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02月08日日曜日 1998年2月1週 (はる食日記)

1998年2月1週

ナシゴレン

1998年2月1日(日)晴。
水底は、ほぼ1日中寝ていた。それでも眠いらしい。風邪を引いているようなので、身体が睡眠を求めているのだと思うが、水底は 「死ぬのではないか」と不安がっている。水底の食仲間からお菓子が届く。紅茶のマドレーヌを食べた。甘くて香りが上品であり、おいしかった。 さすがプロの味である。
食:月が変わったので一応記載しておくと、現在使用中の米は、ライスボード新潟の合鴨農法無農薬コシヒカリ。 先日まで使っていた自家製神奈川産コシヒカリとはやはり味が違う。同じ品種でも地域が違い、栽培方法が違うとこうも違うのかと思わせるほど、 新潟産には粘りがあり、甘みがある。プロの技術である。
食:12時頃、昨夜の鶏水炊きを再度食べる。白菜、大豆もやし、豆腐、長葱、ビーフンを入れ、入っていた手羽先とともに食べる。僕は酢醤油、 ゆず胡椒入り。水底は、ごまだれゆず風味。冷やご飯と庄内協同ファームの玄米餅。
食:17時頃、伊豆の饅頭屋のココナッツ入り饅頭、水底の友人で長野に住むお菓子屋のシュガーさんが送ってきてくれた紅茶入りマドレーヌ。
食:20時頃、タイグリーンカレー、タイライス、韓国風チャプチェ、大根のゆず風味サラダ胡麻添え。タイカレーは、 グリーンカレーペーストに鶏肉、フクロ茸、タケノコ、ナス、ピーマン、唐辛子、大根、ココナッツミルク入り。カー、レモングラス、 カフェアライムリーフ(こぶみかんの葉)が煮込まれている。あまり辛くなかったのはスープが多かったせいと、唐辛子の量による。 韓国風チャプチェは、人参、大豆もやし、ピーマン、ナス、長葱、春雨、豚挽肉をごま油と砂糖、醤油、すりおろしニンニク、 粗挽き唐辛子で味付けしたもの。1素材ずつを炒め合わせる手間のかかる料理である。チャプチェとは野菜炒めのことであるが、 韓国ではこのように中華風サラダ的なものをチャプチェと呼ぶ。



2月2日(月)晴。
ニュースでは、中学生が警官にナイフで襲いかかって捕まっている。本物の拳銃を撃ってみたかったので、奪うために襲ったという。 漫画の見すぎかい。それで人生棒に降ってどうするんだ。パスポート取って、単身アメリカに乗り込み、マフィアになるとか、暴力団に入るとか、 警官になるとか、自衛官になるとか、拳銃を撃てる職業はいろいろあるだろうに。
食:12時頃、昨日のタイご飯。カレーとチャプチェを食べる。カレーには、メキシコ産のハラペーニョを入れる。辛い! ハラペーニョは、 青唐辛子の品種名。ホールのまま水煮した缶詰になったものを使った。いやあ、やはりタイカレーは辛くなければなりません。
食:17時頃、水底がパンプキンプディングを作った。焼きたてを食べた。甘かった。そのままパンにぬって食べてもおいしいくらいに濃かった。 でも、おいしいよ。
食:21時頃、ご飯、ケジャン、豚キャベツキムチ炒め、うどん。ケジャンは、アメ横通りで水底が買ってきたもの。 ワタリガニの唐辛子ダレ漬け。唐辛子と塩の力で生のワタリガニを食べようというのである。辛くて美味い。豚キャベツキムチ炒めは、 そのままの料理。少々酸味が出てきたキムチを使うのがコツ。酸味が甘みと変わるのである。うどんは、カツオと煮干しと昆布でダシをとり、 みりんと醤油で薄味にしたてたつゆに葱を煮て、さらにかつおぶしをさっと入れたもの。それに北海道小麦の太いうどんを茹でて食べる。 あっさりした関西風でうまい。



2月3日(火)晴。
「軌道通信」を読む。アメリカのSFである。近未来、疫病と気候変動と戦争で崩壊した地球。 小惑星があってそこに数千の子ども達と大人たちがいる。火星のテラフォーミング(地球化)ははじまったばかり。地球にとって重工業と資源は、 火星と小惑星、そして、軌道の小惑星に頼らざるを得ない。多くの人々が何とか生きているだけのようだ。話は、 その軌道上のコロニーに住む少女が地球に向けて自分たちの生活を紹介するという形で進む。恐るべき子ども達、地球とはまったく違う感性、 思考、考え方。その背景には。という難しいことはともかく、思春期少女ものである。そんなに難しくはない。数時間で読み終えるような内容だ。 でも、読んだ後、きっとわくわく、そして、ほっとする。そんなSFです。
食:8時頃、一昨日の鍋を使った雑炊。黒豆。
食:12時頃、セロリと人参、玉ねぎ、干しエビを使ったソースチャーハン。ゴボウサラダ。
食:水底弁当。今日は弁当の日。水底に持たせた弁当は、ご飯、梅干し、ふりかけ、海苔、黒豆が弁当箱の下。ゴボウのゴママヨサラダ、 鶏モツのショウガ醤油煮、カボチャのガーリック炒めが弁当箱の上。別に昨日の豚キャベツキムチ炒め。デザートに甘夏をむいたもの。 口直しにヨーグルト。さらに、水底は、昨夜パンプキンパイを焼いていた、持っていってみんなで食べるのだろう。
食:21時半頃、キムチ鍋。ご飯、黒豆、鶏モツ煮、ゴボウサラダ。キムチ鍋は、キムチ、白菜、豚バラ肉、豆腐、長葱が入っていて、さらに、 キムチ入り肉餃子を茹でて食べるのであった。濃い!!しかも、この食事に先立って、節分の今日、寿司屋の販促活動に負けた水底は、 巻きずしを2本買ってきて、丸のまま恵方を向いて無口に食べると幸せになるという。昨年もやった。ああ。水底は、 そこで喉をつまらせるのであった。



2月4日(水)曇り。
立春というのに、寒い。とても寒い1日だった。こんな日は温かいものを食べて、身体の芯からほかほかするのがよい。さて、実は今、 粘菌を飼っている。モジホコリである。黄色いやつで、由緒正しく国立科学博物館に展示されているものと同じ個体である。 1時間に1センチは動くことができる単一の細胞は、数日でシャーレを這い出しそうになった。水底は、シャーレと寒天を買い求めに出かけ、 自ら培地を作って、増殖させている。増えていく粘菌。ああ。しかし、いずれは、その拡大能力も衰えるはず。でなければ、部屋中に……。
食:13時頃、昨夜のキムチ鍋。ぎょうざをたくさん入れて食べる。ご飯。鶏モツ煮、黒豆、ゴボウサラダ。
食:19時頃、下北沢の「伊万里」でシチューを食べる。女性客ばかりのシチュー屋に水底、元同僚のH嬢、僕の3人で入る。ポテトサラダ、 かりかりベーコンとポーチドエッグのサラダを取り、僕は、ご飯と鶏のクリームシチュー、水底は、牛テールのビーフシチューを食べる。 ご飯が茶碗で出てきたところがすばらしい。しかし、二人ともご飯としては少なかったのであった。



2月5日(木)晴。
寒いぞ。今日も寒いぞ。鼻がたれる。ちょっとした会合に出る。コーヒーをごちそうになった。2時間ぐらいしゃべって帰る。
食:12時頃、食パン、オートミール、自家製マーマレード、バター、ピーナッツクリーム、煎り大豆、パンプキンパイ、ヨーグルト、 オレンジジュース。めずらしい食事である。特に何があった訳ではない。ご飯大好き人間の水底が、パンを買おうと言ったのは数日前。 その際に残っていたパンである。さらに、オートミールは、粘菌のエサ。粘菌のエサを横取りするようになったら人間おしまいよのう。甘くせず、 黒コショウを効かせるのがおいしく食べるコツ。煮えたところで少量の牛乳を入れてさますのだ。自家製マーマレードは、 水底が無農薬というより成りっぱなしの夏みかんをもらったことから生まれた。砂糖と夏みかんだけでできるもんだよ。 透き通ったマーマレードが。
食:20時頃、ご飯、豆腐、豚キムチキャベツ炒め、黒豆の煮物、鶏モツ煮、野菜たっぷり味噌汁。黒豆の煮物は、黒豆、人参、油揚げ入り。 野菜たっぷり味噌汁は、タマネギ、カボチャ、大根、人参、里芋入り、テンペ味噌使用。テンペ味噌…テンペ菌で仕込んだ味噌。 麦味噌のような甘さがある。テンペ菌とは、インドネシアの発酵大豆(納豆)に使用する菌のことで、クモノスカビである。 これで大豆を発酵させ、それを揚げて料理に使うのだ。日本で、このテンペ菌を味噌に使おうという人たちがいて、実際に仕込まれたものを入手。



2月6日(金)晴。
やや、寒いではないか。1日中、まじめにパソコンに向かう。昨日も今日も明日も明後日も。自分に言い聞かせつつ、時々遊びつつ。 顔がむくんでも向かう。うう。
食:12時半頃、昨日の味噌汁でおじや。豚キムチキャベツ炒め、黒豆の煮物、鶏モツ煮、サバのコチュジャン煮 (コドゥンオコチュジャンジョリム)、キムチ。
食:20時半頃、ご飯、鶏肉とジャガ芋のカレー、ガドガド、サバのコチュジャン煮、黒豆の煮物、鶏モツ煮、かぼちゃコロッケ。ガドガドは、 人参とジャガ芋と厚揚げ。



2月7日(土)曇りのち雨。
忙しい…。のに、オリンピックまではじまりやがった。
食:12時半頃、煮干しと鰹節でダシをとり、千切大根を入れて雑炊とする。それに、キムチ、黒豆の煮物、鶏モツ煮、サバコチュ煮、ガドガド、 鶏ジャガカレーなどをトッピングして食べる。
食:17時半~。都内某所で宴会。水底の食友達と。ホルモン焼きのおいしい店に行く。店の場所と名前は秘密。 連れていってくださった方の唯一のお願いごとなのでしかたがない。豚のタマ刺しをはじめ、あまり手に入らないものが食べられる。 骨髄の刺身もあった。内臓肉ばかりを焼いて食べたが実にうまい。僕は、肉の内臓刺身は苦手なので遠慮したが、水底によると、 タマは甘くてくせがなかったという。この店で、ニンニクまみれになる。生ビールを3杯飲む。その後、中休みに焼酎を1杯別の店で飲み、 スリランカ料理の店に入る。ここでは、豆カレー、マトンカレー、マグロカレー、魚のカレーふりかけ、カシューナッツ揚げなどをご飯、ビール、 スリランカパンなどで流し込む。スリランカは、南の料理だけあって、ココナッツミルクが多用されていた。実にうまい。飯をたくさん食べた。 苦しい。ここで、スリランカパンの作り方を見せてもらう。粉を練ってから、油を手に垂らしつつ、びよーんと生地を伸ばす。なんども繰り返し、 ナンのような生地をつくる。それをくるくるっと、巻くように台の上に置き、手でべちゃっとつぶして丸く広げる。すると、 同心円のスジが入った油が織り込まれたような生地になる。これを焼くと、サクサクっとしておいしいのだ。おすすめは、 野菜と魚のカレーらしい。今度また行こうっと。



2月8日(日)曇ったり、雨だったり、晴れたり。
忙しい…のに、オリンピック…ああ。ついつい、テレビを…ああ。
食:14時頃、ご飯、納豆、大根と人参のテンペ味噌汁にごじるの素とショウガを入れたもの。キムチ、カレーの残り、黒豆煮の残り、 サバコチュ煮、チョウシタのサンマ蒲焼き。
食:17時頃、手作りソフトベーコンとタマネギをコショウ、ケチャップ、マヨネーズで味付けしたピザトースト。
食:21時半頃、ご飯、鍋。鍋は、キムチ、大根、人参、鶏肉、白菜、里芋、なめたけ、餅入り。

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02月15日日曜日 1998年2月2週 (はる食日記)

1998年2月2週

半地下人だよん
2月15日、水底 沈新刊発売! 「半地下人の世界」


1998年2月9日(月)晴。
今日もまた、せわしない。食:9時、ご飯、鍋の残り、カレーの残り、サバコチュ。
食:水底弁当は、ご飯、梅干し、ポテトサラダ、オニオンオムレツ、パセリ、キャベツのベーコン炒め、カボチャコロッケカレーソース添え、 カレーフレーク、ヨーグルト手作りマーマレード添え。
食:12時頃、ご飯、ポテトサラダ、キャベツ炒めとオムレツの残り。
食:5時頃、ご飯、かぼちゃコロッケ、キャベツ炒め。
食:22時頃、ご飯、菜っぱと大根の味噌汁、サバの簡単干し塩焼き、ポテトサラダ、キムチ、カレーフレーク。ヨーグルト。



2月10日(火)雪、雨、晴。
朝起きたら、雪が降っていた。あっという間に積もり、そして、あっという間に消えていった。窓を開けたら、隣の梅が咲いていた。 淡雪に咲く白い梅の花。江戸じゃのう。
食:13時頃、鶏おかゆ、にんにく風味。キムチ、菜っぱ。
食:21時半頃、チキンカツ、鶏レバー唐揚げ、鶏唐揚げ、ムラサキイモとジャガ芋の揚げたもの、クルクップ、テンペフライ、 キャベツの千切り。カボチャ、里芋、モヤシ、菜っぱのテンペ味噌汁、キムチ。鶏定食というところ。揚げ物は、一度にやってしまわなければね。



2月11日(水)晴。
日本の女子がはじめて金メダルを取ったということで、テレビは興奮のるつぼ。NHKの放映をほぼすべての局が買い取って、 同じ映像を何度も繰り返し流していた。NHKは結構な金になっただろう。メダルは、モーグルという種目で、なかなかテレビ受けしそうなやつ。 金メダルは、予想外の状況で棚ぼた的に転がってきた。という感じで、みな「予想外」「驚き」「ダークホース」 と結構失礼なことを言っておったぞ。
1日中パソコン2台を酷使する。隣で、水底が1台いじめているので、合計3台。つ、つらい。でも、テレビも見た。
食:12時頃、ご飯、味噌汁、キムチ、昨日のフライの残り、コールスローサラダ。
食:20時頃、鶏の内臓煮込みスパゲッティ。鶏のハツ、肝臓、砂肝をスパイス、タマネギで煮込み、レモン汁で味を整えたもの。水底作。 実に美味い。これに、ポテトと人参のグラッセ、手作りベーコンの野菜スープ。ビールも飲んだ。ヨーグルト、オレンジジュース。
食:12日2時頃、作業が追いつかず、まだパソコンに向かう。そのため、といいわけながら、ハーブティーと柿の種1袋をふたりで。



2月12日(木)晴、曇り、雨、晴。
風邪をひいた。本格的な風邪になってきている。やばい。つまっているのに。1日中、家にいて、様々なことをなんとか片づけようとしている。 片づくかなあ。まあ、数日すれば、一段落。しかし、その後にも…。ええい、2月が終われば!
食:11時頃、昨日のベーコン野菜スープで雑炊。それに、マンゴージュースヨーグルト。
食:19時頃、ご飯、韓国雑煮、もつ煮、葱と砂肝の炒め物、白菜サラダ、サツマイモきんぴら、長芋の茶碗蒸し、キムチ。水底妹、 妹友人との4人。
さて、韓国雑煮は、水底妹友人の希望によるもの。雑煮を集めてホームページを開いている。鶏の骨付きモモでスープをとり、ニンニク、 コショウ、唐辛子、塩、で味を付け、野菜とトック(韓国の薄い白玉ダンゴのようなもの)を入れて煮る。モツ煮は、豚の白モツを、人参、 ゴボウ、こんにゃくとともに、醤油、味噌、もろみ、日本酒で煮たもの。唐辛子と葱を刻んで食べるとうまい。葱と砂肝の炒め物はシンプルに塩、 コショウ、オイスターソース、醤油の炒め物。色よく柔らかく炒めるのがコツ。



2月13日(金)晴。
食:12時頃、昨日のスープでトック雑炊、もやしと菜っぱと葱を入れる。それと、モツ煮、葱炒め、キムチ。
食:20時頃、ご飯、麻婆豆腐、かぼちゃとパスタのヨーグルトサラダ、モツ煮、キムチ。麻婆豆腐は、水底が突然食べたくなったらしい。 豆鼓なども入れ、本格的に作っていた。



2月14日(土)晴れた。
気温24度弱。2月です。東京です。暑いです。梅の花に違和感があります。桜が散った後、新緑が吹きだす季節のようです。でも、 桜はまだ芽を堅くしたままだし、新緑の気配もありません。生き物がびっくりする陽気です。相変わらずばたばたしておりまして、 13日から14日にかけてプリンタを前に徹夜をしておりました。
食:9時半頃、鶏スープ仕立て葱とモヤシとニンニクの中華雑炊、キムチ。
食:13時半頃、近くのそば屋に行く。水底はきつねうどん、僕は小海老そば。小海老そばは、かき揚げを期待していたのだが、なんと、 小さな海老天が6尾ほど。ああ。水底のきつねうどんを笑ったら、なんと、消化のことを考えてだった。うどんは、消化が早く、 頭をすっきりさせるのだ。逆にそば、特に天ぷらそばは、胃もたれの原因。消化が悪いのであった。ああ。その後、さらにごま煎餅などを食べた。
食:20時頃、ハヤシライス、S氏が持ってきてくれた缶詰に水底が、タマネギなどで手を加えたもの。麻婆豆腐、キムチなども。 鶏の中華風スープ(やっと終わった)。さらに、ナスとニラとキャベツの炒め物。



2月15日(日)晴。
水底につきそって、コミティア(同人誌即売会)に行く。実はそれで忙しかったという面もある。朝、寝坊して目が覚めると、なんと雪。 少し積もっている。昨日は、24度近くあったというのに、20度以上の温度差である。身体が狂うよ。今日の梅は、体裁も悪くなく、 雪の中で居心地が良さそうだった。よかった、よかった。
ご飯を食べて出るはずが、時間がなくなり、外食の1日となる。実に久しぶり。外食だけの1日は、 バリに旅行した昨年の10月以来ではなかろうかとも思える。
あまり書きたくないのだが…。
食:11時頃、せんべい、シーフードドッグ(水底)、カボチャドッグ(僕)、ゴボウサンド(ふたり)。ジャスミンティ(持参)。あのね、 ゴボウサンドがすごかったのさね。添加物のすごさは置いておくことにしても、味が…。一口、食べたら、ああ、漂白剤の味がする。 添加物を見ると、アナトー色素と、カロチン色素が…。なぜ? そうか、漂白したゴボウをそのままマヨネーズ&業務用マーガリンに混ぜると、 色の区別が付かないから、さらに着色しているのか…、まずいよ、これは。げろまず。ぐちゃまず。ひいいい。でも食べた。人間なんだって、 食べるのだ。
食:13時頃、さらに昼ご飯を食べる。スパゲティミートソース(水底)、カレーライス(僕)。ひとつ挙げるなら、スパゲティは、 すでに茹でてあるものを、スチーム器に入れて、温めほぐすソフト麺方式であったのだ。
食:18時半頃、水底、水底妹と桜上水の韓国焼肉屋に行く。たくさん待ち人がいて、30分ほど待った。骨付きカルビ、カルビ、ホルモン、 ミノ、軟骨、豚肉などを焼く。レバ刺、ユッケ刺、ビビン冷麺、キムチ、ご飯、マッコリときたもんだ。サンチュ食べ放題で、 本当にたくさんお代わりした。特製タレに漬け込んだ肉が実にうまい。サンチュに巻いて、ニンニクを付けて、野菜と巻いて食べると、 これまたうまい。あっさりするのだよ、焼き肉が。いくらでも食べられる。うまい、うまい。本日最後の外食が、まっとうな外食でよかった。 本も売れたし、よかったよかった。寝る。

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02月23日月曜日 1998年2月3週 (はる食日記)

1998年2月3週

 


 

2月16日(月)晴時々曇。
昨日まで忙しかった水底は1日中寝ていた。ぐっすり寝ていた。本当に寝ていた。たいしたヤツ。
食:12時頃、スパゲッティに一昨日のハヤシソースをかけて食べる。冷やご飯と野菜炒めの残りも。
食:17時頃、せんべい3枚。
食:21時頃、ご飯、鍋、いちごヨーグルト。鍋は、昆布だしに大根、里芋、葱たくさん、椎茸、薩摩揚げ、豆腐を入れた水炊き。僕は、 醤油と酢、ゆずこしょうとかんずりのたれ。水底は、ごまダレとぽん酢。だしがらの鰹節を醤油とマヨネーズで和えたものも食べた。 ご飯のおかずである。きちんとだしをとると、このような副食まで付いてくるのだ。おいしいんだから、捨てるものではない。

いちごヨーグルトドリンク…いちごのへたを落とし、プレーンヨーグルト、 オレンジジュースとともにジューサーへ。酸味が心地よい、お通じのもと。すっぱければ砂糖を加えて。(はる)

 


 

2月17日(火)晴
水底お弁当の日。
食:9時頃、鍋の残りとご飯、キムチ。
食:水底向け弁当のメニューは、煮うなぎ、セロリと大根の洋風きんぴら、レンコンクリームサラダ、ゴボウと人参の含め煮、ミカン、 ヨーグルト。
食:12時頃、うなぎごはん、洋風きんぴら。
食:20時頃、鍋とご飯。鍋は、昨夜の鍋の残り汁に、さらにかつおだしを加え、大根、葱、白菜、鶏肉を加えて煮たもの。 それにゆでうどんを加えて食べた。

セロリと大根のきんぴら…きんぴら用に楊枝切りしたセロリと大根を、 ごま油で炒め、 火が通ったら、塩、黒こしょう、醤油、ナンプラーなどで味付けする。ちなみに、 我が家ではさらに沖縄のチャンプルー粉を使った。 きんぴらほど甘くなくて、ご飯のおかずに向く。味を薄くしてサラダがわりにも。 (はる)

煮うなぎ…うなぎの白焼きを醤油、だし、ショウガ、みりん、 日本酒のたれで煮込んだもの。 つまり、蒲焼きにするかわりに煮るのだ。するとどうなるか、 やわらかい蒲焼きに加えて煮こごりも食べられる一石二鳥の料理なのだ。 田舎料理なのだ。(はる)

 


 

2月18日(水)晴
食:11時頃、雑炊、ビーフン入り。昨日の鍋の残り汁で。ごはんが足りなかったのでビーフンで増量する。同じ米なので相性はよいのだ。
食:17時頃、千葉駅地下のラーメン屋でタンメン、水底はチャンポン。ノーコメント。
食:22時頃、サンプルを試食する。ハムやソーセージ、かまぼこ、佃煮など。いくら添加物が入っていないきちんとしたものでも、 動物性タンパク質ばかり食べると胃がもたれる。

 


 

2月19日(木)晴
キムチを漬ける。今年2度目。今回は、生イカや松の実、ごまなどを入れてみた。さて、生もの入りのキムチがどうなりますか。
食:11時頃、ご飯、わかめと葱とつくねの味噌汁、ままけは、ハツニラ炒め、納豆。
食:20時頃、ご飯、白菜と鶏肉の鍋ピエンロー風。銀河高原ビール。いちごヨーグルト。水底妹、水底妹友人と4人で。

ままけは…山形弁である。「早くご飯を食べて」という意味で 「わらわらままけは」 というように使う。東北にある飯の種で、米麹、唐辛子、白瓜、昆布、醤油、みりん粕、焼酎、 米酢などを使ってつくられている。 辛くて、甘くて、香りがよくてご飯がすすむ、すすむ。 これと味噌汁で十分ですよという保存おかず。海苔の佃煮とか、 わさびの粕漬けとか、日本には多くの飯の種がある。
自家製キムチについては、こちら。

 


 

2月20日(金)雨
今日から3日、水底は、神戸に遊びに行ってしまった。水底が何を食べていたかは秘密。
食:6時頃、ご飯、昨日の鍋にうどんと白菜と葱とかまぼこ追加。
食:12時頃、学芸大学駅の近くの焼きそば屋で焼きそば&牛丼のセットを食べる。
食:22時頃、ご飯、鍋の残り汁、納豆、焼き鳥、フライドチキン、ミートボール(試食)、キャベツとニラの炒め物。

野菜の炒め物…野菜の炒め物はおもしろい。フライパンで炒めるとき、 塩を途中で入れてしまうと野菜から水が出てきてしんなりする。水が出過ぎると煮炒めのようになる。 最後まで炒めてから塩を振るとパリッとする。キャベツや白菜などは、この炒めるときに塩を入れるタイミングで味ががらりと変わる。 僕は、どちらも気に入っていて、その日の気分で使い分けるようにしている。

 


 

2月21日(土)晴
水底不在。1日パソコンと戯れる。そのためろくなものを食べていない。
食:10時、食パン3枚。透明りんごジャム、マーマレード、納豆、ミートボール。
食:16時、外食のかきあげそば。
食:22時、ベーコン、キャベツ、セロリ、にんにく、玉ねぎのチャーハン。ドライカレー、ミートボール、手羽先の醤油煮。

チャーハン…昨日の野菜炒めでも書いたが、 チャーハンは最後の最後まで味付けしてはいけない。 ぱらり、さっくりしたチャーハンを作るコツは3つ。ひとつは、 しっかり焼いたフライパンにきちんと油を回してから具を炒めること。 ふたつめは、ご飯を入れる前に、油を追加して、 よく熱してからご飯を入れ、しばらくは鍋肌に押しつけるようにしておくこと。 これは、フライパンの温度を下げないため。 3つめは、味付けを最後にすること。途中で塩を入れると失敗する。

 


 

2月22日(日)晴
仕事をしていたので、柿の種とヨーグルトとみかんだけだった。夜、水底が帰ってきたので、飯を食う。
ご飯、味噌汁(里芋、人参、レタス)、自家製キムチ第二弾イカ入り、焼売、焼き豚、肉まん、神戸のお弁当。ポテトサラダ。

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02月28日土曜日 1998年2月4週 (はる食日記)

1998年2月4週

 


 

2月23日(月)晴
食:8時半頃、ご飯、かぼちゃコロッケ、ポテトサラダ、キムチ。
食;12時頃、外出し自作お弁当。ご飯、うめぼし、ごりの佃煮、ミートボール、カボチャコロッケ、漬け物、ふりかけ、ドライカレー。
食:20時頃、ご飯、菜っぱともやしのテンペ味噌汁、キムチ、ベーコンじゃが、ポテトサラダ、鶏肉、ドライカレー、漬け物。

 


 

2月24日(火)雨
水底が、週に1度レイアウト作業のために前の事務所に通っている。だから弁当の日。
食:9時、ご飯、モヤシとワカメとチンゲン菜の味噌汁、キムチ、佃煮、ベーコンじゃが。
食:12時、ご飯、インスタントラーメンにモヤシとチンゲンと焼き豚を入れたもの、キムチ、ネギのオムレツ。水底の弁当は、ご飯、梅干し、 ふりかけ、佃煮、大根漬け、焼き豚、ネギのオムレツ、ベーコンじゃが。なんだ、一緒だ。
食;20時頃、ご飯、キムチ、ニンニクの皮付き焼き、ニンニク、唐辛子、焼き豚、ベーコン、玉ねぎの中華炒め。鍋。鍋は、練り物、鶏肉、 白菜、ネギ、こんにゃく、里芋、人参、豆腐入り。

ニンニクの皮付き焼き… 疲れたときや風邪気味のときにおすすめ。ニンニクを皮が付いたままフライパンで煎るように焼くだけ。 ゆっくりしっかり焼き、 アツアツに醤油や塩こしょうでいただく。ニンニクのくさみが感じられず、ほくほくして木の実のよう。 もちろん、 あとでにおいます。気にしないこと。

 


 

2月25日(水)雨
食:12時頃、ご飯、昨日の鍋に白菜を追加して、キムチをたっぷり入れたもの、辛い。キムチ。
食:20時頃、ご飯、自家製ベーコンと白菜と干し椎茸のスープ、カレカレ、キムチ、ままけは、漬け物、サンマの蒲焼き。

カレカレ…フィリピンの料理で、牛肉と野菜(今回は、ナス、タマネギ、菜っぱ) をピーナッツペースト&上新粉のようなもので煮る。その他、ターメリックやパプリカなどを入れ、塩で味付けしたもの。 シンプルで甘くておいしい米食文化のたまもの。

 


 

2月26日(木)曇り
食:12時頃、食パン、ドイツパン、マーマレード、透明りんごジャム、コーンとタマネギとスープ。久しぶりにパンをたっぷり食べる。 ふだん米と麺しか食べないふたりがパンを食べたのは、もらったりつくったりしたジャムが部屋を圧迫しはじめたからだ。まだ、 作らなければならない素材の夏みかんなども部屋にごろごろしているから大変。さあ、パンを食べよう。それにしても、 パンでは腹に力が入らない。
食:21時頃、下北沢の飲み屋にて、ビール、日本酒、たこ酢他。

 


 

2月27日(金)晴
あたたかくなってきた。つい数日前まで、2月が永遠に続くのかと思っていたが、実は、明日で2月は終わることになっている。 洗面台の窓から見える白梅が昨日の雨で散りはじめた。晴天の中で花の白さがまぶしい。春来る。
食:10時頃、ラーメン、ご飯、キムチ。ラーメンは、神戸中華街で購入した焼き豚とモヤシ、セリを入れたもの。インスタントだったが、 麺は寒風乾燥のもので、原料も小麦粉と塩とかんすいのみ。真正直な乾麺であった。インスタントラーメンの加工技術はいろいろあるが、 日本の伝統的な乾麺にも似た手法はとてもいいと思う。価格が一般のフライ麺に比べると倍近くになることと、 ゆで時間が3分ではなく5分以上というところに、普及のネックがあるかもしれない。でも、すばらしいアイディアだ。イチオシです。 某最大手コンビニで地方色ラーメンシリーズとして販売していました。
食:13時頃、名古屋から出てきた友人と秋葉原のめし屋に行く。天丼。水底は自宅でオレンジジュースのみ。 そのめし屋の女将がぐちをこぼしていたが、銀行の貸ししぶりと、食品関係から客足が遠のいていて惨憺たる状況らしい。 築地市場もがらがらだと言う。不況やね。
食:21時頃、ご飯、キムチ汁、砂肝とネギの煮付け、ポテトサラダ、サツマイモと人参のきんぴら、カレカレの残り、キムチ。 キムチ汁以外は水底作。キムチ汁は、里芋、人参、ゴボウ、白菜のコチュジャン味噌汁にキムチ漬けの汁をたっぷり入れた激辛スープ。 砂肝とネギの煮付けは、しょうゆ味で甘辛く煮付けたご飯の友。ポテトサラダにはトマトと人参入り。 きんぴらはサツマイモの甘さと醤油の香りが絶品、煎ったゴマがおいしさを引き立てます。自家製キムチは、 気温が高くなっているのでやや酸味が勝っている。

サツマイモと人参のきんぴら…人参とサツマイモを爪楊枝くらいに切る。 フライパンを熱し、 ごま油を敷いて炒め、最後に砂糖と醤油を入れて、煎り立てのゴマを入れる。簡単、美味。

 


 

2月28日(土)晴のち雨
午後2時より、我が家で飲み会。男性4名が来訪。午後9時まで飲み食いをした。ピエンロー(白菜と豚肉、鶏肉、ビーフンの鍋)、キムチ、 アジのたたき、ポテトサラダ、きんぴら、ネギのアジア炒め、自家製シュークリーム、自家製魔女のチョコレートケーキ、 自家製夏みかんピールのケーキ、ビール、泡盛、お茶、ご飯…。よく食べたよ。

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