イモグラタン

ホワイトソースを作らず、牛乳と生クリームでイモをやわらかく煮て焼く簡単なグラタンです。少し煮くずれたイモがソースに自然なとろみをつけてくれます。
材料:(2〜3人分)

じゃがいも(皮をむいて正味)
400g…
生クリーム…2分の1カップ
牛乳…1.5カップ
エメンタールチーズ…100g
パン粉…2分の1カップ
塩・こしょう・砂糖・ドライパセリ…適宜
(1)じゃがいもは洗って皮をむく。


(2)5〜7mm厚さに切る。


(3)じゃがいもを鍋に入れ、生クリームと牛乳をひたひたに注iいで火にかける。


(4)鍋のサイズによって、「ひたひた」を牛乳で調節する。吹きこぼれやすいので大きめの鍋を使う。


(5)沸いてきたら弱火にして、木べらで底から返しながらイモを煮る。底が焦げ付きやすく、吹きこぼれやすいので注意。


(6)木べらでイモを拾い、指でほくほく柔らかくつぶれるぐらいまで煮る。少し煮くずれて汁にとろみがつくぐらいでよい。


(7)塩・こしょうで味をととのえる。ここでイモの味を見て、甘味が足りないようなら砂糖をひとつまみ加える。


(8)耐熱皿に煮えたイモととろとろになった煮汁を移す。


(9)チーズをシュレッダーで細くおろしてたっぷりのせる。


(10)パン粉をたっぷりふりかけ、こしょうを少しふる。(パン粉は私の好みで多めにしてあります)


(11)200℃のオーブンで15分〜20分、表面においしそうな焦げ目が付くぐらいまで焼く。


(12)焼き上がったらドライパセリをふりかけて、できあがり。熱いうちに召し上がれ。



メモ:
じゃがいもは「キタアカリ」や「インカのめざめ」などの、ほっくりかつ粘りけと甘味のあるものが向いています。(写真はキタアカリ)チーズはエメンタールをおろして使いましたが、グリュイエールやモツァレラなどお好みのものでどうぞ。シュレッドタイプの「溶けるチーズ」でもかまいません。とろけないパルミジャーノをたっぷりでさくさく焼き上げてもおいしいです。生クリームは、100ccのミニパックが使いきりで便利。

このレシピの生い立ち:
槇村さとるの漫画『おいしい関係』中に登場する織田シェフのイモグラタンを再現してみました。 公式サイト「槇村さとるの穴」:http://www.hh.iij4u.or.jp/~fcs/