2002年9月9日〜15日

実家の庭の自然発生冬瓜 栗ごはん…ふふふ

9月9日(月)
雨。大雨になる。雨漏りする。パソコンの上、天井に直付けとなっている蛍光灯の隙間から水が落ちてくる。だらだらと流れてくる。まるでそこが排水溝であるかのように雨が降っている。原因は追及できたが、問題は対策である。
昼、うどんをゆで、いりこだしに薄口醤油、わかめ、野菜天ぷら、葱で温かいうどんを食べる。
夜、栗をむき、玄米を軽く精米して、五穀と合わせて炊き込む。水底が小松菜のおひたし、がんもどきとじゃが芋の煮物をこしらえ、また、なすのごまだれ和えを昨夜しこんでいたので、それとともに食べる。汁は、おぼろ昆布と葱と醤油で簡単なものとする。栗ご飯はおいしい。

購入:葱、豆腐、納豆、ねりもの。

食:13時、うどん。
食:22時、栗五穀ご飯、小松菜のおひたし、がんもどきとじゃが芋の煮物、なすのごまだれ、冷や奴、おぼろ昆布汁。



9月10日(火)
曇り。晴れない。種子島から宇宙開発事業団のH2Aの3号機が打ち上げられる。無事に衛星を軌道に乗せる。打ち合わせにS氏来る。焼きそばをこしらえることにした。ピーマン、キャベツ、もやし、豚肉、焼きそばでシンプルな焼きそばにする。仕上げには揚げ玉と青のりとかつおぶしをふる。ビールを飲みながら話に花を咲かせる。夜は、残りご飯とインスタントの油揚げ麺うどんにキャベツともやしを入れて煮込んで食べる。
実家から冬瓜となすと栗が届く。冬瓜は、実家の庭に忽然となったものという。6つの大きな冬瓜が生えた。昨年、隼人瓜を栽培していたが、冬瓜は栽培していない。小さな庭である。冬瓜は大きいもので10kgを超え、我が家には7.5kgのものが届いた。どうしよう。鶏のだしと塩こしょうだけで煮て食べるのが一番おいしいのだが。プールに行く。

届きもの:なす、冬瓜、栗。
購入:ビール、ピーマン、キャベツ、もやし、焼きそば麺。


食:15時、焼きそば、がんもどきとじゃが芋の煮物、いかの一夜干し、ビール。
食:23時、インスタントうどん、栗五穀ごはん



9月11日(水)
晴れ。洗濯の日。プールに行く。仕事をする。本を読む。日々すぎていく。国連総会でスイスが190番目の加盟国となる。永世中立国としてのスイスが、そのありようを少しずつ変えている。世界は少しずつ変わっている。テレビもラジオも新聞も昨年のアメリカ同時多発テロのまとめを報じている。幸いなことに我が国のメディアは、アメリカの正義だけでなく、非アメリカの人々の生き方、ありよう、命について触れている。昨年の12月に銃撃戦の末沈没した北朝鮮の工作船が引き揚げられる。今のところは、まだ、不審船であるが。
夜、秋虫がうるさくしている。その頭の芯に入りそうな虫の音が、うるさいながらも愛おしいものである。
うどんをゆで、葱を刻み、しそを刻み、納豆をまぜて食べる。味付けは醤油のみ。単純、かつ、奥深い。
夜は、なすとキャベツとピーマン、シャモのもも肉とむね肉を炒めて甘みそで味付けする。味噌汁は、なすとわかめと葱とつけ揚げ。かつおだし。ご飯は、7分付き。納豆。日々、おいしいご飯をいただけることに感謝。

食:12時、冷やし納豆うどん、栗五穀ご飯。
食:22時、ご飯、味噌汁、夏野菜と鶏の甘みそ炒め、漬け物、納豆。



9月12日(木)
晴れ。洗濯日和。夕方から風がでてきて涼しい。夜中、少し雨。ぶどうが届く。立派な巨峰である。立派すぎておそれおおい。 昼は、水底が雑炊をこしらえる。かつおだしで、人参や菜っぱ、葱の入った身体に優しい味。夜は、野菜が届いたので、鶏がらでだしをとり、玉葱、じゃが芋、かぼちゃ、なす、ズッキーニ、きゅうり、トマトにトマトジュースと塩、こしょうで野菜のポトフをつくる。水底が餅米を用意し、小豆を煮ておいてくれたので、栗をむき、栗赤飯をこしらえる。土鍋は餅米もふっくらと炊けるのでたいへんよろしい。栗が実においしかった。
秋である。
ところで、下の話だが、ここ数日便秘気味であった。それでも、排便はちゃんとしていたのだが、今日になってどうにもこうにもでなくなってしまった。やっと椎間板ヘルニアがおさまりかけ、座骨神経痛が引いたところである。むりにきばりたくはないのだが、どうも肛門のあたりで居座っているものがおり、それが感じられて気分がよろしくない。ウォッシュレットなので、水でなんとかしようとするが、敵もさるもの、うんともすんともいかない。少し神経痛を出したところでいったんあきらめ、一休みしてからヨーグルトや水を飲み、しばらくして、トイレの壁に両手を突っ張って腰を浮かせ、できるだけ腰に負担をかけないようにしてきばる。突然、体内から竜のように暴れるものがでてきて、便器に吸い込まれていった。立派な糞便であった。まいった。

宅配:豆腐、油揚げ、納豆、麦みそ、牛スジ、メークイン、玉葱、生姜、なす、すだち、コーヒー牛乳、さつま芋、葱、レタス、モロヘイヤ、トマト、ししとう、枝豆、里芋、かぼちゃ、梨。

食:13時、雑炊、夏野菜と鶏の甘みそ炒め、漬け物、冷や奴。
食:23時、栗赤飯、ポトフ、漬け物。



9月13日(金)
雨。鶏がらスープに葱の青いところとにんにくを入れて数時間煮込む。昼は、栗赤飯とポトフ、鶏スープとする。夜は、ししとうを茹でて三杯酢であえ、枝豆を茹でる。ご飯を炊く。その上で、ラーメンをこしらえる。鶏スープだけではこくがたらないので、鶏皮を刻んで中華鍋に弱火で10分以上かける。最初は脂がでてきて、やがて、鶏皮がかりかりと揚がる。この脂ににんにくを入れて香り付けにする。麺を茹で、スープと塩、鶏脂、ラー油、ゆで卵、きくらげ、葱、海苔、ごま、鶏皮揚げを乗せて、鶏ラーメンのできあがりである。手間はかかるがそれだけのものはある。

食:13時、栗赤飯、ポトフ、鶏スープ、納豆、漬け物。
食:22時、鶏ラーメン、枝豆、ししとう、ご飯、鶏皮揚げ。


9月14日(土)
曇り。鶏スープに昆布を入れ、ご飯を煮る。そこに葱をたっぷり入れて、雑炊で食べる。鶏皮揚げものせる。これまた美味。夕方より恵比寿にて友人の結婚相手お披露目会。大学の同級生で、私も入れて3人が迎える。そば屋にてつまみと焼酎を飲みながらたわいない会話。もうみな30代後半である。当たり前だが。友人の結婚相手は33歳。それでも、友人より5つ、私より4つ若い。年月は確実に過ぎる。最後にでたそばを食べ過ぎて帰宅後気持ち悪くなる。久しぶりに焼酎を飲み過ぎたせいもある。どうも、大学同級生と飲むと、限界を超えてしまう。悪い癖である。途中、ひとりが明日からの中国出張のために成田へと向かう。ひとりは、課長になった。みな、日々、生きているのである。

食:12時、鶏雑炊。
食:17時、馬刺、田楽、野沢菜漬け、そば、ビール、焼酎など。



9月15日(日)
曇り。夜になると秋を深く感じる。玄関前には甲虫が何匹も足を縮めて死んでいる。秋は、死の季節でもある。朝から、昨日なくなったIさんの葬儀案内を関係者に出すため、電話をかけ、FAXと電子メールを流し続ける。Iさんは、2月にがんの手術をして、3月には退院、その後リハビリをしていたが、8月には中国と北朝鮮に行って農業指導をするのだと語っていた。実際8月20日から中国に行き、北朝鮮には入れなかったようだが、その目標のひとつは実現している。本人には知らされていなかったが、家族には余命1年と伝えられていたという。Iさんは、死ぬまで農民の自立について黙々と考え、行動し、そして、戦ってきた。手に負えないシステムというものに、個人のありようをもって切り込み続けてきた。死は、その戦いを終わらせることにはならない。
川辺川ダム建設問題で、ダムを造っても、その目的となっている80年に1度の大雨による洪水は防げず、かつ、被害を広げかねないことが、建設を計画推進している側の調査で分かっていた。その情報を反対側が入手し、公開した。
情報の公開が徐々に広がっている。そのために、今まで明らかになっていなかった様々なシステムの罠が少しずつそのシステムの中に生きている私たちに見えてきた。だから、様々な食品の安全不安や、原発の問題隠蔽などの新事実を不安になることはない。これは、いい機会なのである。
水底外出。昨日の今日で体調がすぐれない。夕方、レトルトのカレーを食べて済ます。水底帰宅後、缶詰のとうもろこしと、レタス、それに、冷凍してあった豚まんをふかして食べて本日の食事とする。

食:16時、レトルトカレーとご飯、ヨーグルト。
食:23時、缶詰のとうもろこし、レタスサラダ、豚まん。


秋もないうどん 同じようで奥がふかい
煮物がおいしい季節にも うどんと納豆は食べ続ける
まだまだ暑いから葛切り 暑さには、ポトフ
鶏皮を揚げる 鶏スープでラーメン
鶏スープで中華がゆ 美しきかな。美味。

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