つ ・ く ・ っ ・ て ・ た ・ べ ・ よ ・う
水底 沈

扁炉(ピェンロー)
舞台芸術家の妹尾河童氏があちこちで紹介して有名になった白菜鍋です。
シンプルなのに味わい深くて、やみつきになります。
白菜がおいしい時期にしか作ってはいけない、というのが掟なのです。。




材料(5人前)/
白菜…1株
干し椎茸…50g
豚バラ肉…500g
鶏もも肉…500g
ビーフン…1袋
ごま油・粗塩・一味唐辛子…適宜
ごま油は太白ではなく、色の付いた普通のもの。
鍋はできるだけ大きな土鍋がいい。
ビーフンは、新竹米粉が溶けにくくてオススメ。
1
下ごしらえ/
干し椎茸を水にもどしておく。戻し汁はとっておく。
白菜を5cm幅にザク切りし、根っこに近い部分とグリーンの葉の部分を分けておく。
豚肉・鶏肉は食べやすい大きさにぶつ切りにする。
ビーフンは水でもどしておく。
※豚バラ肉は薄切りより、かたまりを買ってカルビぐらいの厚さに切って使った方がおいしい。
2
土鍋に白菜の白い部分を放り込み、水を白菜がひたるほど注ぐ。
この時、干し椎茸の戻し汁も忘れずに使う。
3
鍋を火にかけ、沸騰してきたら、豚肉・鶏肉・戻した椎茸を全部詰め入れ、ごま油をたら〜っと大さじ3杯ほどたらす。
4
しばらく煮てから、残しておいた白菜の青い葉の部分を追加する。
時差を付けて、芯の部分との煮え方をそろえるため。
このまま鍋にふたをして、弱めの中火で40分ほど煮る。
白菜が鍋からあふれそうになるが、ぎゅうぎゅう手で押し込んでふたをする。
この鍋は、普通の白菜鍋と違って、クタクタになるまで煮た方がおいしい。
5
最後に仕上げの感じでビーフンを入れる。
ビーフンは煮すぎないこと。
食べる直前にごま油をもう一度たら〜っと回し入れる。
※ビーフンを入れすぎると、水分 を吸ってたいへんなことになる。
 気を付けよう。
食べ方/
各自の器に塩をつまんで入れ、鍋の煮汁を少し入れて溶かす。これをつけ汁にして、白菜や肉をいただく。お好みで一味を使う。
※材料以外の野菜や肉などを入れないのが、扁炉のイキな食べ方。
※煮汁の残りは、おいしいので飲んでしまいたいところですが、ぐっとがまんして残しておきこう。翌日これで作るおじやは、絶品!

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