1999年10月1週

ガネアゲ(水俣シリーズその1) キノコ汁(水俣シリーズその2)

10月1日(金) 曇り
曇天。肌寒い。水底が風邪をひく。秋の恒例行事。本日より、FAXを別の電話番号にする。合わせて、パソコンを1台、FAX&プリントサーバーにする。スキャナも買い換え、ずいぶんとコンパクトになった。
先日水底が煮ていた沖縄豚料理のラフテーのゆで汁を使ってラーメンをこしらえる。煮干し、ショウガ、ニンニクを入れ、キャベツをこれでもかと入れ、残っていたラフテーを入れて煮る。うまい。
夜は、久しぶりに全部私がつくる。このところ、水底に頼っていたのである。作ったのは、野菜の煮物。干し椎茸と煮干しと鶏肉のだしに大根、ジャガイモ、サツマイモ、カボチャ、人参、鶏肉を入れて、醤油、日本酒で煮る。長く煮たわけではないので、あっさりしておいしい。秋の入り口の煮物である。味噌汁は、ごじるの素、油揚げ、豆腐の大豆づくしにサツマイモを少々入れてどろどろにしたもの。身体が温まる。これに、ご飯を炊き、水底が先日のサンマでこしらえていた味醂干しを焼く。

食:13時、ラーメン、ご飯、キムチ。
食:22時、粟入りご飯、野菜の煮物、味噌汁、サンマの味醂干し、キムチ、鶏皮煮。


10月2日(土) 快晴
昼過ぎまで寝る。起きて、ベランダに出たら快晴であった。あわてて洗濯をする。我が家は保安林の崖の上にあるのだが、下から栗の木が生えていて、高いところに栗の実が少々なっている。時々、風でいがぐりが落ちてくる。小さな栗だ。茹でて食べてみようと思うが、3個、5個ぐらいしかたまらないので、様子見である。
水底がつくったきのこ汁は、これも九州味。鶏だしに、しめじと生しいたけが入る。それに豆腐と油揚げも。撮影用だが、たっぷりできたのでたっぷり食べる。

購入:カップラーメン。

食:13時、ご飯、野菜の煮物の残り、味噌汁の残り、キムチ、鶏皮煮。
食:21時、大根挽き割りトウキビごはん、キノコ汁、ワカメの味噌和え、温野菜(キャベツ、ジャガイモ、サツマイモ、人参)とマカロニ、キムチ、海苔の佃煮、鶏皮煮。


10月3日(日) 晴のち曇り
集会があり、飯田橋へ。日本には、あまり使われていない公共箱物施設がたくさんある。少し分けて欲しい、というか、税金を返して欲しい。
昨夜から風が強く、洗濯物が飛ぶ。午後曇り、風が肌寒い。秋らしい。10月である、こちらが普通だ。
昨日のキノコ汁を使い、玉ねぎ、人参、ジャガイモ、サツマイモ、豚肉を加え、味噌を入れて豚汁にする。身体を温めようという魂胆。サツマイモとカボチャを素揚げにして食べる。根菜をたっぷり食べようという魂胆。

購入:牛乳、焼きそば麺、柿の種。

食:11時、ご飯、冷たい温野菜、きのこ汁の残り。
食:21時、粟入りご飯、豚汁、サツマイモとカボチャの素揚げ、海苔の佃煮、鶏皮煮。


10月4日(月) 晴ときどき曇り
涼しい。ようやく平年並みの気温になった。秋の空が高くなるのは嬉しいが、その空を戦闘機がつっきっていくのはいただけない。戦闘機の音が聞こえるたびに、その音におびえてしまう。でも、まだ戦闘機は見えるが、先日のウラン濃縮施設での臨界事故のように、中性子が出て、放射性物質が大量に生成され、そして、人々は見えないものにおびえなければならなくなるのもいただけない。見えない恐怖はいくらもあって、人間がつくりだす合成の有機・無機化学物質や、意図したり、意図せずに生み出された遺伝子操作生物や、抗生物質耐性菌、病原性大腸菌など、あきれんばかりである。そういうあやうい世界に、私たちは数を指数的に増やしつつ存在している。
昼は、キャベツと豚肉を炒めて、焼きそばをつくる。ついでに目玉焼きを乗せたりする。
夜は、大麦入りご飯を炊き、野菜スープと野菜の炒め煮をつくる。野菜スープは、豚肉少々、干し椎茸と戻し汁、白菜、人参を塩、コショウだけで煮込み、春雨を加えたもの。炒め煮は、菜っぱと油揚げを炒めて、醤油と日本酒で味付け、少し水を加えて煮たものである。それに、主に明日用のカレーをつくる。豚肉、玉ねぎ、人参、ショウガ、ニンニクである。私の隠し味は、人に教わったのだが「煮干し」である。煮干しを入れて煮込むと、カレーがうまくなる。一度やってみるとよい。

食:14時、ご飯、豚汁、焼きそば。
食:22時、大麦入りご飯、野菜スープ、野菜の炒め煮、カレー、ジャガイモ、納豆、鶏皮煮。


10月5日(火) 晴ときどき曇り
水底とふたりで打ち合わせのため外出。雨が降るとの天気予報だったが、結局降らなかった。最近、天気予報がよくはずれる。夜、打ち合わせメンバーで居酒屋に行き、飲食。両脇のテーブルからタバコで燻される。帰宅後すぐに風呂に入る。タバコの匂いがなかなか流れない。往生する。居酒屋の鶏皮をカリカリに揚げたものはおいしかった。

食:12時、カレーライス、ジャガイモ、目玉焼き。
食:21時、居酒屋飲食(外食)


10月6日(水) 晴ときどき曇り
午後、会議のため外出。起きて、カレーライスとインスタントラーメン、それに、先日購入したキムチを食べる。夜、水底が、九州でだしとして使う、大ぶりの干しエビ「焼きエビ」と干し椎茸でだしをとり、醤油、みりん、日本酒でそうめんつゆをつくる。熊本県・水俣のサツマイモ料理ガネアゲをつくる。サツマイモを1センチ角ぐらいの棒状に切り、小麦粉、塩、砂糖、卵の衣と混ぜ、片手一掴みのサツマイモ棒を縦方向にしてぎゅっと握って揚げる。真ん中がふっくらして、前後のはみだしたサツマイモ棒がカリカリする揚げ物である。これを横に置いて、左右のはみ出した部分やカリカリ感、真ん中のふくらみやしっとり感をもって、カニにみたて、ガネアゲという。ガネとは、水俣の川にいる大きな川ガニのことである。モクズガニの別名。

食:11時半、カレーライス、インスタントラーメン、キムチ、野菜の炒め煮の残り。
食:22時、ご飯、キムチ、そうめん、ガネアゲ。


10月7日(木) 晴
雨が降るとか朝から曇りとか天気予報は告げていたが、晴れた。
昼は、私がつくる。ご飯を炊き、昨日のそうめんつゆでカボチャとジャガイモを煮る。煮干し、ごじるの素、油揚げ、白菜、葱の味噌汁を作り、納豆を混ぜる。
夜は、水底がつくる。ご飯を炊き、アジの干物を焼き、だご汁をつくる。だご汁には、里芋、大根、人参、ジャガイモ、サツマイモ、だごが入る。麦味噌である。それに、ほうれん草のゴマよごしがつく。
静岡から無農薬茶を購入。100g入りが20個で2kg。北海道から無農薬カボチャ到着。ジャガイモ入りで計10kg。カボチャは、2種類巨大なやつ。こちらの農家は、結婚してしばらくしてから会社を辞め、埼玉で研修を受けてから北海道に入植した人たち。楽しそうである。はじめての収穫販売物らしいが、北海道という運賃が問題かなあ。お祝いに購入。頑張ってね。

宅配:枝豆、セロリ、ほうれん草、シソ、長ネギ、大根、パプリカ、梨、リンゴ、里芋、玉ねぎ、なす、白菜、鶏もも、豆腐、納豆、油揚げ、卵。

購入物(宅配):茶2kg、カボチャとジャガイモ。


食:14時、ご飯、味噌汁、カボチャとジャガイモの煮物、ガネアゲ、納豆、キムチ。
食:22時、ご飯、だご汁、アジの干物、ほうれん草のゴマよごし、カボチャとジャガイモの煮物、ガネアゲ、キムチ、海苔の佃煮、枝豆。



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