リトル・タジャン・プロジェクト活動報告
台風から半年、今の状況(その1・速報)


鈴木敦(聞き取り:牧下圭貴)




 2004年12月3日にフィリピン・ルソン島をおそった台風の影響で、リトル・タジャン・プロジェクトの現地側NGOであるCORDEVのバナナプロジェクトが大きな被害を受けました。幸い、高地のリトル・タジャンはほとんど被害がなかったので、CORDEVと連絡を取り、当面CORDEVのプロジェクト復旧を優先してもらっていました。
 このほど、ようやく調整がつき、鈴木敦氏がリトル・タジャンを訪問しました。4月26日に帰国したところで聞き取りをして、簡単な報告をします。
 詳しくは、次号で、鈴木氏よりレポートしていただきます。

 ルソン島は現在、一番の乾期の時期です。リトル・タジャンの山の斜面は水がなく、今は火入れをして次の作付けの準備をしているところです。


 植林・苗づくりプロジェクトの育苗場の苗は元気ですが、管理がきちんとできていないため、育ちすぎた苗もあります。そこで、近くに小屋を作って、大きな苗を移すことにしました。



現在、小屋をみんなでつくっています。


 子牛を育てて増やそうプロジェクトの牛は、みな元気です。

 今回、個人で育苗場をつくり、マンゴーを育てている人の所を訪問しました。木々が生えていると、木陰は涼しく、乾期でも水が土の中から逃げないため、草木も緑に覆われていたとのことで、これがひとつの目標になりそうです。


copyright 1998-2004 nemohamo