2002年9月24日〜30日

水底、シーチキンまで手作りをはじめる

9月24日(火)
晴れ。秋晴れ。銀行に行く、仕事をする。昨日から久しぶりにきちんと仕事をする。このところなまけ気味だったのでたまっていた仕事をひとつずつこなしていく。右から左に砂の山をこしらえていく作業。雑務をおしんでは、いい仕事はできない。世の中の9割は雑務である。しかり。
ラーメンをつくる。鶏スープ、干しあご、昆布、じゃが芋、玉葱、にんにくのスープに醤油と塩とごま油を入れて、ラーメンスープにする。麺を茹でて、焼いた鶏と葱、茹でたキャベツをのせて食べる。夜は、ご飯を炊き、秋刀魚を焼き、冬瓜と白菜とわかめと葱と油揚げの味噌汁、冬瓜のきんぴら風、納豆でご飯をたくさん食べる。
あっちで猫が殺され、こっちで子どもが殺される。腹いせに。鬱屈した社会で鬱屈した精神は弱いものに対して鬱屈した発散を続けている。
アメリカは、世界の制止を振り切ってでもイラク攻撃がしたい。イギリスはついていくつもり。ドイツは、やなこった、と、アメリカに背を向ける。むきになるアメリカ。日本は、黙って意思表示もせずに、ただ、アメリカがすることを傍観するのだろう。アメリカの基地は日本にあるのだから。

購入:卵、秋刀魚、納豆、豆腐、牛乳、チョコレート。

食:14時、ラーメン、ご飯。
食:22時、ご飯、秋刀魚の塩焼き、味噌汁、冬瓜のきんぴら風、納豆。



9月25日(水)
晴れのち曇り。プールに行く。仕事をする。本を読む。水底が、蓮根ときゅうりとマカロニのゆで卵入りサラダをこしらえ、冷凍してあったレンズ豆のポタージュを解凍し、ご飯を温める。冬瓜のきんぴら風とともに食べる。夜は、いりこでだしをとり、冷凍うどんを茹で、葱とわかめと生姜のうどんにする。冷や奴もついでに食べる。

食:15時、ご飯、レンズ豆のポタージュ、マカロニサラダ、冬瓜のきんぴら風、など。
食:22時、うどん、冷や奴。



9月26日(木)
曇り。肌寒い。朝から電車で新橋の事務所へ。午後帰宅。プールに行く。仕事をする。買い物にも出る、宅配も届く。これから11月のはじめ頃まで忙しくなる。すでにスケジュールは真っ黒。9月とは大違いである。いつものように、立ち食いそばを食べ、昼は、一昨日オープンしたサンドイッチ屋に行く。日本マクドナルドとイギリスのプレタマンジュが合弁で出店した1号店が日比谷にできた。午後も2時を過ぎてから行くと、視察、見学のさらりまんさん達であふれている。領収書を下さいとレジに言う人が多い。棚にはすでに3種類ぐらいしかサンドイッチはなく、店内は混乱している。しかたなく、残っていたスモークサーモンのサンドイッチと、モッツァレラチーズとハーブと松の実のサンドイッチを買って食べる。パンは全粒粉系。バターがおいしくない。いや、まずい。スモークサーモンは、いかにも冷凍をあわてて解凍しましたという味だし、松の実の味に支えられているサンドイッチというのも情けない。水底へのおみやげ分もすでに買ってしまった。まあ、初物だからよしとしてもらうが、本当に、イギリスでもこの味なのか? 私がイギリスで食べたサンドイッチは、これよりはるかにおいしかったぞ。別のチェーンだが。無添加を誇る前に、もう少しまっとうな素材を使う気はないか。これならば、パレスホテルに付帯してるサンドイッチ屋の方がはるかにおいしい。まだまだ、日本の食材文化は遅れている。資本主義的には高度なのかも知れないが。
夜は、水底がご飯を炊く。じゃが芋とわかめと玉葱と豆腐の味噌汁、モロヘイヤのとろろ、納豆、皮付き豚バラ肉を醤油とみりんで甘辛く長く煮付けたものに冬瓜と昆布を茹で合わせた煮物、冷や奴、辛子明太子、漬物などでまっとうなご飯をいただき、人心地つく。

おみやげに購入:サンドイッチ
購入:飲むヨーグルト、牛乳、野菜天ぷら(つけ揚げ)、竹輪、焼きそば麺、さごしの半身、葱、小松菜。


食:10時、立ち食いそば。
食:14時、サンドイッチ、マンゴージュース。
食:22時、ご飯、味噌汁、納豆、モロヘイヤトロロ、豚バラと冬瓜の煮物、冷や奴、辛子明太子、漬物。


9月27日(金)
雨。冷たい雨が昼前から降り始め、少しずつ雨足が強くなる。先日の雨漏りの原因をたしかめるため、仕事部屋の洋室の一角に、戸袋をつくることとなった。不動産屋さんの手配で、なじみの大工さんが来る。時々手伝いながら、様子を眺める。天井の戸袋は、どこにも行けないが、どこかにつながるドアというのは、どこにあっても不思議な気持ちになるし、楽しいものである。
スイスに続き、東ティモールが国連加盟国になる。191国目。
日本政府は、銀行への公的資金注入について、国内、海外の圧力を受ける形で行う方針に改めたようである。これまで、柳沢金融相は、危ない銀行などない、と豪語していたが、誰も信用していなかったのである。それにしても、国債への個人資金誘導政策、株式の新課税方式による個人資金の把握と株離れの誘導、日銀の金融機関保有株買い取り、そして、政府の銀行への公的資金注入と、まるで時代を逆行したような、国家管理資本主義体制を目指しているかのごとき政策が続いている。しかし、その実態は、どうなのだろう。国家管理の資本主義を目指している利益集団がいるのだろうか。誰が、何を望んでいるのか。いや、何が、何を望んでいるのか。日々は、変わらないように過ぎながらも、嫌な感じが空気の中によどみ、積もっている。この一歩と次の一歩は、同じようでいて、同じではない。
朝、食パンにマヨネーズを塗って焼き、食べる。昼、水底が外出し、その間に味噌汁で煮たご飯を食べる。水底が帰宅したので、沖縄そばをゆで、豚バラ肉、葱、竹輪を乗せて食べる。夜はご飯を炊き、いりこだし、さつま芋、油揚げと葱の味噌汁をつくる。水底が仕込んでおいたさごしのみりん干しを焼く。レタスときゅうりと竹輪をにんにくと辛子明太子で炒める。納豆も食べる。このところ、ご飯は3分付きである。玄米ではない。軽く表面のぬかを取ったぐらいで、精米したてをといで炊く。少しだけぬかが出るので、プランターに入れたり、なにかと使う。

食:8時半、トースト。
食:12時、味噌汁ご飯。
食:14時、沖縄そば、ご飯。
食:22時、ご飯、味噌汁、納豆、レタスの辛子明太子炒め、豚バラ肉と冬瓜の煮物、さごしのみりん干し、漬物。



9月28日(土)
雨のち曇り。午前中は寒かったが、徐々に気温は回復する。明け方起きて仕事をする。大学の同期で福岡にいる男が東京に出張していたのでみんなで会うことにする。いつものN1とN2、春に会ったY、それに、福岡のNである。Nばかりだが、名簿順で近い連中なのでいたしかたない。酒を飲み、20年ほどの時間の経過を確かめ、帰る。
朝、焼きめしをつくる。にんにく、玉葱、ピーマン、竹輪、味付けは醤油。おいしくできる。夜は飲み会で、帰宅後、油揚げ麺のインスタントうどんとご飯を食べ、梨を食べ、ケーキを食べ、本を読み、寝る。

食:10時、焼きめし。
食:18時、ビール、日本酒、たこ焼き、牛すじ、揚げ豆腐、竹輪など。
食:25時、インスタントうどん、ご飯など。



9月29日(日)
晴れ。おとなしく1日を過ごす。昼にうどんを食う。熱々のに醤油をぶっかけたもの。夜は、ご飯を炊き、さごしのみりん干し、油揚げと里芋、さつま芋、小松菜、豆腐の味噌汁、冷や奴、水底が手作りしたまぐろのだし油漬け、いわゆるシーチキンなどを食う。
アルバニアでは、首都近くのダムで酔った警備員が、職員に酒を飲ませろと要求し、断られたことに腹を立てて、職員をおぼれさせようと水門を開いてしまった。大雨で増水し、場所によっては水害も起こっていたところだったため、首都ティアラでは洪水となり、数千件は停電となってしまった。酒に飲まれた上のテロ並みと言える犯行である。簡単にこういうことが起きてしまうのが人間の恐ろしいところである。
ダスキンのミスタードーナツは、無許可添加物使用事件で社長の引責辞任が決まった矢先、9月より発売している中国産の餃子に小石が入っており、数件のクレームとなって、発売を中止。しかし、小石が入っていたことの事実を公表していなかった。社長が替わったぐらいで、食材に対する思い入れのなさ、対応の悪さが変わるわけではない。

購入:冷凍うどん、葱、人参、キムチ、ポテトチップス、チョコレート。

食:12時、うどん。
食:22時、ご飯、味噌汁、さごしみりん干し、冷や奴、シーチキン、漬物、キムチ。



9月30日(月)
雨。午後、飯田橋で会議。朝、ご飯と味噌汁を食べて外出。夕方、喫茶店で打ち合せしながらケーキを食べる。夜、カレーをこしらえる。豚バラ肉、玉葱、人参、じゃが芋、生姜、にんにく、スパイス、市販のルー、と、ごくごく普通のカレー。でも、豚バラ肉をじっくりと揚げ焼きし、玉葱をていねいに炒め、スパイスや薬味の香りをしっかりと油に移してやると、とてもとてもおいしいポークカレーができるのだ。

食:10時、ご飯、味噌汁、キムチ。
食:18時、ケーキ、コーヒー(外食)
食:22時、カレーライス、漬物。


豚の角煮はおいしい 大根を炒めると、こりゃうまい
焼きめしは、たくさん食べる さごし

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