たべたりだしたりこなしたり
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07月07日水曜日 1999年7月1週 (はる食日記)

1999年7月1日(木) 曇
スズメバチが出たと思ったら、ベランダの下に小さな巣を作っていた。ありとあらゆる工夫と対策をして、その上で、 部屋に入ってきたやつについては、やむなく殺虫剤を使用した。巣は落とした。殺虫剤はすごい効き目で、 スズメバチはのたうち回って死んでしまった。殺虫剤の恐ろしさと、農薬をやめることの大変さをあらためて実感。殺虫剤なんて、12、 13年ぶりの使用である。スズメバチは怖い。
夕食は水底がつくっておいてくれる。

宅配:油揚げ、豆腐、納豆、ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、葱、シソ、小松菜、おかひじき、 ニラ、きゅうり、いんげん、トマト、トウモロコシ。
購入:ヨーグルト。


食:10時、ごはん、かぼちゃの煮物、鯛頭カレー、豚汁、キムチ。
食:21時、ごはん(残り)、ピーマン詰めピラフ、残りのピラフ、豆と玉ねぎのサラダ、人参と油揚げと豆腐の味噌汁、 トマトとチーズのオーブン焼き、冬瓜と豚バラの煮込み。

ピーマンの中にはピラフが入ってる

冬瓜と豚肉はよく似合っている

チーズと山芋のねっとりした関係

 


 

7月2日(金) 晴のち雨
醤油が切れたので買いに行く。わざわざ車に乗って、遠くまで買いに行く。ついでだから、いろいろと足りないものを買いに行く。
新横浜のラーメン博物館が期間限定で出したミソカレーヌードルというカップ麺を食べてみる。カップ麺として考えると、よくできている。まあ、 カップ麺がおいしいかどうかは別として、油揚げカップ麺にありがちな化学調味料のきつさや、 麺がふやけてしまって食べにくいということはなかった。どちらかといえば、カップうどんカレー味といった感じである。
さて、今日は、いなり寿司の日。私はいなり寿司が大好きだ。とてもとても好きだ。 甘辛い油揚げと甘酸っぱいごはんの組み合わせがたまらなく好きだ。手にとると手に油がまとわりつき、指ごとかぶりつくのが好きだ。 一口目の油揚げに歯があたって、じゅっと甘辛さが口に広がり、その後噛んだ瞬間に今度は粒々のしっかりした米が酸味をともなって、 くどくなりかけそうな口の中をきりりと締め、甘さにとろけそうだった頭の中をしゃきっとさせてくれるのもいい。 二口目の噛みきった断面が口に近づき、口を閉じたときに歯の裏に油揚げのざらりとした感触があたり、それをもしゃもしゃと食べながら、 酸味と甘み、米と油揚げ、米の存在感と油揚げの皮のような存在感を楽しむのもよい。
いなり寿司は、油揚げの表面がまさに「皮」である。そして、内側の白いところが「脂」であり、米粒が「赤身」や「内臓」である。 完成された一個の生きものであり、食べものなのだ。だから、油揚げを裏返しにしたり、中にごちゃごちゃと具を入れたものは、よろしくない。 ああ、おいしい。いつまでも食べていたい。
水底を中心に、いなり寿司作成隊を結成し、油揚げの内側をはぎ、干し椎茸や人参を煮、昆布を入れたごはんを炊き、揚げを煮、 赤酢で寿司酢をつくり、つめていく。私がやったのは、油揚げをきれいに剥くことぐらいなのだが。大きめの18個のいなり寿司ができあがる。 もちろん、大半を食べてしまう。

購入:醤油1リットル、ごま油、ニンニク、コリアンダー、菜っぱ、冷やし中華、海苔、 カレールー。

食:12時、カップ麺、昨日のピラフの残り、サラダの残り、冬瓜と豚バラの煮込み、 フランスパンの残り。
食:22時、いなり寿司、とろろ昆布汁、冬瓜と豚バラの煮込み、冷や奴、稲庭うどん。

私の一番好きなもの…それは、これは、 稲荷寿司


 

7月3日(土) 暴風雨
蒸し暑く、激しい雨と風の1日。部屋で仕事をする。
昼は、いなり寿司と残った中身の寿司、それに、葱と豆腐とオカヒジキの味噌汁にする。
夜は、水底がごはんを炊き、白いんげんがたっぷり入ったトマトベースのシチューをつくる。それに、 レッドキドニービーンズとひよこ豆をトマト、ジャガイモ、チーズ、山芋とともに焼いたなんとかという料理をこしらえる。私は、 焼きそば麺が傷みつつあったので、ニラとキャベツとキムチの焼きそばと、菜っぱ、油揚げ、小松菜、葱、 インゲンをニンニクとショウガで香りを付け、少し煮込んで片栗粉であんをつけた甘酢あん焼きそばをつくる。
ごはんのおかずがいっぱい!

食:12時、いなり寿司、寿司、味噌汁、冬瓜と豚バラの煮込み。
食:21時、焼きそば2種、ごはん、白いんげんシチュー、豆とトマトとジャガイモの重ね焼き。

白インゲンとトマトの気持ちはぴったり


 

7月4日(日) 晴のち曇り
暑い1日。水底が飼っているカブトムシが続々と羽化をはじめた。オスが2匹、メスが3匹いる。これは、別に食べたりするわけではない。 水底の趣味である。
昨日、水底がぬか床を仕込みはじめた。ろ過や熱処理をしていない地ビールや、乳酸菌の錠剤などをつかって、 過去の経験をいかしたおいしいぬか床を作ろうとしている。楽しみである。
夕方散歩に行く。おいしいラーメン屋の両脇においしくないけど安いラーメン屋と中華料理屋があって、そちらに人が流れている。 おいしくない方は、どちらもファミレス的マニュアル店で、おいしい方は、フランチャイズだが、昔ながらのやり方である。 はっきり言って雑然としている。だから、若い人などは、安くておいしくない方に向かう。おいしいラーメン屋には、 そのことを知っている人が入る。でも、香りを嗅げば明らかに味が違う。本物の偽物だ。人の食生活であるからかまわないけれど、 年に数度しかいかないけれど、おいしいラーメン屋さん、がんばってね!
夜は、水底がごはんを炊き、コリアンダー、人参、玉ねぎなどで春雨サラダをこしらえる。私が、葱、大根、ジャガイモ、人参、 インゲンで味噌汁をつくり、水底の要望に応えて餅を入れる。菜っぱと油揚げを醤油と日本酒で炒め煮にする。油はごま油。 豚白モツを漬けたものが冷凍庫にあったので、玉ねぎと炒め合わせる。

食:12時、昨日の夜の残り。
食:21時、麦入りごはん、餅入り味噌汁、春雨サラダ、菜っぱと油揚げの炒め煮、白モツと玉ねぎ炒め。

モツと玉ねぎは相性がいい


 

7月5日(月) 雨
日付が変わったとたんに雨。蒸し暑いような、涼しいような。風が強く、雨も激しい。
カブトムシはメスが1匹増えた。ぬか床の調子はいい。あとは、普通の月曜日である。
パソコンの前で1日過ごしたわけだ。
ごはんは、朝は昨日の夜の残りと冷やし中華。きゅうりをたっぷりひとり1本ずつのせたゴージャスな冷やし中華である。
夜は、ごはんを炊く。椎茸だしに、鶏のもも肉、玉ねぎ、人参、ジャガイモを、醤油、みりん、日本酒で煮たうま煮をこしらえる。 このうま煮がとてもとてもおいしい。全部食べたくなるような勢いだが、ここはぐっとこらえて半分ほど残す。やはり、1日おいて、 だし汁が染み込んだものも食べたいではないか。
それに、菜っぱ、油揚げ、インゲン、大根の味噌汁。今日も、餅を入れてみた。あとは、シソと葱入り納豆。

食:12時、ごはん、春雨サラダ、モツ炒め、冷やし中華。
食:20時、ごはん、鶏のうま煮、餅入り味噌汁、納豆、モツ炒め。

鶏肉と椎茸だしは仲良し


 

7月6日(火) 曇
映画を見に行く。『ハムナプトラ~失われた砂漠の都』である。SFXを駆使した、わぁきゃぁ映画。 くだらないことに全力をそそぎ込むアメリカ人のすごさを見ることができる。そういえば、先にアメリカの財務長官ルービン氏の辞任にあたって、 アメリカ政府要人たちがこぞってつくった映画が話題になっている。 日本の大蔵官僚に誘拐されたルービン氏をクリントン大統領をはじめ要人達で救出するというストーリーだが、 本物が登場して演技しているという。1度だけ余興として公開された。劇場公開かテレビ放映すれば、 ホワイトハウスは臨時収入を得ることになるだろう。そういう不真面目さと、それを許す幅を持っているところが、アメリカのよさであろう。 日本でこれをやれば、国会空転、内閣総辞職、か。
水底はカブトムシのエサとなる昆虫ゼリーを購入。またメスが羽化した。エサ代が大変らしい。いろいろ頭をひねっている。
食事の方は、昼をそうめんで済ませ、夜に力を入れる。
水底がここ数日、「焼肉食べたい」と騒いでいたので、焼肉にする。食べ終わるとどっと疲れてしまうのは毎度のこと。 牛肉というのはよほど我々の体には合わないものらしい。鶏や豚と違って、体がねっとりしてしまう。胃と肉の境目が分かりにくいのだ。重たく、 異物が入ったという感じがする。水底もしかり。でも、たまに食べたくなるんだよね。
映画を見た後にあわててスーパーに行ったら、閉店間際の投げ売りをやっていた。そこで肉のパックセットを購入。安いのはいいのだが、 サイコロステーキが付いてきた。むむむ、困った。使い道のない不思議な加工肉を買ってもしょうがないのだが。近日中にカレーでもしよう。

購入:牛バラ、牛タン、モツ、牛カルビ、サイコロステーキ、もやし、ピーマン、エノキ。

食:12時、そうめん、ごはん残り、うま煮残り。
食:21時、麦入りごはん、ワカメと小松菜のスープ、春雨と人参とジャガイモのマヨネーズサラダ、焼肉(肉、モヤシ、ジャガイモ、カボチャ、 人参、ピーマン、玉ねぎ)

 


 

7月7日(水) 晴
晴れたので洗濯する。昼は、打ち合わせの会食。担々麺がうまい。その後引き続き会議。3時間を超える会議は疲れますねえ。夜は、 手持ちの野菜が少なくなったので、簡単につくる。大根と人参とワカメと冬瓜の味噌汁、昨日の焼肉のモツ、モヤシと玉ねぎのチャーハンくらい。

食:12時、担々麺(外食、私のみ)
食:13時、ラーメン、その他残り物。
食:21時、ごはん、チャーハン、味噌汁、モツ、昨日のサラダの残り、スモモヨーグルト。

 

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07月14日水曜日 1999年7月2週 (はる食日記)

7月8日(木) 晴
晴れて暑いが、それほど暑くもない。都心よりも数度気温が低いこの地においては、同じ遺伝系列のカブトムシでも羽化が2週間ほど遅かった。 涼しいのはいいことである。
車の12カ月点検に車屋に行ったり、レンジ台を水底友人からもらい受けに行ったり、郵便を出しに郵便局に行ったりして日が暮れる。
昼は軽く済ませる。夜はカレーを作ることにする。鶏のレバーが冷凍庫にあったので、これを解凍し、醤油と日本酒に漬け込む。ニンニク、 ショウガを刻み、玉ねぎを刻む。クローブ、カルダモンと一緒に炒める。ずーっと炒める。その横では、煮干しと月桂樹の葉がぐつぐつ煮られている。 玉ねぎがすべて黄金色になったところで、鍋に移す。煮干しはそのまま食べるので取り出さない。人参、ジャガイモを切り、炒めて鍋へ。 サイコロステーキが冷凍庫にあるので、それも半分ぐらい入れる。あ、インゲンもあったので入れる。その後、 レバーに油はね防止のための衣を軽くつけ、軽く揚げる。ごはんを土鍋で炊き、むらす間に、カレー鍋には、ルーを入れたり、 レバーの漬け込み液を入れたり、ケチャップやソースを入れたりしておく。最後にレバーを入れてひと煮込み、それから、 ししとうも入れてひと煮込み。で、できあがり。

宅配:そうめん、納豆、油揚げ、豆腐、ジャガイモ、玉ねぎ、ピーマン、みず、バナナ、人参、 トマト、カボチャ、インゲン、レタス、葉っぱ、ししとう、白桃

食:12時、ごはん、野菜たっぷりラーメン、かぼちゃの煮物、納豆。
食:21時、鶏モツカレー、麦入りごはん、かぼちゃの煮物、納豆、玉ねぎのぬか漬け。

 


 

7月9日(金) 曇
仕事。今日は涼しい1日。ベランダのトマトがひとつ色づいてきた。夕方、買い物に出る。
昼は、そうめんを茹でてカレーにかける。つゆでも食べてみる。案外おいしい麺で、少々太めだがつるつる、しこしこといった感じがある。 昨日の宅配で届いたもの。
夜は、水底がアジ料理をこしらえる。小ぶりの3尾だったので、2尾を塩焼き、1尾を3枚におろして身をなめろうに、中を骨揚げにしてくれる。 また、ジャガイモと冬瓜の煮物やナスと「みず」の中華炒めも。味噌汁は、ワカメと油揚げ。

購入:ヨーグルト、キュウリ、ナス、葱、アジ、コーン缶、黒オリーブ、牛乳、焼きそば。

食:12時、そうめん、ごはんの残り、カレー、カボチャの煮物、ナスのぬか漬け。
食:21時、ごはん、そうめんの残り、カレー、アジの塩焼き、なめろう、骨揚げ、ナスとみずの中華炒め、冬瓜の煮物、味噌汁、冷や奴、 ナスのぬか漬け。

9日のなめろう。飯の種。

ナスとミズの中華炒め。緑色のがミズ

 


 

7月10日(土) 晴
ぬか床の調子がよい。そろそろ本格的にぬか漬けが食べられる。今年のぬか床は、地ビールを利用して、発酵を早くすすめてみた。 生の酵母や酵素がたくさん入っているので、やはり仕上がりが早い。ついでに、ビオフェルミン(乳酸菌錠剤)を砕いて入れ、 酵母と乳酸菌の力を利用。これって何かに似ていないかい? そう。腸内と同じ。ぬかという食物繊維たっぷりの素材、酵母、乳酸菌で香りよく発酵。 そして、それを利用して野菜を漬けていく。よい腸内細菌を持つと、同じように、よいウンコができる。よいウンコは体の調子がよい証拠である。 よいぬか漬けが、よいぬか床の証であるように。
ちなみに、ぬか漬けでは、水底はナスが好きで、私はキュウリが好き。
スパゲッティな1日。水底が、トマトと黒オリーブとバジルでソースをつくり、ナスを素揚げして、スパゲッティとあえる。また、 昨日夜にこしらえてあった、インゲンをトマトとオリーブオイルとニンニクでしっかり味つけした冷菜をいただく。
夜は、残ったパスタ麺を私が炒める。ピーマン、人参、玉ねぎ、ニンニクにケチャップとソース。喫茶店の味がする懐かしのスパゲッティである。 伸びているところがまたよし。夜の味噌汁は、油揚げ、人参、カボチャ、ジャガイモ、レタス、葱入り。

食:14時、残りご飯、スパゲッティ・ナストマトオリーブ、インゲンのトマト冷菜、 冬瓜とジャガイモの煮物、ナスとみずの中華炒め、カレー。
食:22時、ご飯、味噌汁、イタリアンスパ、インゲンのトマト冷菜、冬瓜とジャガイモの煮物、ナスとみずの中華炒め、カレー、納豆、 ナスのぬか漬け。


 


 

7月11日(日) 雨
朝の内、すぐ近くの木でウグイスが美しい声を響かせていた。アオサギはあいかわらずのだみ声で、ぐえぐえ叫びながら飛び回っている。 雨はときに強く、ときに弱く降り続いている。午後、しばらくは薄日も射したがやがてまた雨になった。
雨なのに、部屋の大掃除を決行。本棚の残りが少なくなっていることにあぜんとする。ここに移ってきて半年、たくさん本棚を買い足したつもりだが、 足らないとは。
本日の味噌汁は、昨日の夜と同じ具。夜は油揚げがなくなったので、変わりに菜っぱを足した。毎回作り直しているのだが、ほとんど同じなのは、 そういう野菜しかないからだ。卵が余っているので、オムレツをつくる。夜は、シシトウ、葱、魚肉ソーセージを混ぜてお好み焼き風に焼いたもの。
インドネシア麺が出てきたので、茹でてみる。スープはレモングラスの香りがする。容量は日本の3分の2弱か? 軽食といったところ。

食:12時、ご飯の残り、味噌汁、プレーンオムレツ、キュウリのぬか漬け、インゲンのトマト冷菜、 カレー、冬瓜とジャガイモの煮物、イタリアンスパの残り、なすとみずの中華炒め。
食:22時、大麦入りご飯、味噌汁、スタッフドオムレツ、サンマの蒲焼き(缶)、梅干し、キュウリのぬか漬け、インドネシアインスタント麺。

オムレツ。というより卵焼きですなあ。

 


 

7月12日(月) 曇
本日は水底がご飯担当。私は仕事で追いつめられている。
カブトムシは、かごの中でぶんぶん騒いでいる。
スズメバチがまた出た。
蝶々も出ている。
昼、稲庭うどんを食らう。ごまと大葉を薬味にして食らう。昨日の残り物と合わせて食らう。
午後、買い物に行く。水底がぼた餅を買う。
夜は、石持の塩焼き。カボチャ、人参、ピーマンと、韓国春雨でチャプチェ。トマトとカマンベールチーズの卵炒め。 油揚げとジャガイモとワカメの味噌汁。キュウリのぬか漬け。

購入:石持、ショウガ、鶏手羽先、焼きそば、キャベツ、柿の種、ぼた餅。

もらい物:ビールセット。


食:10時、バナナ(私のみ)
食:13時、稲庭うどん、ご飯、キュウリのぬか漬け、サンマ缶の残り。
食:17時、ぼた餅。
食:23時、石持の塩焼き、ご飯、味噌汁、ぬか漬け、梅干し、卵炒め、チャプチェ。


 


 

7月13日(火) 雨
1日中、会議などで外出。久しぶりに水底がお弁当をこしらえてくれた。昆布のおにぎりと、梅干しのおにぎり、それに、キュウリのぬか漬け。 とてもおいしい。米は、シンプルに食べるのが一番おいしいのかも知れない。米と塩、とかね。梅干しとぬか漬けも自家製なので、お手製度は高いぞ。
1日中大雨。
夜は、水底が炊き込みご飯を作りたがるのでおまかせする。油揚げ、椎茸、人参、ごまの炊き込みご飯である。それに、ワカメとジャガイモ、 団子などの味噌汁。鶏の手羽先と人参とジャガイモを甘辛く煮たものも出て、本日はご飯の日。

食:7時、ご飯、味噌汁、梅干し、ぬか漬け、チャプチェ。(私のみ)
食:12時、おにぎり、ぬか漬けキュウリ(お弁当、私のみ)
食:12時、何か食べたようだ(水底)
食:21時、炊き込みご飯、味噌汁、鶏と野菜の煮物、チャプチェ。

13日の炊き込みご飯。 おかずがなくてもおいしい

 


 

7月14日(水) 雨
数日前からひぐらしが鳴いている。まだ、ミンミンゼミなどの本格的な夏声は聞かないのだが、夕方にはひぐらし、そして、夜には秋の虫、 さらに明け方にはさまざまな鳥の鳴き声やはばたきが聞こえる。そういうところに暮らしている。
キャベツだけのシンプルな焼きそばを作って食べる。これはこれでおいしい。キャベツと麺とソースの相性が実によい。炒める時に、 強火でキャベツをしゃきっとさせ、水を出さないことがポイントである。麺も袋ごとお湯につけるなどして温めておくとぱらりとなる。 短時間でぐわぐわと中華鍋をふる。するとぱらりとした焼きそばができあがるのだ。
夜は、水底妹を呼び、鶏の丸焼きとする。中にナッツピラフを詰めて、オーブンで1時間ほど焼くのだ。この手の「男の手料理」は、 水底の得意とするところ。茹でキャベツを敷いて、肉汁でつくったソースをつけながらいただく。私は、もらいもののビールを飲む。

食:14時、焼きそば。
食:20時、鶏の丸焼き、ご飯、炊き込みご飯の残り、マカロニサラダ、キャベツのぬか漬け、ごま梅鰹、鶏煮物の人参とジャガイモ。

ご存じ、ローストチキン。くうううう、うまい!

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07月21日水曜日 1999年7月3週 (はる食日記)

7月15日(木) 晴
深夜、カブトムシがかごを脱走。力強い限りである。水底が新たにもらってきた粘菌は勢力を拡大中。 黄色いむじゃむじゃがきれいなフラクタル構造でシャーレに広がっている。スズメバチは、ここ数日見ない。
晴れたので洗濯をする。冷やご飯がいっぱいあったので、焼きめしを作ろうと思い立つ。
キャベツ、玉ねぎ、人参、ピーマンを刻み、昨日の鶏の丸焼き残りをむしって、そのソースとケチャップで味をつける。大量にできる。 ふたりでむさぼる。
私は、夜、外で会食があったので、水底が夜もそれを食べる。申し訳ない。帰ってからもまだ残っている。
鶏のむしり殻と下に敷いていたキャベツや詰めたピラフを一緒に煮る。スープをとるのだ。ショウガとニンニクを入れておく。明日は、 ラーメンである。ふふふ。
水底が、白インゲン豆のトマトソース煮をこしらえていた。

宅配:人参、大根、キャベツ×2、トマト、シソ、ズッキーニ、インゲン、ピーマン、オクラ、 かぼちゃ、モモ、バナナ、油揚げ、豆腐×2、納豆×3、ところてん、ナス、ショウガ。

食:12時、炊き込みご飯の残り、チキンライス。
食:19時、会食(和食、私のみ)
食:21時、チキンライス、チキンスープ、白インゲンのトマトソース煮(水底のみ)。


 


 

7月16日(金) 晴
夜は、昨日に引き続き、ご会食。今日は、水底も一緒である。浅草に行き、振袖のお嬢さん達と一緒にそばやでご歓談である。 アルコール欲がなかったので、ウーロン茶を飲みながらいろいろと話す。
昼は、チキンスープをベースに、キャベツ入り味噌ラーメンをつくって食べる。

食:12時、チキン味噌ラーメン、チキンライスの残り、なすのぬか漬け。
食:18時、そば屋で、煮物や焼き物、天ぷら、そばなど(外食)。


 


 

7月17日(土) 晴
晴れているといってもすっきりせず、曇りがちな日々が続いている。当然、湿気も多い。ただでさえ湿気がちな我が家である。
水底が、味噌を瓶から移す。とてもできが良くて、カビも少ない。とりわけ麦味噌が明るいえんじ色をしていて、うまい。この味噌は、 前の家から引き続き持ってきたものだ。

本日の味噌汁1…豆腐、カボチャ、大根、インゲン、レタス。
本日の味噌汁2…油揚げ、大根、インゲン、豆モヤシ、豆餅。

購入:うなぎの蒲焼き、葱、キュウリ、豆モヤシ、マヨネーズ。

食:15時、ご飯、味噌汁、ぬか漬け、焼きそば、おくら納豆、冷や奴、 白インゲンのトマトソース煮。
食:22時、残りご飯、味噌汁、ナスのぬか漬け、白インゲンのトマトソース煮、焼きそばの残り。


 


 

7月18日(日) 曇
昼に冷やし中華、夜にうなぎの蒲焼きを食べる。
水底が、暑い午後にごそごそと台所でうろついている。昨日から水に浸してあった大豆を使って「おから」を作っているようだ。 その過程で豆腐もできる。もちろん、逆なのだが、水底はそう言った。たしかに、豆腐よりもおからの方が食べがいもあるというものである。 豆腐づくりは大変だ。首にタオルを巻いて汗だくになった水底が、「豆腐は大切に食べよう」と宣言する。豆腐を作るたびに宣言している。 夕飯の時に、おからは昆布や干し椎茸、人参、干しエビなどと一緒に煮られて出てきたの。豆腐は冷や奴である。豆腐とおから、白米とぬか漬け…、 合理的で古典的な食卓ではないか。

食:13時、冷やし中華(キュウリ、トマト、豆モヤシ、焼き油揚げ)、ナスのごま炒め。
食:20時、ご飯、うなぎの蒲焼き、キュウリとナスのぬか漬け、キャベツサラダ、冷や奴、おから煮。


冷やし中華。具ばっかり見えるねえ

うなぎ

大豆から豆腐です。(暗くてごめん)大豆からおからです

 


 

7月19日(月) 曇
朝、お茶漬けを食べたのち、『ファントム・メナス』を見にいく。楽しんでみる。とてもよくできていて、SFXに違和感がない。そうなると、 不思議なもんで、映像への衝撃というのは薄れるものだ。考えてみれば、現代は新たな魔法の時代の入り口だと言える。 遺伝子組み換えやナノマシンなどといった先には、かつて様々な文化が生み出した呪術やおばけ的世界、願望を現実に変える世界が見えている。 踊る植物、しゃべる動物、変異する身体…。そういうものに次第に慣れ、麻痺していくのだろうか。
昼は、職安通りの韓国街で冷麺を食べる。その後会議に出席。
夜は、水底が立派なサバを購入していたので、塩して焼いてもらう。2尾あって、1尾はしめさばになる。水底は冷蔵庫にあるしめさばを思い、 しょっちゅうにたにたと笑っていた。よほど好きであるらしい。

購入:サバ、タコ、スモモ、冷麺、韓国春雨、チヂミの粉、キムチ。

食:8時、お茶漬け、ぬか漬け。
食:14時、冷麺(外食)
食:21時、ご飯、塩サバ焼き、タコと玉ねぎのマリネ、キムチ、キュウリのぬか漬け、納豆、味噌汁、五目豆煮。


 


 

7月20日(火) 曇
水底念願のしめさばができる。水底は笑いながら食べる。まったく、それほどまでに好きな理由は分からぬが、 たしかに脂がのっておいしいしめさばになった。夜は、そのしめさばを使い、酢飯とともに型押しして、押し寿司をこしらえていた。たしかにうまい。
おお、今日は海の日で休みであった。

食:13時、ご飯、しめさば、タコと玉ねぎのマリネ、キムチ、キュウリとナスのぬか漬け、 きしめん、味噌汁、五目豆。
食:21時、サバの押し寿司、温きしめん、五目豆、キムチ、キュウリとナスのぬか漬け、タコと玉ねぎのマリネ、茹でキャベツサラダ。


 


 

7月21日(水) 晴のち雨
午後、会議のため外出。空は晴れていたが、午後遅めになって一転にわかに空かき曇り、雷鳴とどろき、土砂降りとなる。 夕立が大きくなったものかどうかは知らないが、梅雨の終わりのできごとで、都心では死者が出たり、電車が止まって大変であったらしい。私は、 雨が降り出す前に会議のため室内に入り、会議が終わる頃にはほぼやんでいたため、無関係であった。
水底が、ハヤシライスを食べたいという。水底のハヤシライスは豚バラ肉で作られ、しかも、玉ねぎの他に、人参、ピーマン、オクラ、 インゲンなどが入っている。ワインと日本酒をたっぷり使って煮込んでいたが、水底の様子がおかしい。 どうも蒸気のアルコールを吸入して酔っぱらったらしい。ぶつぶつ言っていた。
このところ、水底が台所仕事をやっていて、ほとんど台所に立っていない。こちらが忙しいのもあるが、 料理の傾向がいつもと違うのはそんな理由である。

購入:豚肉、ナス、キュウリ、お菓子、マカロニ、トマトペースト、鶏皮、ハヤシのルー。

食:12時、ラーメン、ご飯、キムチ、ぬか漬け。
食:22時、ご飯、水底流ハヤシライス、コールスロー、キムチ、ぬか漬け。

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07月31日土曜日 1999年7月4週 (はる食日記)

7月22日(木) 晴のち雨
「午後、会議のため外出。空は晴れていたが、午後遅めになって一転にわかに空かき曇り、雷鳴とどろき、土砂降りとなる」と、 昨日と同じような天気であった。さすがに、今日は電車も止まらず、死者も出ていない。よかった。
暑くなり、食欲が少々おとろえはじめる。今年の夏は暑そうだ。

宅配:ナス、ピーマン、バナナ、鶏モモ、豚バラブロック、納豆、油揚げ、豆腐、人参、長ネギ、 レタス、べか菜、トマト、ミニトマト、白桃、まいたけ、モロッコインゲン。

購入:そうめん、スナック菓子、ガム。


食:12時、ハヤシライス、コールスロー、キムチ、ぬか漬け。
食:21時、焼きそば、ハヤシライス、納豆、コールスロー、キムチ、ぬか漬け。

ハヤシライス

 


 

7月23日(金) 晴
驚くべき快晴。ミンミンゼミが鳴きはじめる。上がけの布団を丸洗いしたが、夕方には乾いてしまったほどの快晴であった。終日部屋の掃除、片づけ。 昼のニュースでハイジャックがあったことを報じている。国内線で、犯人は逮捕されたが、機長が刺されて死亡するというやりきれない事件である。 犯人の28歳男性は、飛行機を操縦したかったと語っているらしいが、現実と仮想の区別がつかなくなっているのであろうか。最近、 この手の欲望短絡犯罪が多い。精神に歯止めがきかないのだろうか。
やれやれ。
昼はあまりに暑いので、水底が冷やし中華をこしらえてくれる。トマト、キュウリ、焼き油揚げが入ったやつだ。これにキムチをのせてもうまい。
夕方、買い物ついでにシュークリームとお焼きをふたりで買い食い。町は夏休みで子どもが多い。
夜は、鶏のモモ肉とピーマン、ナスを塩とコショウで炒める。菜っぱを油揚げと一緒に醤油と日本酒で炒め煮にする。 カボチャとレタスとインゲンの味噌汁をこしらえる。大麦入りのご飯を炊く。久しぶりに台所仕事をする。

食:12時、冷やし中華、キムチ、ぬか漬け。
食:22時、ご飯、味噌汁、鶏と夏野菜の炒めもの、菜っぱと油揚げの炒め煮、水底ハヤシの残り、キムチ、納豆、ぬか漬け。


 


 

7月24日(土) 雨のち曇
昨日の今日であるが、羽田空港である。母親の還暦祝いが九州・阿蘇のペンションで行われるため、航空機に乗るのだ。 羽田空港は夏休み最初の土曜日とあって、混雑している。そうして、当然ながら警戒はいつもより厳しいが、後悔先立たずである。
早朝、水底が作った梅干し入りおにぎりとぬか漬けを食べて家を出る。水底は留守番。午前中には福岡に着き、妹の車で阿蘇を目指す。途中で、 九州ラーメンを食べようと立ち寄るが、なんとそこは全国チェーンのラーメン屋であった。大失策。
阿蘇では、白川の水源を見物。透明度100%の川池の底から、砂を巻き上げては水があふれだしてくる。その水は冷たく、 少し鉄分が入っているが実にうまい。阿蘇山系の自然が生み出す水である。
宿泊のペンションは、天文マニアがオーナーで、天文台があり、プラネタリウムもある。残念ながら雲がかかっていたため、プラネタリウムだけ見学。 すぐに寝てしまった。どうも、暗いところであおむけになると寝てしまう癖がついている。
夕飯は、フランス料理のフルコースをワインとともにいただく。
野菜が少ない。ご飯が食べたいと思う。カボチャの冷製チキンコンソメスープは美味であった。

購入:はったい粉、こがし麦芽、うるちともちの米粉

食:5時、おむすび、ぬか漬け、お茶。
食:13時、ラーメン(外食)
食:18時、フランス料理、ワイン(外食)


 


 

7月25日(日) 晴
ペンションでの朝食のあと、阿蘇の火口を見物に行く。風が強くて寒い。しかし、活火山の火口というものは見ごたえがあるもんだ。 阿蘇山の周辺部は牧草地帯になっていて、牛が放されている。どこまでも続く草原地帯は一見の価値あり。
その後、熊本の妹の家に泊まる。ラーメンを食べる。やっと、熊本ラーメンにありつける。うれしい。

購入:てんぐさ。

食:8時、パン、バター、ソーセージ、スクランブルエッグ、サラダ、コーヒー、オレンジジュース (外食)。
食:12時、麦とろ、味噌汁、おから煮、おでん、漬物(外食)。
食:18時、ごはん、ラーメン、冷や奴、ぎょうざ(外食)。


 


 

7月26日(月) 雨
台風である。昨夜遅くから雨が降り出して、変だなあと思っていたら、台風5号であった。しかし、予定通り、とりあえずは、実家に行くことにする。 本の整理をするのと、父親のパソコンをメンテナンスするためだ。鹿児島空港からの夜の飛行機は、予定通り飛ぶと、 午後1時の時点で言っていたのに、午後4時にあらためて調べてみると、キャンセルになっていた。実家から福岡に行って帰るルートなど、 調べてみたが、いずれも時間切れ。1時間ほど走り回ったが、あきらめて泊まることになる。
帰るつもりで、実家の人吉名物駅弁「栗弁当」と「鮎寿司」を購入し、水底とともに食べる予定だったのだが、その弁当がまるまる余ってしまった。 あきらめてふたつとも食べてしまう。ぐすぐす。
ちなみに、栗弁当は、甘くないまっとうな栗や添加物がほとんど使っていないおかずが乗っているお弁当である。鮎寿司は、 鮎を半身にして酢じめしてあり、鯖寿司のようなもので、水底好みの味。

購入:ごま、チャンポン麺、からいも飴、ショウガ漬、ごじるの粉。

食:8時、ご飯、味噌汁、納豆。
食:13時、ざるそば、かしわそば(外食)。
食:18時、栗弁当、鮎寿司。


 


 

7月27日(火) 雨のち曇り、 東京は晴
ようやく帰ることができた。空港から、会議に直行。
新橋の中華料理屋で水底と昼飯を一緒に食べる。
帰宅後、夕食をこしらえる。ジャガイモ、玉ねぎ、人参、キャベツ、レタスを少な目の水で煮て、その後、ピーマン、キュウリ、カボチャ、 ナスを入れて煮たもの。塩とコショウ、それに、顆粒だしのフォンドボーを少々。少しさましてから食べる。冷たくしてもおいしいのだが、 お腹が空いたので、ぬるい程度で食べた。それでもおいしい素材料理である。これに先日もらったエビをショウガ、ニンニク、玉ねぎ、 豆板醤などで炒め、とろみをつけた、エビチリを加えてむしゃむしゃご飯を食べる。やはりお家のご飯がおいしい。

購入:鶏皮煮(鹿児島土産)

食:8時、ご飯、味噌汁、サバ煮、ぬか漬け(実家、私のみ)
食:14時、麺類(外食、ふたり)
食:21時、ご飯、エビチリ、野菜炒め、ぬか漬け、キムチ、鶏皮煮、野菜スープ。


 


 

7月28日(水) 晴
水底が、昼遊びに出かける。帰りにイワシを購入してきた。脂ののりのよい、鮮度がすばらしいイワシである。水底が、 熱風の吹く台所でイワシをさばき続ける。2尾は煮付けに、2尾は刺身に、2尾は天ぷらに、2尾は酢でしめられる。天ぷらついでに、ナス、 カボチャ、大葉が天ぷらになる。大葉は自家栽培である。薬味が育っているのはとてもうれしいものだ。イワシの天ぷらも、刺身も、 煮付けもとてもとてもうまい。脂がしっかりのっていて、口の中でとろける。鮮度がいいので、まったく臭みもなく、天ぷらは、 どこまでも身が柔らかく、キスなどの白身魚のような食感で、しかも、うまみは青魚である。近海魚は、ダイオキシンが怖いとか言っているが、 このうまさを知らぬのはさみしいぞ。
味噌汁は、ジャガイモと、ワカメ。

購入:イワシ。

食:12時、焼きそば、ご飯、エビチリ、キムチ、ぬか漬け(私のみ)。
食:21時、ご飯、味噌汁、イワシの煮付け、天ぷら、イワシ刺し、鶏皮煮、キムチ、ぬか漬け、エビチリ。


 


 

7月29日(木) 晴
風が強く、暑い1日。表ではミンミンゼミが鳴き狂っている。近隣にマンションの建設計画があって、木の伐採が一部はじまってしまった。そのため、 アオサギの姿を見ない。驚いたのだろう。神経質な鳥だけに、かわいそうである。ところで、ここ数日、夜になると、 窓にドンドンぶつかってくる音がする。虫である。これまでに確認した甲虫は、カブトムシ、カミキリムシ、カナブン。なかでも、カブトムシの雄は、 我が家で飼っているメス達のタネ虫として、ぜひつかまえたいのだが、なかなかうまくはいかない。もう、 近縁交配が2世代目なので新しい血を入れたいと水底が望んでいる。
昼は、もちきびを混ぜたご飯を炊く。酢じめのイワシを中心のおかずに、天ぷらの残りなどで食べる。夜は、 九州のインスタントラーメンをひとつつくり、甘酢野菜炒めをつくる。野菜は、ピーマン、唐辛子、ナス、キュウリ、ニンニク、それに卵である。 醤油、ニョクマム、みりん、砂糖、酢で味をととのえる。なかなか。炒めたキュウリがうまい。

購入:トマト、葱、オクラ、ジャガイモ、玉ねぎ、鶏の手羽元、牛乳、柿の種、めんつゆ、バター、 ネリゴマ。

食:12時、もちきびごはん、しめ酢イワシ、イワシの煮付けのこり、天ぷらのこり、味噌汁のこり、 キムチ、ぬか漬け、鶏皮煮。
食:21時、ご飯、インスタントラーメン、野菜の甘酢炒め、キムチ、ぬか漬け、鶏皮煮、しめ酢イワシ。


 


 

7月30日(金) 晴
午前2時にS氏と自宅を出発。車で秋田県大潟村まで行く。夜明けになってから、水底がつくったおむすびを食べる。その後、 激しい眠気に襲われたりもしたが、襲撃をかわしつつ、進行。無事、予定通りの時間に到着。本日から3日間、3カ所の米産地を回る。 水底は自宅で留守番。
しかし、暑い。30度をこえた気温はとどまるところを知らない。
田んぼは、すでに穂を出しているところもあった。イナゴが多い。少々の食害ならば、生産者も我慢している。
生産者宅に宿泊。

食:7時、おむすび、ぬかづけ。
食:13時、冷やし中華(外食)。
食:17時、ゆでトウモロコシ、メロン、枝豆。
食:19時、ビール、お茶漬け、鴨の唐揚げ、ぬか漬け、岩牡蠣など(外食)。


 


 

7月31日(土) 晴
朝ご飯を食べ、山形県・鳥海山のふもとまで行く。昨日よりも暑い。今年は米が豊作になるのではなかろうか。昼ご飯は、道の駅でうどんを食べる。 汗を流さないと死んでしまいそうだ。生産者の家に付き、スイカをいただきながら一服。その後、4世帯8カ所近くの田んぼを回る。 みんなうんざりだが、きちんと確認していく。夕方、有名なラーメンを食べる。鶏と煮干しの上品なスープである。 比内鶏の鍋につかうスープに煮ている。醤油ラーメンはあまり好きでないのだが、なかなかおいしかった。
本日のトピックスといえば、犬が泳いでいたことだろう。水田と牛の肥育をやっている農家で飼っている犬3匹を川に連れていくと、 喜んで自ら泳ぎだすのだ。これはおもしろい。水が澄んでいるので、犬が犬かきをするさまがはっきりとわかる。本物の犬かきを見たのははじめてだ。 けっこう早いスピードで泳いでいた。
夜は、庭でその牛肉を焼いて食べたのだが、午後遅くから一般の農家が一斉防除をはじめたので、どうも臭い。 そのうち風向きがかわって一時は全員が白い霧に襲われてしまった。これでは、たとえ生産者が無農薬で栽培してもしょうがないのではないかと、 絶望にかられるような状態である。おかげで蚊に刺されることはなかったが、トンボやガがばたばたと落ちていくさまは恐ろしい限りである。 有機農業基準もいいんだが、このような実態の中で農薬を減らしていくことを地域全体で考えていかなければならない。
それにしても、もちろん、手取り除草などで、提携米などの生産者は苦労しているのだが、この暑い日々に、全身装備して、 身体にも悪い農薬を散布する一般の生産者は、どんな思いがあるのだろうか?
牛肉はおいしかった。生産者宅に宿泊。
立派なスイカをいただく。昔からある、皮の厚い大きなスイカである。私の頭よりも大きい。これらは流通の都合でほとんどみなくなった。今は、 皮が薄く、小ぶりで割れにくいスイカばかりである。ありがたい。

もらい物:スイカ、ジャガイモ、玉ねぎ、ナス。

食:8時、ご飯、味噌汁、焼魚、漬物、海苔、梅干しなど(外食)。
食:12時、カモ肉うどん、焼きおにぎり(外食)。
食:16時、ラーメン(外食)。
食:19時、牛肉、おにぎり、枝豆、とうもろこし、スイカ、リンゴジュース、ビール。

 

| カテゴリ:はる食日記 | 1999年7月4週 | 1999年7月31日

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