が入っていない。慌てて予定を調べると六本木となっていた。 それから六本木に着いたのが9時半。しかし会議ははじまっていない。9時半が開催時間だった。とほほな朝のはじまりである。
水底が、先日購入のシャトルシェフ(保温調理器具)を使って豆を煮、トマト、玉ねぎ、ナスなどでシチューをこしらえる。また、 モロヘイヤをたっぷり刻んで納豆に混ぜたモロ納豆をつくる。焼きナスをスライス玉ねぎ、庭育ちの生唐辛子、ニョクマム、 酢などで漬け込んだ焼きナスのタイ風サラダをこしらえる。

購入:オレンジジュース、トマトジュース、サンマ、ニンジン、牛乳、カルピス、煮干し。

食:6時半、トースト、オレンジジュース。
食:14時、ラーメン、ライス(外食、私)
食:16時、インスタントラーメン、ご飯(水底)
食:22時、ご飯、トマト豆シチュー、モロヘイヤ納豆、焼きなすのタイ風サラダ、中華あんかけの残り、海苔の佃煮。

 


 

9月17日(金) 雨
車で秋葉原・新宿へ行き、パソコンやプリンタやスキャナやマウスなどなどを物色購入。 パソコン本体が高いスペックで6万円そこそこで買える時代である。OSを入れても8万円弱。すばらしい。

食:12時、バナナ。
食:15時、ラーメン、ライス(外食)
食:22時、ご飯、ピエンルー、マカロニと豆と芋のサラダ、タイサラダの残り、ブドウ。


 


 

9月18日(土) 曇り
結婚した元同僚H宅へ水底と。車で30分の距離である。水底が、サンマの押し寿司とマカロニと豆と芋のサラダ、 ケシの実のシフォンケーキを作っていく。また、途中でアジを買い求め、H宅の台所で味噌とショウガ、大葉のなめろうをつくる。 昼ご飯をはさんでお茶のみ話。妊娠しているので、カルシウムと鉄分をとらなければいけないという。が、レバーは苦手とか。 私も生のレバーは苦手だが、火を通すと結構好きである。昔は嫌いだったのだが。水底は小さい頃から生のレバーが大好きらしい。今でも、 牛乳でくさみを抜こうとすると怒る。本当にレバー好きなのだろう。夜は軽く仕事。
夜は鍋。昨日の鍋に、豆腐、シメジ、天ぷら、みぶ菜、葱が加わる。それに納豆。

購入:アジ、大葉、天ぷら(さつま揚げ)、シメジ。

食:12時、ご飯、サンマの押し寿司、なめろう、サラダ、浅漬け、ひじきの煮物、シフォンケーキ、 オレンジゼリー、ハーブティー。
食:21時、ご飯、鍋、納豆、枝豆。

この秋、初鍋。 前日は初ピエンルー


 

9月19日(日) 曇り
自宅で仕事。水底がなかなか起きないので、バナナで飢えをしのぐ。
水底が起きてご飯をつくる。昨日の鍋の残りに味噌を入れ、豆腐や葱を増やしたもの。夜は、私がご飯を炊き、ロースハムとセロリ、人参、 玉ねぎであまり汁のないカレーをつくる。ドライでもなく、汁でもないので、モイストカレーと命名する。 水底が昼間豆と卵のキッシュを焼いていたので、それもおかずにする。

食:15時、ご飯、鍋味噌汁、納豆、トマト豆シチューの残り、海苔の佃煮。
食:23時、ご飯、ハムセロリカレー、豆のキッシュ、鍋味噌汁、海苔の佃煮。

 


 

9月20日(月) 曇り
自宅で仕事。外の虫の鳴き声が変わってきた。夏山に入ると鳴いているジーという声が昼間の中心になってきた。もう蝉は鳴かない。 それでもまだ暑い。
水底が起きないのでバナナで飢えをしのぐ。さらに起きないのでちょっと前に水底が作り置きしていたスコーンを食べて飢えをしのぐ。 別に料理をやらないわけではなく、ご飯前の一口というやつだ。
昼飯は、冷やし中華。水底が力を入れる。ナス、焼き油揚げ、ハム、キュウリ、紅しょうが。ゴージャスなるぞ。
夜も水底が力を入れる。粉からつくったナスのおやき。ナス、味噌、ショウガ、ニンニク、みりん、醤油入りだ。セロリとプランターピーマン& プランターシシトウとソーセージの炒め物。ジャガイモとワカメと油揚げの味噌汁。こちらもゴージャス。
パソコンのメンテナンスに時間を食う。

食:14時、ご飯、冷やし中華、海苔の佃煮、ハムセロリカレー。
食:22時、ご飯、味噌汁、香り野菜炒め、ナスのおやき、アジの開き、ハムセロリカレーの残り、海苔の佃煮。

 


 

9月21日(火)
朝から水底と会議のため外出。明日から水俣に入るので、そのための準備である。朝ご飯は水底がシソ入りおむすびを握ってくれていた。 それを食べてでかける。昼は、水底念願の新橋にある沖縄料理屋へ。いつも昼時間を過ぎていて入れなかった店である。おでん定食をたべる。 骨付き豚バラ肉、大根、昆布と素朴かつ大胆なおでんである。これにアオサの味噌汁、自家製漬け物、ご飯がつく。実にうまい。水底も満足である。 夜は、ありものを片づける。小松菜をおひたしにして、ニンニク、玉ねぎ、人参、セロリ、ナス、ソーセージを炒め、 トマトペーストで煮込んでスパゲッティにして食べる。明日から4日間不在。台風が沖縄付近にいて気がかりである。

食:8時、おむすび、お茶。
食:13時、おでん定食(外食)
食:21時、スパゲッティ、小松菜のおひたし。

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09月30日木曜日 1999年9月4週 (はる食日記)

9月22日(水)  雨の東京 晴のち雨の水俣
早朝、羽田より鹿児島空港、バスにて水俣へ。東京は雨だったが、鹿児島、熊本は晴れていた。昨夜は雨が降ったらしい。台風は沖縄付近に停滞中。 巨大化している。今年の台風は、日本付近で発生し、巨大化している。
今回は、一応モニターツアーになっているが、我々は、生活文化、とりわけ食文化についての調査と取材である。だから、水底も同行。
朝は、羽田空港の隅にあるお弁当屋でパンやヨーグルト、おにぎりを買って食べる。ここが一番安くて、ひととおり食べ物が揃っている。 隅っこにあるので観光客はあまり知らないのだ。
水俣に到着するなり、物産館で食事。まあまあ、きちんとしている。
その後、茂道の漁師で、水俣病患者として語り部を続けている杉本栄子さんのもとへ。晴れた海、まだ凪いでいる。 T氏はさっそく釣り竿を取り出してざりがにをつぶして海へ。小さなフグが次々に上がる。まさに入れ食いである。
ジャコ漁用に2隻の船をもやってある漁船にのり、台風前の静かな海へ。そこで、海と人の話を聞く。ミカンを食べ、ジャコを食べながら。
さて、日本の海岸に魚が集まるのはなぜだろう。それは山から川や沢を通って海に注ぐ水のせいであるという。水に、山の栄養分などが含まれて、 プランクトンなどを育て、魚が育つのである。ここ茂道のあたりには、今も自然林のような森がある。
しかし、ここには、皮肉とも不思議ともとれる物語がある。
数百年の歴史を持つ松林があった。高度成長期、松林は松食い虫によって枯れ、荒れ果てる。ちょうどそのころ、水俣病により、 人々がこの地域を忌み、そのため、森には30年近くの間、人が入らなかった。そして、気が付いたとき、自然はそこに森を育てていた。
海によって癒され続けていると語る杉本さんが、森の話を語る。
「そろそろ」と船は岸に戻され、降りてまもなく土砂降りの雨。
漁師は天気が分かるという。私は、空や海や大地と語る言葉を失っている。
その後、山をかけあがり、無農薬でお茶を作っている天野さんの家へ。杉本さんのところも、天野さんのところも昨年のこの時期に訪ねている。
小屋は立派になり、五右衛門風呂も風呂場らしく整っていた。
ちなみに、水俣は、水俣病によって海の町というイメージを持ちやすいが、実のところ、大半は山である。水俣は不思議なところで、 川の源流から海まで直線距離でわずか22km。そして、源流から海まですべて水俣市というひとつの行政区域である。ここでは、 海と山が生活のなかで直結し、不可分なものとして、山の人、海の人、町の人をいやおうなく巻き込む。実に、 日本列島を縮図にしたような町なのである。
深夜まで、焼酎を飲みながら、火をくべて雑談。
少し風が強くなってきたか。
おでんは、鶏のだしで、イワシの燻製とやらが入っている。どうも、イワシ蒲鉾を燻製にしたものらしい。この付近の特産である。

購入:ジャコ。

食:8時、パン、ヨーグルト、おにぎり。
食:13時、まつぼっくりでご飯。鶏の照り焼き、ゴボウと干しタケノコのきんぴら、吸い物、煮物。
食:18時、天野邸でニガゴリとナスの味噌炒め、おでん、小アジと太刀魚の三杯酢(南蛮漬け)、味噌汁、高菜のみそ漬け、大根の寒づけ、 大根のみそ漬け、ご飯、焼酎。

 


 

9月23日(木) 曇りのち暴風雨
朝起きて、食事をいただく。曇っており、雨が降り始めた。
私と水底は、地元学の吉本哲郎さん宅に行く。ここに隣接し、吉本さんのお母様が中心に運営している農協女性部の加工場があるのだ。 午前中に行くと、もう作業をはじめられている。そら豆のおはぎができており、干し椎茸、干しタケノコが水で戻されている。
この日から翌朝にかけて、この加工場でふたりのご年輩の女性がこしらえたものは、そら豆のあんを使っただんごとまんじゅう、バラ寿司、 そら豆のおはぎ、干しタケノコのきんぴら、ガネ揚げ、ピーナツ豆腐である。さらに、天候がよければ、赤飯を炊く予定でもあった。
ちなみに、設備は、あんを混ぜる装置と家庭用のミキサーを除けば、ガス炊飯器、ガスコンロ、薪を使うかまど3つに、ボウルや包丁、 まな板などだけである。作業はふたり。しゃべりながら、ずっと手が動いている。
そら豆のあんだが、味は、塩と味噌の入った軽めの小豆あんという感じ。そら豆といっても、地元の品種で、小さく丸い。 黒目の青大豆を太らせて目をしっかりと付けたという感じである。もちろん、皮は薄い。
ガネ揚げとは、サツマイモのフライであるが、1センチ角ぐらいに切った物に衣を付け、10本ぐらいを手で握ってから揚げるのである。 ガネというこのあたりにいる大きな川ガニに似ていることからこの名が付けられている。外にはみ出した足の部分がカリカリしており、 内の胴体部分がしっとりしていてうまい。
午前中より作業がはじまり、午後7時ぐらいで終了。その後、翌0時過ぎから仕事が再開される。

食:8時、天野邸で朝食、ご飯、味噌汁、塩鮭、昨日のおかず。
食:12時、吉本邸でご飯、ピーナツ味噌汁
食:不定時間、加工場で、おはぎ、ガネアゲ、柿、他。
食:19時、吉本邸でご飯、ピーナツ味噌汁、サンマ、ガネアゲ、干しタケノコのきんぴら、キムチ。

 


 

9月24(金) 暴風雨、曇り
午前2時起床。外は暴風雨。よろよろと起き出し加工場へ。ふたりは先に働いていて、とっくに団子は丸められている。蒸し器からは、 湯気が出ている。
外は暴風雨。時間を追うごとにひどくなり、トタンが飛び、時々わずかな時間停電になる。ふたりは、淡々と作業を続け、ガス釜に火がかかり、 ご飯が炊き始められる。
外は暴風雨。雷も光るが、音すら聞こえないほどの風。作業所は揺れ、外ではガランガランと音がし、木がしなっている。停電はついに回復せず、 懐中電灯の中で、バラ寿司をつくり、パックに詰めていく。
途中、心配した吉本哲郎氏がやってきて、「外に出ると危険だから、そこにいるように」という。ラジオはあまり入らないが、どうやら、 すぐ横を中心が通っているらしい。台風の真ん中にいるわけだ。午前6時前、予定よりもつくる数を減らして、作業終了。 朝からの市はもちろん中止だろう。
しかし、食べ物をつくるという行為は、恐怖を和らげてくれるものだった。
一休みをして、朝。停電は続く。電話も不通。もはや、なにもできず、予定も破綻。
吉本氏の車で、市役所へ。木は折れ、ほぼすべての田で、イネはべったりと地面に張り付いている。電線は折れ、屋根瓦は飛び、ガラスは割れ、 小屋が道路まで吹き飛ばされているところさえある。車は折れた木に押しつぶされている。
人が死ななかったのは不幸中の幸いだが、同じ頃、不知火湾に面した漁村では、大勢の人が高潮で亡くなっていた。
昼に、ツアーの打ち上げがあり、夜は吉本邸へ我々を入れて6人が残留。冷蔵庫のものが傷むので、ごちそう。
夜、16夜だというので、天野さんから電話がかかる。曇り空だが、空は月で明るい。停電が続き、人工の光はほとんどなく、ぜいたくな闇を味わう。 囲炉裏に火をくべ、深夜まで。

食:5時、加工場でバラ寿司、だんご、きんぴら。
食:13時、愛林館で、吉本さんのバラ寿司、ごじるとカモ入り味噌汁、鴨の味噌野菜炒め、漬け物。
食:19時、夜、吉本邸でご飯、バラ寿司、ガネアゲ、きんぴら、だんご、牛肉と野菜の炒め物、塩太刀魚。

 


 

9月25日(土) 曇り
朝、目を覚まして、食事をいただき、その後、天野邸から吉本邸まで歩く。2時間弱。山は風の通り道ごとに木が折れ曲がり、倒れ、荒れている。 停電は続く。神社境内の掃除や飛んだトタン屋根の修理などで1日を過ごす。
夜、本当は火祭りの日だったが、中止となり、かわりに「ごや」が行われる。本願の会メンバーをはじめ、杉本栄子さんたち、60人ほどが集まり、 火を添え、人と自然に語りかける。そして、お下がりをいただき、かつて海であった埋め立て地の上で、海を想う。水俣市は停電で、海もまた暗い。 17夜の月が時折顔を出し、青い闇が人々を包む。
栄子さんが持ってきたいわしめしは絶品。ジャコを炊き込んでおにぎりにしてあるのだ。びなという貝は、小さなつめ先ほどもない貝で、 これをすべて手で向いて、煮てくれた方がいる。

食:8時、天野邸でご飯、味噌汁、おかず。
食:12時、吉本邸庭で、ご飯、ピーナツ味噌汁、塩太刀魚、ガネアゲ、きんぴら。
食:16時、栗。
食:20時、ごやで、おにぎり、いわしめし、干し太刀魚、びな(貝)、ジャコの炒め、甘煮栗など。

 


 

9月26日(日) 曇り
水俣の停電は続く。変電所からの送電線用鉄塔が7本くらい倒れたという。電気のない生活は大変である。
吉本邸ではピーナツ味噌汁を食べる。これは、ごじるの素をピーナツにかえたやつで、挽いたピーナツと豆腐、油揚げ、葱などの味噌汁である。 甘くて、ごじるの素よりも香ばしくうまい。ピーナツ豆腐も食べたので、ここ数日の落花生摂取量は高いぞ。
朝、人吉から両親が迎えに来る。停電の水俣で、スーパーなどに行く。スーパーでは、炊いたご飯、お弁当、カップ麺、カレールー、パン、水、 ろうそく、電池などが飛ぶように売れていた。みんな忙しいのだろう。
本当はゆっくりと話をしたかった久木野地区の愛林館に行き、館長と言葉を交わす。そこでは、自家製のナタネ油を入手。
人吉に車で行き、女性達がやっている地元料理屋で食事。人吉は電気が通っていて、観光客の姿もある。その後、駅に行き、 鮎寿司と栗入り赤飯弁当を求めるが、赤飯弁当が切れていたので、栗飯弁当を購入。水底の念願であった。栗入り赤飯弁当は次回。
実家で、里芋の茎だけを育てて食べる「トイモ」を入手。いろいろもらう。買う。
夕方の飛行機で東京へ。電気があり、何かがない暮らしへ戻る。

もらい物:トイモ、シソの実、栗(人吉)、ニッキの葉、そら豆、干しタケノコ、干しタケノコの節 (水俣)

購入:馬刺、豚バラ、長いナス、五穀、牛アキレス、ナタネ油、ゆずコショウ、鶏皮佃煮、さつま揚げ、菜種油。
仕事用に、九州の醤油や味噌、練り製品、焼きエビ、漬け物など。

食:8時、吉本邸でご飯、ピーナツ味噌汁、シシャモ(キャペリン)。
食:13時、人吉の料理屋「ひまわり」でご飯、すまし、豆腐まき揚げ、卵焼き、春雨の酢の物、漬け物、鮎の塩焼き。
食:21時、東京にて、くりめし、鮎寿司、馬刺、味噌汁(サツマイモ、トイモ、ゴボウ)。


熊本の名物馬刺。人吉名物鮎寿司と栗めし

馬刺は高いので、もう一度アップで載せる

 


 

9月27日(月) 晴
秋晴れ。乾燥して心地よいが、部屋を閉め切ると汗ばむといったところ。たまっていた仕事をする。夕方買い物にでかける。
食事は、水底がつくってくれる。夜の味噌汁だけ私。
昼は、ジャコ入りご飯を炊き、ワカメとジャガイモの味噌汁、それに買ってきたさつま揚げと鶏皮の佃煮。夕方、車で買い物に行く。酢を買うためだ。 酢は、富士酢と決めており、その1升瓶を売っているのは、下高井戸しかないのである。ついでにいろいろ買い込む。車の中で、 ジャコ入りおにぎりをくらう。
夜は、昼の内に水底が豚バラ肉を沖縄料理風に炊いたラフテーをつくっていたので、それを食べる。私がつくった味噌汁は、サツマイモ、油揚げ、 いんげん、大根、人参、さつま揚げ、呉汁の素。

購入:酢2升、タコ、鶏モモ、人参、キャベツ、大根、いんげん、かぼす1箱、ねりもの、豆腐、 油揚げ、こんにゃく、サンマ缶詰、きしめん、三温糖、中粗目糖。

食:12時、ジャコ入りご飯、海苔の佃煮、味噌汁、さつま揚げ、鶏皮佃煮。
食:17時、おにぎり、お茶。
食:23時、ごはん、納豆(シソ、ネギ入り)、アジの干物、大根おろし、ラフテー、味噌汁、タコと馬刺。


 

9月28日(火) 晴
洗濯。仕事。水底は外出。友人から、梨が届く。今度は長野の二十世紀梨。二十世紀梨万歳。水底は外食なので、 私が作り置きしてあったラフテーやタコのマリネを食べる。
水底は、豚料理癖がついたらしく、豚のロースかたまりをふたつ買い込み、ひとつはチャーシュー、 もうひとつはロースハムをつくる下ごしらえをしていた。
夜も水底がご飯の支度。サンマも買ってきており、豪華なご飯となる。味噌汁は、油揚げ、豆腐、大根、葱。

届き物:二十世紀梨

購入:サンマ、豚ロースかたまり2つ、鶏の足(がら扱い)


食:12時、ご飯、味噌汁残り、海苔の佃煮、ラフテー、タコのマリネ
食:20時、ご飯、サンマの塩焼き大根おろし添え、タコぶつ、タコのマリネ、ラフテー、サツマイモのきんぴら、インゲンのごまだれ、味噌汁、 冷や奴

 


 

9月29日(水) 曇りのち雨
朝から市ヶ谷で会議。午後帰宅。眠い。忙しいったらありゃしない。自業自得。
水底が、おでんをこしらえる。昨日の鶏ガラでスープをとり、タコ、卵、こんにゃく、里芋、大根、スジ(牛アキレス)、厚揚げ、竹輪、天ぷら、 イワシの燻製を入れる。タコを除いた物が、ほぼ天野邸で食べたもの。つまり、これも仕事用ではあるのだが。タコが軟らかく煮えてうまい。 どうして、タコを大根と一緒に煮ると、とろとろになるのだろう。
タコのマリネは、ワカメとごまだれが追加され、別な料理に変身していた。

宅配:米

購入:里芋、厚揚げ


食:8時半、コーヒーとサンドイッチ(外食)
食:13時、チキンメンチカレー(外食)
食:14時、ご飯を味噌汁に入れたりなんかしたものらしい(水底)
食:21時、ご飯、おでん、サツマイモのきんぴら、インゲンのごまだれ、タコのマリネわかめ入り、鶏皮の佃煮。

おでん。水俣風である。水底がつくった。


 

9月30日(木) 晴
天気予報は雨だったのに、快晴。しかも暑い。
午前中から働く。水底妹来る。夕方、散歩ついでに近所にできたショッピングビルに行く。キムチを2種類買って帰る。

宅配:ジャガイモ、玉ねぎ、卵、大根、豆腐、油揚げ、納豆、豚バラ肉、鶏もも肉、カボチャ、 サツマイモ、レタス、キュウリ、菜っぱ、ブロッコリー、白菜、人参、梨、ぶどう。

水底妹:魚フライ、イカフライ、キノコ、ブドウ。

購入:キムチ、ヨーグルト、ワカメ。


食:13時、ご飯、おでん、鶏ガラのショウガ煮、 ブロッコリーとインゲンの温サラダマヨネーズ添え、栗。
食:21時、ごはん、おでん、鶏ガラのショウガ煮、キャベツの温サラダ、魚とイカのフライ、味噌汁(油揚げ、人参、サツマイモ、ジャガイモ、 里芋)、梨。

水底の好きなナス。ピーナッツ味噌だれ

| カテゴリ:はる食日記 | 1999年9月4週 | 1999年9月30日

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